ピクシブ百科事典

北スバ

ほくすば

アプリゲーム「あんさんぶるスターズ!」及び「あんさんぶるスターズ!!」の腐向けカップリング
目次[非表示]
  • 1 概要
  • 2 『あんさんぶるスターズ!』メインストーリー第一部での動向
  • 3 『あんさんぶるスターズ!』メインストーリー第二部での動向
  • 3.1 第一章 輝石☆前哨戦のサマーライブ
  • 3.2 第二章 軌跡★電撃戦のオータムライブ
  • 3.3 第三章 奇跡☆決勝戦のウィンターライブ
  • 4 『あんさんぶるスターズ!』メインストーリー第三部での動向
  • 4.1 Saga*かけ上がるレインボーステージ
  • 5 『あんさんぶるスターズ!』その他のストーリーでの動向
  • 5.1 春嵐!花舞う桜フェス
  • 5.2 宵の宴♪バンドアンサンブル
  • 5.3 追憶*集いし三人の魔法使い
  • 5.4 スカウト!薔薇十字物語
  • 5.5 太神楽!祝いのニューイヤーライブ
  • 5.6 追憶*春待ち桜と出会いの夜
  • 5.7 躍進!夜明けを告げる維新ライブ
  • 5.8 対向!星合う夜の天球儀
  • 5.9 噪音♦︎渦巻くホラーナイトハロウィン
  • 5.10 『氷鷹誠矢 第一話』
  • 5.11 レクイエム*誓いの剣と返礼祭
  • 5.12 一球入魂!青春プレイボール
  • 5.13 スカウト!薔薇の庭園
  • 5.14 燦々!笑顔のサンフラワーライブ
  • 5.15 EP.Link♪ここから始まるシンフォニア
  • 6 『あんさんぶるスターズ!!』メインストーリーでの動向
  • 6.1 メインストーリー第一章
  • 6.2 メインストーリー第五章
  • 7 『あんさんぶるスターズ!!』その他のストーリーでの動向
  • 7.1 新星団★輝きのBIGBANG!
  • 7.2 スカウト!お菓子の家
  • 7.3 軋轢♦︎内なるコンクエスト
  • 8 余談
  • 9 関連イラスト
  • 10 関連タグ
  • スマホアプリゲーム「あんさんぶるスターズ!」及び、「あんさんぶるスターズ!!」の、新進気鋭の新星ユニット『Trickstar』に所属する氷鷹北斗×明星スバルの腐向けカップリング。

    「最高に楽しいよ! ほらおいでっ、手ぇ繋いで踊ろう……王子さま♪」

    「王子さまって呼ぶな。俺は王子さまでなく、おまえと同じように、アイドルになったんだ」

    「どう?ホッケ〜、俺はちゃんと笑えてる?」

    「まぁ、おまえが笑えているならいい。きっといつでも、それが正解だ」

    概要

    友であり、仲間であり、相棒であり、時には「『Trickstar』の二枚看板」「魂の双子」「歩いて喋る隕石」などとも称されるふたり。1-A→2-A→3-Aと、入学から卒業までずっと同じクラスに所属している。(現在明確に描写されている中で、三年間一度もクラスが離れたことがないのは北斗とスバルのみ)

    アプリゲームの初期の製作段階において、全キャラクターの中で一番最初にデザインされた。ゲームの看板キャラクターとも言える二人であり、雑誌のインタビュー等でも製作陣がキャラクターを作る際に二人の外見・性格の対極性を意識したという旨の発言をしている。 (また、スバルのイメージカラーであるオレンジと、北斗のイメージカラーである青は補色である)
    『あんさんぶるスターズ!』『あんさんぶるスターズ!!』どちらの立ち絵も、対照的なポーズを取っている。

