Radar
Radar On
概要
フォーゼドライバーの一番左、■のスイッチソケットにアストロスイッチNo. 04「レーダー」を装填し起動する事でフォーゼの左腕に装備される白黒のレドーム。
先端の「アストロレドーム」の内部装置によってあらゆるチャンネルや周波数の通信電波を受信し、基部にある「マルチフロートタッチパネル」に情報を表示する広域マルチ通信ユニット。主にラビットハッチやアストロスイッチカバンと通信し参謀役の歌星賢吾とのやりとりに用いられる。
戦闘においてはレーダーらしく対象物までの距離や方向を測定して他のモジュールにフィードバックし、追尾機能を付与する。連動できないのを見越してか、■のモジュールには単独で機能する飛び道具が1つも存在しない(2つで1セットのNSマグネットキャノンのみ)。
起動していない状態で通信が入った場合はレーダースイッチにある矢印が発光して着信音が鳴り、使用を促すという他のスイッチには見られない機能を持つ。
ロケット、ランチャー、ドリルモジュールと並んでフォーゼを代表するモジュールであり、その4つのスイッチをセットした状態がフォーゼドライバーのデフォルトと言っても過言ではない。
直接的な攻撃能力は皆無だがスイッチを始めフォーゼのシステムを把握しきれていない弦太朗と、それらに精通した賢吾を繋ぐ重要な役割を担った。
中盤以降は弦太朗が戦闘慣れしたのもあって、これを使わずランチャーを命中させたり、通信ならよりお手軽なNSマグフォンが完成したりで登場機会は減ったが「仮面ライダーとしてのフォーゼ」はレーダーモジュール抜きには語れない。
使われた事はないがロケットと同様になでしこドライバーに装填されているのも特徴。
主な活躍
第1話から早速登場。変身すらユウキからの聞きかじりだった弦太朗が「(ロケット以外)他に何かねぇのか」と適当に起動したランチャーを暴発させたため、「学校を破壊する気か」と健吾が連絡を寄越して初使用。
ロックオンしてランチャーを命中させた後、チェーンソーによる接近戦を打診した。
だがリミットブレイクの直前に健吾が何か言いかけるが「うっせ」とスイッチを切られてしまった。
第2話では「ラストワンのゾディアーツを地上で倒すのは危険」な事。「宇宙で撃破するのでダイザーとマシンを使う」と言った超重要な事を伝達。指示に従いオリオン・ゾディアーツを宇宙空間に連行し、そのまま「ロケットドリル宇宙キック」で撃破した(撃破直後までONにしていたので何気に大気圏を突破している)。
以降はこの回で完成した「健吾が立案・弦太朗が実施」という構図に従い、作戦伝達役という重大なウェイトを占めることとなる。
リミットブレイク
ロケットドリル宇宙キック
ロケット・ドリル・レーダー・リミットブレイク!
第2話で使用。後の「ライダーロケットドリル宇宙キック」の前身にして上位互換技。
(恐らく)正確に相手を位置を捕捉し、命中精度を高めたロケットドリルキックを宇宙空間で叩き込む。……狙ってやったというより"レーダースイッチをOFFにし忘れたままリミットブレイクしただけ"にも見えるが実際の所は不明。
なお仮面ライダー部が発足し、「フォーゼ」が『仮面ライダーフォーゼ』になるのはこの直後になるので、この技を「"ライダー"ロケットドリル宇宙キック」と呼ぶのは誤りである(第2話での一連の活躍を見た野座間友子が、フォーゼと「街の危機を人知れず救う仮面のヒーロー」という都市伝説を重ねたのが始まりであるため)。
立体物
アクションフィギュア「フォーゼモジュールチェンジシリーズ01 ベースステイツ」の内容品の1つとしてラインナップ。
レーダースイッチは「DXフォーゼドライバー」の一部として2011年9月3日一般発売。
どちらも一緒に同梱されていたのは勿論ロケット、ランチャー、ドリル。
余談
- レーダー=RADARは「RAdio Detecting And Ranging」の頭文字を繋げた言葉である。
- 仮面ライダー1号を始めライダーの触覚は通信機能を持ったアンテナである事が多い為、変わり種が少なくないフォーゼモジュールの中ではある意味最も由緒ある装備である。
- 因みにフォーゼのアンテナは現在位置を割り出すためのデバイスなので通信機能はない。
関連タグ
レーダーハンド:リスペクトの要素の多い先輩のレーダー
NSマグフォン:通信機能を持ったスイッチ。Sマグネットは■対応なのでそういう意味でも後輩。
フューチャーリングキカイ:魔改造したパラボラアンテナからレーザービームを撃たせた形態。