概要
ミラルビとは、メディアミックス作品「ウマ娘プリティーダービー」シリーズの登場キャラクター、ケイエスミラクルとダイイチルビーのカップリングタグである。
この二人は寮の同室で、ミラクルはルビーが塩対応せずにきちんと会話できる数少ない相手である。
ウマ娘では、ルビーはアニメSeason2やメジロパーマーの育成シナリオでは名前は伏せられつつも「お嬢様」、「お嬢」と呼ばれるなど長らくその存在が示唆されていたが、ついに2022年8月21日の「ぱかライブTV」で、ミラクルとともにウマ娘化が発表された。
アプリ版
アプリ版では2022年8月24日の「1.5th Anniversary」のエクストラストーリー3話「瞬き、始まる」にてルビーとミラクルが初登場している。その話では、ルビーはダイタクヘリオスに声をかけられるがつれない態度でヘリオスに塩対応と嘆かれる。しかし、海辺でトレーニングしていたミラクルには自分から声をかけにいく様子が描かれており、ミラクルにルビーが褒めてくれるなら自信になると言われた時には、少し驚きながらも照れているような珍しいルビーの姿が拝められる。また、ルビーが自分の一族の玉条を語り、「責務を果たさなければ」と言った時には、ミラクルも、「責務とは少し違うけれど、おれを救ってくれたみんなに恩返しするために勝ちたい」とこぼしていた。その後、その会話を聞いていたヘリオスに「ミラクルもお嬢もヤバくね!?もうちょいさ、こうさ、楽しんでいこーぜぇー!?」と二人とも突っ込まれた。
また、2022年9月20日に実装されたルビーのSSRサポートカード[嗚呼華麗ナル一族]ダイイチルビーのサポートカードイベント「その優しさは誰のため」や、通常イベント「華麗なる憂い?」ではルビーはミラクルに対して激甘だということが窺える内容になっていた。他にも、ヤマニンゼファーの育成イベントなどでもミラクルがルビーと一緒にルビーのハンカチを探す、などといったイベントがあり、ミラクル側もルビーに少し甘いところがあることが分かる。
史実
↑(右ダイイチルビー左に小さく写っているのはダイタクヘリオス
ダイイチルビーとケイエスミラクルは短距離マイル戦で活躍したライバルで、3回対戦している。
ダイイチルビーは90世代の良血の牝馬。対するケイエスミラクルはルビーの一世代下で3度のレコード勝ちをした91世代の牡馬。
史実で対戦したレース
短命だったケイエスミラクル
ケイエスミラクルはマイルチャンピオンシップの好走を受け、休養の予定を急遽変更。当時12月開催のスプリンターズステークスに出走することになり、1番人気に推された。しかし、主戦の南井克巳騎手に同日の阪神競馬場で開催される阪神牝馬特別の騎乗予定があったため、テン乗り(臨時で初めて騎乗すること)の岡部幸雄騎手を鞍上に迎えることになる。その後のレース中、最終コーナーから直線に入ったところで左第一趾骨粉砕骨折を発症し競走中止。そのすぐ後ろにいたルビーはこれを躱して一気に先頭に立って優勝。ケイエスミラクルは予後不良で安楽死の措置が取られた。
ダイイチルビーの引退
1992年、6歳(現5歳)になったルビーは競走意欲を失ってしまった。そのため、マイラーズカップは6着、前年勝利した京王杯スプリングカップは5着、そして連覇の懸かった安田記念はヤマニンゼファーの15着に大敗し、そのまま引退を表した。
ルビーの引退後
ダイイチルビーは引退後馬主の辻本春雄氏がルビーのために設立した「ダイイチ牧場」と「ノーザンファーム」で繁殖牝馬入りする。その後、ルビーは2007年4月26日、父のトウショウボーイと同じく蹄葉炎のため20歳(旧21歳)で永眠した。
ルビーのネット上のネタ
余談だが、ネット掲示板のスレッドやそれをまとめたYouTube上の動画では、何かある度に「○○する私」「××する庶民」などといった感じの冷めた実況を行い、ヘリオスに対しては超塩対応で(極稀にデレるが)、ミラクルに対してはとても甘くよくデレるというキャラ付けがなされたシュールなルビーがネタとして人気を博している。
→詳しくは、ダイイチルビー(ウマ娘)にて