    トップアイドルの父親と女優の母の元に生まれ、芸能界のサラブレッドと呼ばれる北斗と、かつてトップアイドルだった父親の才能を余すことなく受け継いだスバルは、互いの実力を信頼し認め合う良き関係である。特にステージの上となると、他の誰にも追随できない抜群のコンビネーションを見せる。その一方で、性格や価値観の相違ゆえの衝突が多いケンカップルでもある。彼らの諍いには、同じく『Trickstar』に所属している遊木真衣更真緒の仲裁が欠かせない。
    その対照的なさまは月と太陽のようでもあるが、時折星になぞられるふたりは、その名の通り似たものどうしのふたつのお星さまのカップリングである。


    『あんさんぶるスターズ!』メインストーリー第一部での動向

    ※ストーリーのネタバレを含みます


    メインストーリー 第一章


    第13話
    スバルが大神晃牙に顔を踏まれた際(あくまでもコミカルなシーンであり深刻な場面ではない)に北斗は、顔はアイドルの命であり、かつ明星の唯一の長所だと述べていた。


    メインストーリー 第二章


    第29話
    軽音部部室にて、『三奇人』のひとりである朔間零の助言を得るため、多忙の為都合の合わなかった真緒を抜いた『Trickstar』の三人は彼の前でパフォーマンスをおこなった。
    何時間にもわたるライブのあとも元気な様子で零に飛びつくスバルを見て、北斗はスバルの天才性と己との差を自覚していることを吐露する。

    「あいつは『もの』がちがうからな、ついていくだけで大変だ」
    「明星は、本来ならばもっと評価されているべきだ。俺たちに付きあって底辺を這いずり回らなくても、もっと上を目指せる逸材なのだが」

    第33話
    零の指示によって転校生と過ごすことになったスバルが、彼女に向けて自分の内面や過去を語る。
    スバルには、「暗くなったり、悩んだり、困惑しちゃったりする感じ」がわからない。悲しくても辛くても痛くても、自分が傷付いていることに気付けなくなっていたスバルの心を救ってくれたのが、北斗ならびに『Trickstar』のメンバーだった。その仲間達に恩返しをするために、笑って歌って、皆の夢を叶えたいとスバルは語るのだった。

    第38話
    その後スバルは転校生を連れて、後輩・紫之創が所属する『ユニット』のドリフェスを観戦しに学院の講堂へと向かう。
    しかし、そこでスバルが見たものは、彼の想像を絶する悲惨な光景であった。一方的な虐殺、空っぽの観客席、大切な後輩の涙を見て初めて、スバルはこの学院の惨状を真に理解したのである。
    異様なスバルの様子を心配した転校生に呼ばれ、北斗と真が講堂へと駆けつける。真っ暗な観客席で独りうずくまるスバルへと、北斗が真っ先に声をかけた。

    「こんな暗いところで、ひとりで何をしている?」
    「おまえらしくないぞ、そんなふうに落ち込んでいるのは......。どうもドリフェスを観戦していたらしいが、そこで何かショックなものでも見たのか?」
    「相談してくれ、仲間だろう。おまえが笑っていないと、俺たちもどうしたらいいかわからない。おまえは、俺たちを照らす一等星なんだ」


    メインストーリー 第四章


    北斗たち『Trickstar』は夢ノ咲学院を革命するため、『S1』というドリフェスのライブステージで、生徒会の象徴であるユニット『紅月』を討つ奇襲作戦を実行する。

    第66話
    自分の背中を追う形でステージへと飛び込んできた、スバルを見つめる北斗の心情が描かれる。北斗にとってスバルは、『Trickstarの一番星』として輝く、アイドルとはどうあるべきなのか教えてくれる、尊敬できる偉大なアイドルなのだ。

    第76話
    『S1』公演終了後。体力を使い果たしたスバルの肩を北斗が支える、という微笑ましいふたりの様子が描かれる。


    メインストーリー 第五章


    第91話

    「……すまない」
    「……本当にすまない、明星」

    生徒会長・天祥院英智の策謀によって状況が激変し、『Trickstar』は解散の危機に陥る。
    英智に弱みを握られているために、彼の甘言に乗る形で『fine』への移籍を決断した北斗は、『Trickstar』に残る最後のひとりとなるスバルに謝罪する。

