概要
任天堂の人気ゲームシリーズであるスーパーマリオと、KADOKAWAの人気コンテンツである「ラブライブ!」とのコラボネタ。
元々お互いの作品の性質上(メインキャラには男性キャラが多い古参シリーズ、モブも含め女性キャラが圧倒的に多い新規コンテンツ)ネタにされるのは少ない。
作品名での相似点
「ラブライブ!サンシャイン!!」を皮切りにちょっとずつだがコラボネタが増えていくようになっている。マリオ側には「スーパーマリオサンシャイン」という、海に接した舞台が主なステージになっているゲーム作品が存在していた。
奇しくもこのマリオサンシャインには、「ニコ」というキャラクターが登場する予定だったことが没テキストより明らかにされている。没テキストについて
また、「ラブライブ!スーパースター!!」には「ギャラクシー!」が口癖のキャラクターが登場するため、マリオとかぶるネタ要素が新たに登場している。
他にもマリオパーティスーパースターズ等の名前が繋がる。
キャラでの相似点
主要人物の一人でありマリオと語感が似ている小原鞠莉はイタリア系アメリカ人の父がいる設定を持っている。
(マリオとルイージはイタリア系アメリカ人である設定)
また、小原鞠莉役の声優、鈴木愛奈が2017年のファンミーティングで「小原マリオ」を名乗ったり、2020年のFNS歌謡祭ではAqoursのUSJからのロケとなった際にマリオの帽子をかぶったりと名前ネタを意識しているような箇所が見られた。
ゲーム面での相似点
2019年9月25~26日には1日違いで両ブランドのスマホゲームマリオカートツアーとスクスタが登場している。なお、この時期は年末商戦の準備期間としてゲームがリリースされる傾向にあるため、ゲーム会社として妥当な選択を行った結果偶然1日違いとなったとも考察される。
舞台の相似点
ラブライブは基本的に現実世界に準拠した地理設定だが、マリオの世界では基本的に架空の世界が描かれる。
しかし、2008年よりマリオ&ソニックシリーズによりオリンピックのタイアップゲームが発売されるようになり、2019年リリースのマリオカートツアーで現実世界の各都市がモチーフのコースが出るようになるなど、現実世界を準拠した世界でマリオが活躍する機会も増えた。
そのマリオカートツアーで、リリースされて最初に登場した現実都市は「ニューヨーク」、奇しくも劇場版ラブライブ!の舞台と同じであった。その次に登場したコースも東京、AKIBAの文字に、パレットタウンの観覧車とビッグサイト、レインボーブリッジと2019年当時存在し、東京が舞台だったμ'sと虹が咲学園スクールアイドル同好会の聖地が含まれていた。
現状
しかし、依然として作品数は少なめの傾向('22年1月12日現在イラスト・漫画のみ30作品)にある。これは上述の男女比以外にもラブライブ!シリーズと任天堂の公式の接点が少ないことが理由ともいえる。
寝そべりの発売元
関連商品の寝そべりぬいぐるみの発売元はセガ。任天堂にとってかつてライバルだった企業である。星空凛、国木田花丸、天王寺璃奈がイメージガールに選ばれた上にマリオに対抗すべくして生まれたソニックのぬいぐるみを抱える公式イラストや寝そべりぬいぐるみが登場している。
余談だが寝そべりを売るセガはマリオのそっくりさんを世に送り出したこともあった。
プレステ陣営だったμ's
また。ラブライブのコンシューマーゲームであるスクパラ、スクフェスACの家庭版、声の出演がμ'sメンバー名義の神様と運命革命のパラドクスの3作品はいずれもSONY社から発売されるプレイステーションシリーズでの発売となっている。このことからμ's時代は任天堂との縁が浅かった。
関係が出てくる第2世代以降
Aqoursは上述のFNS音楽祭の件により一応の関係が浮上。プレステ陣営というイメージの打破に一役買ったはずだが、AqoursがスクフェスACに登場しているため、PS4版でも登場している。
マリオカートについて
虹が咲学園はスクスタ発売前の宣伝動画にてキャスト4人がマリオカート8で対戦する動画が存在する。
また、アニメ版第2期第4話にてアーケード版マリオカートらしき筐体で遊ぶシーンが描写された。
さらに、リエラのうたでも第2期4話の「エンドレスサーキット」にて可可とすみれがゴーカートに乗っているシーンが存在、これを見てマリオカートを連想した視聴者も少なくはなかった。
そして…?
ラブライブ!スーパースター!!の第2期7話、UR_葉月恋には多数種類のゲーム機が送られてくるシーンがあり、実在する機種をモデルにしているため、任天堂のゲーム機らしきものもいくつか見られた。遊んでいるゲームソフトのモデルが不明ではあるものの、初期よりは任天堂との距離は遠くなくなったと考えられる。
ついに!
2023年6月26日、「幻日のヨハネ」の横スクロールアクションゲームが発売され、マルチプラットフォームながら、ラブライブ!シリーズ史上初となる任天堂ハードでの発売が決定した。