概要
未練を残して死亡した偉人(+1)が新しい魂を授かり、生まれ変わるというストーリー。
2019年11月には「リボーン~13人の魂は神様の夢をみる~」という題名でリメイクされ、こぶしファクトリーとBEYOOOOONDSが出演した。
登場人物
演-新垣里沙(モーニング娘。)(2011年版)/井上玲音(こぶしファクトリー)(2019年版)
本作の主人公。前世では魔女と罵られて火やぶりの計に処されたため、誰よりも強い未練を抱いている。
厳格且つ勝気な性格で、お気楽なべべを快く思っていない。べべに対して「お気楽でヘラヘラしていたから前世での記憶が無い」と思っていたが、すぐに死んだということをきいて次第に考え方が変わっていく。後半ではべべの素直で無垢な心に心を動かされ、彼女に協力することも多くなった。実はべべは戦争で死んだ娘ということをシェイクスピアから聞き当初は半信半疑だったが、べべの「母が2本に重なった大きな木を握りしめていた」という話を聞いて確信に変わる。オーディションではべべと共に最後に残り、最後の命を手に入れる権利を得るが、自分の本当の未練は自分のことを誰も助けてくれなかったということではなく、大切な娘を守れなかったことだと気づきべべに幸せになってもらうために自ら辞退。消滅するが、べべが生まれ変わった手塚治虫が描いたリボンの騎士のサファイアとして復活する。
2019年版では新キャラであるナポレオンが生まれ変わる際に「わたしはあなたを支持する」と本人に伝える。
べべ→手塚治虫
演-田中れいな(モーニング娘。)(2011年版)/浜浦彩乃(こぶしファクトリー)
もう1人の主人公。偉人ばかりが集まるオーディションに唯一何もかも不明のまま参加。
子供のような性格で、素直。時にはその言動で核心を突くこともあり、結果的に多くの偉人を救っている。
べべとはフランス語で赤ん坊のことで、母親から呼ばれていたためそれを名前と勘違いしていた。自分が住んでいたところを大きな木があった、ダミダミという名前ということをうろ覚えながら語っていたが、大きな木というのは母親が付けていた十字架のネックレス、ダミダミというのはドンレミ村だということが判明。更に、母親がジャンヌ・ダルクということが語られた。最後のオーディションではジャンヌに生まれ変わるようにと強引に扉から出されて生まれ変わる。生まれ変わったあとは手塚治虫となり、様々な作品を手掛けた。
べべとしてのたくさんの人にもらった言葉や少し変わった発想が、手塚治虫としての作品に反映されている。
歌ったり踊ったりす絵を描く→アニメ作品を描く情熱
どんな病気でも治すが、お金を沢山もらう潜りの医者→ブラック・ジャック
平和を守る白いライオン→ジャングル大帝
空を飛ぶ10万馬力の機械→鉄腕アトム
医者になって堅物の友人と一生懸命生きる→陽だまりの樹
赤ん坊のような無垢な心で人生をやり直す→ふしぎなメルモ
命を運ぶコウノトリ→火の鳥
ジャンヌ・ダルク→リボンの騎士
2011年版ではジャンヌのことを「ママ」と呼ぶようになるが、2019年版では「お母さん」に変わっている。
演-譜久村聖(モーニング娘。)(2011年版)/和田桜子(こぶしファクトリー)(2019年版)
世界三大美女の1人。2000年くらいカオスゾーンをさまよっていた。
語尾に「〜ざます」と付けるのが特徴で傲慢且つずる賢い性格。命を手に入れるために楊貴妃、小野小町と共に作戦を企て、強引に扉を出ようとするがジャンヌ・ダルクに止められる。ジャンヌ・ダルクとは違うが彼女もまた自分の思い通りに生きてきた訳では無く、前世では男達に振り回されてきた。命を強引に手に入れる作戦が未遂に終わったあと楊貴妃と小野小町を庇って1人処罰を受けようとするが、自分を楊貴妃や小野小町が庇ったことで絆を再確認し、涙を流した。それが認められて勝海舟に生まれ変わる。
2019年版では「ざます」口調ではなくなっている。また、作戦にナポレオンを利用した他、それが未遂に終わった後の展開が異なり、生まれ変わった際のビジョンを話したことにより生まれ変われる権利を得た。
演-生田衣梨奈(モーニング娘。)(2011年版)/島倉りか(BEYOOOOONDS)(2019年版)
世界三大美女の1人。
のほほんとしており、楊貴妃の話を聞いていない。クレオパトラの作戦に乗って強引に命を得ようとするが失敗。しかし、クレオパトラ、楊貴妃との絆が認められ坂本龍馬に生まれ変わる。
2019年版では性格が大幅に改変され、2011年版と楊貴妃とのポジションが逆になっている。