    「待てって言ってんだろ! 北斗!」

    自分の言葉を聞こうとせず、ただそれだけ告げて去ろうとした北斗に向けて、スバルは大声で怒鳴った。

    「ふん。初めて『北斗』ときちんと呼ばれるのが、こんな局面になるとはな」
    「『ホッケ〜』って呼ばれるの、そんなに嫌だったの? だったらさ、今度からはずっと『北斗』って呼ぶから!」
    「だから、行かないでくれよ! また一緒にがんばろう、俺たちは運命共同体でしょ? ホッケ〜……北斗、そう言ったじゃんか!
    「明星、手を離してくれ。悪いが、急いでいる。行くべき場所が、ある」
    「嫌だ! 絶対に嫌だよ、手ぇ離したら北斗どっか行っちゃいそうだもん!」

    北斗に縋りつき訴えかけるスバルを、北斗は丁寧に引き離した。そしてスバルの頭や頬を撫で、別れの言葉を告げる。

    「これまで楽しかった、ありがとう。おまえのおかげで、いいや『Trickstar』のおかげで、俺はすこしだけでも『アイドル』が好きになれた」
    「ありがとう」

    北斗が立ち去ったあと、床にへたりこんだスバルは、涙を流して慟哭じみた声を放った。

    「何だよ……。ほんとにお別れみたいじゃんか、冗談なんか似合わないぞ。笑えないよ、ちっとも! 北斗はさ、いつも前向きで……。一生懸命で、真面目で、俺たちの進むべき道を照らしてくれた」
    「おまえがいなくなったら、俺はどうしたらいいんだよ!」
    「北斗……!」



    第125話〜
    【DDD】決勝戦、『Trickstar』と『fine』による頂上決戦が幕を開ける。
    スバルが英智に北斗の所在を尋ねると、舞台の麓から、『Trickstar』の衣装を身につけた北斗が現れた。彼は自身の相棒、スバルのもとへ歩み寄る。

    「すまない。俺には、おまえたちの味方を名乗る資格はないだろう。心配させ、怨まれているはずだ。今すぐ立ち去れ、と言われたら返す言葉もない。すぐに黙って消えよう」

    手を伸ばし、涙を流すスバルを撫でて、北斗は『Trickstar』の結成者であり、最後まで『ユニット』に尽くした彼をまっすぐに見つめた。

    「だが赦されるのならば、もういちど俺を仲間にいれてほしい」

    「俺がおまえに言いたいことは、ひとつだけだよ」
    「……遅いぞ、こんにゃろっ☆」

    それだけ告げると、笑顔で北斗を殴り飛ばし–––––––スバルは戻ってきた彼を、受け入れた。そのままふたりは、いつもの調子でドツき漫才を始める。
    北斗とスバル、ふたりの絆が修復され、『Trickstar』に笑顔が戻った。
    再び完全な形となった『Trickstar』は、この最終決戦で、最大の強敵、天祥院英智を擁する『fine』に挑むこととなる。


    ※以上について、会話文の繋ぎ方や、行間の彼らの動きや様子の描写は、公式小説第1巻〜第4巻を一部参考にした。


    『あんさんぶるスターズ!』メインストーリー第二部での動向

    ※ストーリーのネタバレを含みます


    第一章 輝石☆前哨戦のサマーライブ


    年末に『SS』を控える『Trickstar』は、生徒会長・英智の計らいにより、玲明学園に所属するアイドル『Eve』との合同ライブを行うこととなる。


    予兆/第一話〜第二話
    北斗が、玲明学園の生徒が同席する【サマーライブ】の打ち合わせに向かっていたところ、大吉の散歩中だったスバルと校内で鉢合わせし、雑談に興じる。

