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メモール

あかいくつはいてたおんなのこ

メモールとは、『ウルトラマンタロウ』に登場する怪獣である(以下、本編のネタバレ注意!) 。
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データ編集

別名身長体重出身地
うろこ怪獣54m2万5千t地球→ドルズ星

第45話「赤い靴はいてた・・・」に登場


演(人間体):夏川圭


概要編集

率直に言うと、メモールの正体はZATの北島隊員の幼馴染「山川真理」が幼いころドルズ星人に連れ去られ、地球侵略用の怪獣に改造された姿である。

しかもドルズ星人の命令を受けてから50時間後に自動的に怪獣化してしまうのである。(DVD収録の解説によると10時間の時限式で怪獣になるよう改造されているとも…)

武器は口から吐く火炎と手から出す赤いガス。そして長い尻尾。また、右腕は吸盤になっているとされる。背中の細かな突起には石油が詰まっているらしいが、食性が石油なのか、それとも怪獣化を保つ為の燃料のような役割を果たしているのかは不明。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)


北島隊員を利用してZATに近づくが、真理の人間としての良心に耐えきれず自分の正体を明かすが、指令の時間となり、メモールに変身してしまった。

ZATの戦闘機を撃墜し、街中で大暴れするが、ウルトラマンタロウが登場し戦闘へと突入する。

ストリウム光線を撃とうとしたタロウに背を向け、立ち去ろうとした姿を見たタロウによって宇宙へ投げ飛ばされた。


なお、うろこ怪獣という別名は変身の際に真里の顔に鱗が現れることに由来する。


その後編集

その後、天空から真理が履いていた赤い靴の片方が北島隊員の目の前の海に落ちてきたが、北島はZATガンで靴を海に沈めてしまった。

この一件の後、北島隊員は東光太郎「人間誰しも、大事に取っておいた思い出に別れを告げなきゃならない事があるんだ。そんな風にして男は成長していくんだから。お前だって今に同じ思いをするさ・・・。」と語り、光太郎は「僕はなるべく先に延ばしたいですね。」と返した。


第11話「血を吸う花は少女の精」とならんで後味の悪い作品に挙げられる。

さらにこのエピソードの後味を悪くしているのが、事の発端であるドルズ星人が本編では倒されておらず、戦闘中も安全な宇宙船で高みの見物というところである。もしかしたら真理以外にも怪獣に改造された少女がいるのかもしれない。

投げ飛ばされたメモールがその後どうなったのかは解っていない。

光の国に流れ着き、ウルトラマンの技術で人間に戻れたのか、ドルズ星に帰ったのか、それとも今でも宇宙を彷徨っているのか、放送から40年以上たった現在でも解っていない・・・。


酩酊!怪獣酒場編集

第43話にて、ペットボトルからロケットを作り出そうとしているうるま一行の周りに集まって来た野次馬役で2体登場。隣にはドルズ星人がいるが、特に絡みなし。

第49話でも2体登場し、メトロン星人の策略で暴徒と化した人々に追われていた。



余談編集

鳴き声はエレキングの流用。


この話の元ネタは、童謡「赤い靴」。女の子が真理、異人さんがドルズ星人というところである。

メモールも赤い靴を履いたようなデザインをしているのを、北島隊員がZATのウルフ777でメモールの足元へ突っ込んでいくシーンで確認できる。


名前の由来は、思い出、記憶を意味する英単語の「memory」から。


前述にある北島隊員と光太郎のラストシーンでの会話だが、タロウの外伝作品群に登場するタロウや光太郎の幼馴染達、そして2010年代後半から登場して「タロウの幼馴染の親友だった」と発覚したウルトラマントレギアらの事を鑑みると、壮大な伏線予言とも言える。しかも半数以上が『自らの意志で悪意を持って牙を剥いて来る』というのだから、メモールよりもたちが悪い。

この時の北島隊員と同じ事になろうとは、光太郎もタロウも、夢にも思わなかったであろう。


関連タグ編集

ウルトラマン ウルトラマンタロウ ウルトラ怪獣

ドルズ星人

サイボーグ 人間怪獣 トラウマ

ノーマン ツチケラ・・・同じ境遇を持つ怪獣。

赤い靴の少女・・・元ネタが同じであるウルトラシリーズのキャラクター。

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