演-鞘師里保(モーニング娘。)(2011年版)/西田汐里(BEYOOOOONDS)(2019年版)
詩人。堅実且つ冷静で、常に客観的に物事を見極めている。質問するべべに対して丁寧に教えることが多い他、彼女の正体にいち早く気づく。彼女に対しては一目置いており、醜い争いが起きなかったのはべべのおかげだと語る。終盤でようやく立候補し、これからは人間ではなく虫の研究に命を捧げることを誓い、アンリ・ファーブルに生まれ変わる。
2011年版では老人のような口調だったが、2019年版では普通になっている。
演-鈴木香音(モーニング娘。)(2011年版)/一岡伶奈(BEYOOOOONDS)(2019年版)
世界三大美女の1人。小野小町のツッコミ役。
クレオパトラ、小野小町とつるんでおり、クレオパトラらと共に命を強引に得ようとするがジャンヌに止められ失敗。しかし、クレオパトラらとの絆が認めれ西郷隆盛に生まれ変わる。
2019年版では逆に小野小町に突っ込まれる役どころとなっている。
演-三好絵梨香(2011年版)/岡村美波(BEYOOOOONDS)(2019年版)
音楽家で自分に絶対的な自信を持つ。軽い性格で真逆のジャンヌとは相性が悪い。
べべに対しては面白い目で見ている反面彼女を支持しており、見た目で判断される彼女を庇ったりもした。手に入れようとする命が大火傷を負うということをきいて辞退するが、「左手に大火傷を負っても努力で乗り越えることが出来る」と言った言葉が命に響き、思いもよらないことで戸惑うが、命を手に入れる決心をする。そして野口英世に生まれ変わった。
演-仙石みなみ(アップアップガールズ(仮))(2011年版)/野村みな美(こぶしファクトリー)(2019年版)
天下統一目前で明智光秀に討たれた偉人。その経歴のため明智光秀とは非常に仲が悪い。しかし、べべに「いつまでやり返すのか」と言われて自分でも疑問を持ち始め、明智光秀に対して素直な気持ちを述べ、和解。ウィルバーライトに生まれ変わる。
2011年版では名古屋弁だが、2019年版では標準語で喋っている。また、2019年版ではチンギス・カンが生まれ変わるのを躊躇った際に扉を出ようとする描写が追加された。
演-森咲樹(アップアップガールズ(仮))(2011年版)/高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)(2019年版)
本能寺で信長を討つがその直後に羽柴秀吉に討たれた。織田信長とは仲が悪いが、べべらの協力によって考えを改め、本能寺でのことを謝って和解。オーベルライトとなり、織田信長とは後世でライト兄弟となった。
2019年版ではより狂人的な性格になっている。また、織田信長と同じく選ばれてもいないのに扉から出ようとするシーンが追加された。
演-宮本佳林(ハロプロエッグ)(2011年版)/清野桃々姫(BEYOOOOONDS)(2019年版)
蒼き狼と呼ばれた英雄で傲慢だが、実際は上に立って世界を平和にしたいと考えていた。人を笑わせる才能を見出され、命に選ばれるが、世界をモンゴル帝国にしたいという夢を捨てきれずに反対。しかし、べべやジャンヌの「今度は笑わせて幸せにすればいい」という考えやシェイクスピアの「白いライオンとなって平和の王様になればいい」という話で新しい命を手に入れる決心をし、チャールズ・チャップリンに生まれ変わる。
演-工藤遥(モーニング娘。)(2011年版)/平井美葉(BEYOOOOONDS)(2019年版)
芸術家。べべに教えることが多いが、説明を無駄に難しくしてしまう。べべの発想に対して共感し、もっと誰も見たことがない表現方法を探すべきという思いに命が答えて、最初に生まれ変わった。
ナポレオン→ブルース・リー
演-前田こころ(BEYOOOOONDS)(2019年版)
2019年版の新キャラクター。フランスの革命家だが、やや自信なさげな様子をみせ考え込んでしまう癖がある。終盤ではクレオパトラたちの作戦に利用され、閻魔大王に剣を向けてしまう失態を犯す。自分が何をしたいのかが分からず戦いしかないと考え、今度は戦うことで皆を幸せにするという道を選びブルース・リーに生まれ変わる。
マリー・アントワネット
演-山﨑夢羽(BEYOOOOONDS)(2019年版)
2019年版の新キャラクター。楽観的な性格で、やや他者を見下している節がある。ナポレオンをナポ様と呼び一緒にいることが多い。
閻魔大王
演-浜藤ゆき
オーディションの司会を務める。
コウノトリ
演-高木紗友希(ハロプロエッグ)
閻魔大王の助手ポジ。新人。