    「おまえは愛想よく応えるわりに、基本的に他人の要求は聞かずに『でも』『だって』って自分の意志を押し通すな......。この頑固者め」
    「それはホッケ~も同じじゃない? 俺たち似たものどうしだね!ずっと友達でいようね☆」
    「似ているか? 正反対だと思うぞ、おまえには世界がどう見えているんだ?」

    「似たものどうし」という表現に北斗は納得いかない様子であったが、物事の本質を感覚的にとらえることができるスバルの台詞であることを考えれば、的を射たものと言えよう。
    北斗とスバルは正反対の似たものどうし、なのである。

    「まぁいい。おまえと話していたら気が抜けて楽になった、ありがとう明星」

    そう言ってスバルと別れ、北斗は生徒会室へ向かっていった。
    なお、そのあと北斗は生徒会室にいた英智から「ちょっぴりご機嫌な様子だね、何か良いことでもあったのかな」と指摘される。

    エピローグ②
    【サマーライブ】本番で、『Eve』の謀略にとらわれた『Trickstar』は彼らのパフォーマンスの背景的な存在となってしまう。それぞれにとっての収穫はあったものの、『Trickstar』と夢ノ咲学院にとっては惨憺たる結果となった。
    ライブ後、スバルに抱きつかれた北斗はこのような発言をする。

    「抱きつくな、明星。暑苦しい......。いつもより過剰に元気よく振舞っているな、一方的に負かされてさすがにおまえも凹んでいるのか?」
    「空元気は痛々しいが、しょんぼりしても仕方がないものな」

    何かと鈍感な北斗が、ここでスバルの空元気を見抜いたのである。この台詞には、非常に重要な価値があると言えるだろう。


    第二章 軌跡★電撃戦のオータムライブ


    合同ライブで戦うため、『Adam』の属する秀越学園へと乗り込んだ『Trickstar』。絆を確かめ合い、相手への警戒を怠らないよう努めることで【サマーライブ】のリベンジを成そうと考えるが、情報戦が巧みな策士の七種茨、捉えどころのない乱凪砂の言動に、四人は序盤から苦戦を強いられる。


    悪人/第三話
    『Trickstar』は茨から、コズミック・プロダクションに所属することを勧められた。北斗は検討する必要はあるかもしれないと述べ、

    「父と同じ道を歩いていたら、永遠に父に追いつけない気もする。おまえなら俺の気持ちもわかるだろう、明星」

    とスバルに理解を求めて、スバルからこの後のウィンターライブの内容にもつながる、重要な発言を引き出すこととなった。

    「……ホッケ〜と俺はちがうよ。ホッケ〜の場合は、今も昔も世間的にも誇れる両親でしょ?」
    「いつでも見上げれば、ホッケ〜の真上で燦然と輝いてる」
    「俺のお星さまは、もう夜空を探しても見つからないんだよ。地面に落ちて、踏みつけられて、泥で隠れて消えちゃったんだよ」

    劇薬/第五話
    ばらばらに引き離された『Trickstar』は【サマーライブ】での失敗の経験を生かし、茨の策略に対抗する。そのような緊張状態のなか、『Adam』専用ルームでスバルと二人きりになった北斗は、彼との雑談の後にこのように話した。

    「ふふ。俺たちにとって秀越学園は異国のようだから、微妙に落ち着かなかったんだが……」
    「おまえと喋っていたら、だいぶ『いつもの感じ』を取り戻せた気がする」

    サマーライブでの「まぁいい。おまえと話していたら気が抜けて楽になった、ありがとう明星」という台詞と同じく、スバルとの時間は北斗にとって、愛おしい日常を象徴する心安らぐものなのだとわかる。

    隔絶/第五話
    そうして北斗とスバルが会話していると、突然北斗の両親が二人のいる部屋の中に入ってきた。
    スバルはここで、彼の両親と深い関わりを持っていたという北斗の両親と初めて顔を合わせることとなった。(尚、この時点では北斗の父親である氷鷹誠矢は実装されていない)

