CV/依田英助
概要
『仮面ライダーBLACK RX』第24話「パパはドラキュラ」に登場。
怪魔界の“リコ海”に棲息する巨大ミジンコに強化改造を施した怪魔異生獣。
怪魔異生獣大隊きっての特殊能力の持ち主であり、RXをも押さえつける程の怪力と、鋭い爪を用いて敵を攻撃する。
また、怪魔妖族大隊の武陣が会得している妖術“鏡渡りの術”の様な能力を持っているらしく、鏡を媒体に移動することも可能。
自身の体内にエネルギー体「リックストーン」を有しており、これを移植された相手は襲った相手を自身と同じ体質に変化させてしまう。これによって地球人を怪魔異生獣の餌となるカミラ族と同じ体質にしていく作戦に従事。
リックストーンを、10年前に帝国のスパイとして地球に送られた男・武藤に移植。彼は任務の一環として地球人の女性と結婚し、子供までもうけていたが、その妻子を愛してしまい、任務を放棄して隠れ住んでいたのを見つけ出され、カミラ族の唯一の生き残りとして狙われたのだ。
この石の効果により武藤を噛みついた人間にカミラ族の細胞を移植する吸血鬼に変えた上で脅して操り、次々に人間を襲わせ仲間を増やすように仕向けていた。
なお、噛みつかれて吸血鬼に変貌した人間はカミラ族と同じ体質へと変化し、更に噛まれた人間は他の人間に噛みついて仲間を増やして行く。
こうしてねずみ算式に仲間を増やして行く事で、最終的に全地球人たちを怪魔異生獣たちの餌にしてしまおうとする。
リックストーンを持つ者が死ぬと吸血鬼にされた人々に移植された細胞も死滅して元に戻る事から、人々や巻き込んでしまった自身の息子のアキオを救うために自殺を試みる武藤を監禁。
ついでにRXを誘き寄せる餌として利用してRXに決戦を挑むが、戦闘の最中に自身の体内にあるリックストーンと武藤がリンクし、これによって武藤を始め吸血鬼にされた人々が操られていることを見抜いたRXによってリックストーンごとリボルケインで刺し貫かれ、エネルギーを注ぎ込まれて爆散。
怪人の死によってリックストーンも消滅し、武藤を始め吸血鬼にされた人々も元の姿へと戻るのだった。