概要
トレーディングカードゲーム『遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』の『SHADOW SPECTERS』においてカテゴリー化されたカード群である。
「ヴァンパイア・キラー」を除くモンスターがアンデット族に属しており、蘇生・コントロール奪取など、ヴァンパイアの伝承における「不死性」・「吸血による吸血鬼化」をイメージした効果を持つカードが多い(もっとも、蘇生に関しては元々アンデット族自体の特徴ではある)。
アニメ・漫画では遊戯王GXでのカミューラや遊戯王Rでのティラ・ムークがこのカテゴリの使い手(ただし前者はヴァンパイアに限らずアンデット族やそのサポートカードも多用する)。
前述のパックにてカテゴリーとなる前から上級モンスターが複数存在したためか、上級モンスターの割合が比較的多い。そして、それら上級モンスターをリリース軽減カードや特殊召喚効果で補助しつつ、デッキとフィールドをちくちく削る・再生効果やエクシーズ展開などでアドバンテージ差を広げるといった戦術が主体と思われる。
もっとも、リリース軽減ギミックはあるが、アドバンス召喚に秀でているわけではなく、エクシーズ素材として扱う際も、闇属性縛りが設けられているカードが幾つかあるため、耐性付加や連続展開がしづらく、癖の強いカテゴリーでもある。
一応、他の闇属性カテゴリーや、ピラミッド・タートルといった汎用性の高い下級モンスターとの併用はできるため、それらを用いて弱点をある程度補うことはできるが。
2018年には下級・上級ヴァンパイアの追加に加え、リンクモンスターや強力な魔法・罠カードも追加され、カテゴリーの地力が大幅に上がる。
少々難のあった展開力や除去力、防御力が底上げされたため、カテゴリー外のカードに頼らずとも十分にデッキを回せるようになったと言えるだろう。
また、この際に元々あったコントロール奪取の要素が大きくピックアップされ、アイデンティティの1つとなる。
余談だが、攻撃力がぴったり2000のモンスターが非常に多いカテゴリーでもある。
理由としてはこのカテゴリの初期のカードで印象深いヴァンパイア・ロードをイメージした、あるいは先述したティラ・ムークが戦術の中心に据えていた永続魔法「威圧する魔眼」がOCGでは「攻撃力2000以下のアンデット族」を指定しているためそれに合わせたと推察できるがはっきりしていない。
「ヴァンパイア」カード一覧
モンスターカード
アンデット族
戦士族
効果モンスター
レベル4