    奔放な自身の母親にいきなり抱きしめられ、北斗は悲鳴を上げる。

    「うぎゃあ!? 抱きしめるなっ、『ごめんね〜、ほっちゃん! 大丈夫だよ愛してるから!』じゃない!」
    「何でそうノリが軽いんだっ、本当に俺の親か……!?」

    北斗の母親の、すぐにスキンシップを取りたがるところや「軽いノリ」はまるでスバルのよう。この場面より少し前には「うちの母がおまえと同じように食事中でもノンストップで喋るからな、『こうはなるまい』と反面教師にした結果だ」という北斗の台詞もある。スバルと北斗の母親とで重なる部分については、バンドアンサンブルの項も確認していただきたい。(後述)

    「あはは、ホッケ〜が真っ赤になって暴れてる〜、すごい珍しい♪」
    「羨ましいな」

    茶化すような高いテンションで言ったあと、ぽつりと本音を漏らしたスバル。そんな彼を、北斗の母親は自分の息子のように招き寄せた。

    「わわっ、熱烈にハグされてる! や、やめて〜? 友達の前で、そのお母さんに抱きしめられるのって妙な感じがする!」
    「あぁでも、ホッケ〜と同じにおい……♪」

    はじめは困惑していたものの、彼女から「ホッケ〜と同じにおい」を感じたスバルはうっとりとした雰囲気で嬉しそうに頬を染めた。また、両親に刺々しい態度を取る北斗には、このような言葉を掛ける。

    「もぉ、『おまえ』じゃなくて『ママ』でしょ?ママさんすごく寂しそうな顔してるよ〜、この親不孝者め!反抗期か!」
    「ご両親とは仲良くしなよ、ホッケ〜?」
    「甘えて、触れあえるだけで、ホッケ〜は恵まれてるんだから」

    言ってから、「ごめん」「僻んでるわけではない」と謝ると今度は、北斗の父親までもがスバルのことを抱きしめる。北斗の父親はスバルの父親と何かしらの関わりがあった存在と考えられるので、スバルの台詞に何か感じるところがあったのだろう。

    「わわっ、今度はホッケ〜パパに抱きしめられた! ぎゃああ、ホッケ〜に似てるひとに抱きしめられると変な感じだ!」

    スバルはまたもや驚きつつも、先程はまた違った表情で頬を染める。北斗の父の外見は北斗に似ており、スバルは「ホッケ〜に似てるひとに抱きしめられると変な感じ」がするらしい。

    「……えっ。俺も、父さんに似てます? そっかな〜、髪型とかは真似っこしてるけど」
    「でもまぁ、そう言ってもらえて嬉しいです。誰かの記憶のなかには、まだ父さんも生きてるんだなぁ」

    自分の父親のことを「泥で隠れて消えちゃった」と表現したスバルにとって、そのひとのことを北斗の両親が今もなお大切に記憶に留めているということはちいさな救いとなったことだろう。

    開戦/第一話
    そして、ついに『Adam』との戦いとなる【オータムライブ】当日。
    「苦しい戦いになりそう。あぁ、ワクワクする」
    「そこで『ワクワクする』のは変だろう。と言いたいが、俺も同じ気持ちだ」
    「身体の奥で炎が燃えているようだぞ、あぁやっぱりライブは良いな」

    一見すべてが対照的なように見える彼らは、ライブと仲間が大好きという気持ちは同じ。根っこの部分は似たものどうしなのである。


    第三章 奇跡☆決勝戦のウィンターライブ


    【スタフェス】を終え、ついに『SS』本番を迎える『Trickstar』。『SS』に出場する夢ノ咲学院の代表『ユニット』を選出するドリフェス【DDD】(メインストーリー後半の内容)で深く関わった先輩や同級生からの激励を受け、春から目覚ましい成長を遂げた『Trickstar』の四人は、アイドルとしてこれ以上ないほどの大舞台に挑む。


