概要
この番組の出演者の滑舌が悪い事がネットで話題になり、同番組に出てきた空耳的なセリフが「オンドゥル語」と呼ばれている。
第6話でセンチピードアンデッドの一件で仮面ライダーカリスの正体が相川始と思った剣崎一真は始を問い詰めるが彼が知らないと惚け続けた為、仮面ライダーに変身して剣崎達と対立していることを栗原天音に話すと言った際に「そんな事言ってみろ…俺は貴様をぶっ殺す!」と返したのだが、この台詞が「ウルワクサマヲムッコロス」「オレァクサムヲムッコロス!!」等と聞こえた為にオンドゥル語と認定された。
台詞を喋っていた時の目を見開いた面白い顔とオンドゥル語の相乗効果でしばしばネタにされる。
相川始というキャラクターにもドラゴンボールのピッコロよろしく「ムッコロ」という愛称がファンの間で定着する始末。
なお、始役の森本もこのネタを認知しており、後述のように自らネタにしたこともあるなど、割と好意的に受け止めている様子。
真実
ラジオ『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』第91回に『仮面ライダー剣』のメインキャストの四人が出演した際、森本亮治は当時の現場で「子供番組なので“ぶっ殺す”とハッキリ言うのはダメだから若干濁した言い方にしてくれ」と頼まれたため、あえて「ムッコロス」と言ったとのこと。
つまり滑舌が悪かったわけではなく意図的にこう発音したのである。実際、森本亮治は他のキャストに比べるとオンドゥル語を発することが少ない(ゼロではない)。本人もラジオ出演時に「僕をオンドゥルチームに入れないでくださーい(笑)」と発言している。
一方の顔芸だが、本編での登場人物設定では、彼が演じる相川始というキャラクターは平たく言えば「人間の姿を装った怪人」であるため、人外の違和感を表すために瞬きを極力しないよう努めていたという。このシーンで極端に目を見開いた顔芸になってしまったのも、この演技方針と脅す演技が組み合わさった結果である。
そういった事情が合わさって、目をカッと見開いて妙なセリフを叫ぶという珍場面誕生となったようだ。
余談
その後、『仮面ライダージオウ』29~30話にて、森本が14年ぶりに相川始役で出演することが発表された際、森本の事務所であるMAMORU HEROESが「観てくれないと、俺は貴様をムッコロス!」と投稿し、ファンを大いに賑わせた。
上述の通りぶっ殺すという危ない発言をぼかすべくこの台詞が生まれた···のだが元号が変わり記念すべき令和1作目『仮面ライダーゼロワン』9話にて敵幹部のキャラクター迅が「ギーガー、ゼロワンを殺して!」「ギーガー、ゼロワンを殺せー!」と2度も発言するシーンがあり、始(と当時のスタッフ達)の苦労が無に帰してしまった。
尚、YouTubeのガイドラインが厳しくなった現在(令和5年時点)でも、ムッコロ関係の動画は削除されてない為、今も優しさに溢れた森本氏の勇姿を気軽に見る事ができる。
関連用語
仮面ライダー剣 オンドゥル語 仮面ライダーカリス 相川始 顔芸 ムッコロフェイス (言葉遣いが荒いため表示できません)
アナザーブレイド-デザインの元ネタがムッコロフェイスであることがデザイナー本人の口から明かされている。