    友情/第二話
    『SS』当日。集合した彼らはドーム内の控え室に移動し、これから始まる厳しい戦いに向けて気合を入れ直す。スバルは最後に見た父親の「虚無的な、空っぽな顔」が忘れられないと話した。

    「あれを笑顔に変えたくて、俺、アイドルになった気がする」
    「あぁ、世界中のみんなを笑顔にしに行こう。そのためにはまず、俺たちが楽しんで笑おう」

    この北斗の台詞は、まるでスバルの発言のようである。世界中のみんなを笑顔にする、そのためにまず自分たちが楽しむ。歌を、アイドルを愛する彼らの本質が似ていることがうかがわれる。

    友情/第三話
    開会式の会場へ向かうため会場のロビーを通った際には、スバルが北斗に、向こうにいる両親に挨拶したらどうかと話しかけた。
    北斗の両親が十分に『Trickstar』の宣伝をしてくれているだろうと言ったことについて、「意外と親バカだもんね〜、ホッケ〜のおうちは♪」とからかわれた北斗は、「ふん……。普段はほとんど放置しているくせに、要所要所で恩着せがましく息子を大事にしているふうに振る舞うのがむかつく」と不服そうに言ってみせる。

    友情/第十一話〜第十二話
    いよいよ予選開始。ロケバスで移動する途中、北斗は珍しく会話に加わらずにぼんやりしているスバルのことを気にかけて、祖母から教わったという疲労回復のツボ押しを提案する。真、真緒で盛り上がるものの、スバルは反応を示さない。

    「明星? 本当にどうしたんだ、無反応だな」
    「あっ、ごめん……」

    その後も同じ状態のままのスバルを見た真緒が心配して声を掛けたことで、スバルは仲間たちに、客や通行人たちの視線や空気などから漠然とした不安を感じていることを話した。

    友情/第十四話
    妙な不安を抱えながらも『Trickstar』の四人は予選を順調に勝ち抜き、本戦会場のステージに一番乗りでたどり着く。
    北斗は関係者席にいる両親に加え、祖母や演劇部の先輩の渉を見つけて嬉しがったり顔をしかめたりしていたが、母親と大吉の姿を見ていないというスバルを気にかけて、このように励ましの言葉をかけた。

    「まぁいい。明星、ご家族が姿を見せなくて寂しいかもしれないが。きっとTVの前とか、どこかで必ずおまえを見ていてくれている」
    「そう信じろ。それでも心細いなら、俺たちがいる。それでは不満か?」
    「ん〜ん、みんながいれば勇気百倍……。何だってできるよ、革命だって奇跡だって起こせる。何があっても、俺はそれだけは信じてる」

    しかしそのとき、残酷にも、ステージ上の『Trickstar』とスバルを最悪の事態が襲う。すでに多数の観客の集まる会場中に、スバルの父親が犯したという犯罪行為を暴露する放送が流れ出したのだ。『Trickstar』の四人は動揺し、慌てて控え室へと待避する。

    友情/第十五話
    ショックのあまり話すことさえできず、屍体のようになっているスバルの手を真と真緒が握り、懸命に支えていたところ、北斗と転校生が飛び込んでくる。会場の様子を見に行ってきたという彼は、ほとんど暴動のような騒ぎだったと話した。「死にそうな声」「全身がすごく震えてる」スバルを、転校生と共に抱き締めつつも、どうしてこんなことになってしまったのか、と困惑した。

    友情/第十六話
    舞台に立つのが怖い、と吐露したスバルの言葉を聞き、北斗は真剣な様子で同意する。

    「……仕方ないと思う。俺も同じ立場なら、たぶんおまえのように一歩も動けなくなっていた」
    「おまえは今日、つい先ほど、自分のアイデンティティを深く傷つけられたんだ。愛すべきお客さまたちの前で……」
    「俺も両親が、目の前で同じように罵倒され名誉を傷つけられたら正気を保てない気がする。しかも立場上、迂闊に反論もできないんだ」
    「つらいだろう。わかるぞ明星……俺とおまえはたぶん、魂の双子だ」
    「立場が似ている。根本的で決定的な差のせいで、異なる道筋を辿ってきたが」
    「今、何の因果か、こうして近くにいる。ともに同じ夢を目指している。おまえは独りじゃない、みんなおまえの味方だ」

    かつては普通の少年のように、よく笑う子供だった北斗。時折帰ってくる父親に全力で甘える子供だったスバル。しかし北斗は芸能界の頂点にいる両親に近づくためにアイドルを志し、自身の感情を封じ込めてロボットのように冷静な性格になり、スバルは父親の事件の後、ふさぎ込む母親にもう一度笑ってもらうため、父親の真似をして、辛いときでも笑い、歌い踊るようになった。それぞれ有名人の親を持ちつつも、社会的に置かれた立場により全く正反対のように育った彼らは、本当は子供のようにまっすぐで熱く、歌って踊ることが大好きな、同じ魂を持っている。ここで北斗の口にした「魂の双子」とは、二人の関係性を表す核となる言葉だろう。
    北斗の「おまえは独りじゃない」という台詞は、努力/第十五話で渉が北斗に語り掛けた「もう、あなたは独りではないでしょう?」という台詞を想起させる。「独りではなくなった」のは北斗もスバルも同じなのだ。

    友情/第十八話〜第十九話
    スバルは、彼の家族を襲った痛ましい過去についてすべて語った。
    北斗はじっと考えた後、転校生にスバルを任せ、真と真緒に自分と一緒についてきてほしいと言い出す。戸惑う真緒に、これ以上なく真剣に頼み込んだ。
    行き先は、彼らの最大のライバルである『Eden』のところ。北斗は『Eden』と協力し、この最大最悪の危機を乗り越える術を思いついたという。

    「……待っていろ明星、きっと朗報を持ち帰ってやる」
    「おまえをアイドルにしてやる。俺はアイドルとしてのおまえの、大ファンだ」

    北斗がアイドルのスバルを尊敬していることはメインストーリーなどから十分にわかることではあるが、こうして明言されたのは初めてである。頼もしい台詞を残し、北斗は真、真緒とともに控え室を出て行った。

    エピローグ②
    まだほとんど動けないスバルを他の三人で上手くフォローしながら、『Trickstar』は本戦を戦い、ついに『Eden』との決勝戦にまで到達した。
    漣ジュンは北斗との会話の中で、巴日和について、あまり彼を調子づかせることを言わないでほしいと頼みつつ愚痴を言う。

    「テンション上がれば上がるほど輝くひとではあるんですけど、普通にウゼぇから」
    「ふふ。それはうちの明星と同じだな、わかるぞ漣。お互い大変だな」

    エピローグ③
    自分が思うように動けないせいで仲間への負担を増やしてしまったことを謝罪するスバルに、

    「水臭いぞ。困ったときはお互いさまだ、ちゃんとこうして逃げずに舞台に立ってくれただけで充分だろう。おまえを誇りに思う、明星」

    北斗はこのように言い、「ホッケ〜は俺の何なの……」とスバルを苦笑させた。

    「俺たちってすごいね、輝いてるね……。ろくに動けなくて、みんなを後ろから見てたせいか強くそう感じたよ。みんなみんな、キラキラしてる」
    「俺もまだ、そんなみんなの一員でいられるかな……。そうだったら良いなって、心から思うよ」
    「そう思ったらさ、怖がってるのが馬鹿らしくなってきた! 決勝戦は俺も歌うよ、みんなと一緒に!」
    「まだ怖いけど! 歌わせて、お願い!」
    「わざわざお願いしなくても、おまえがそう望むなら」

    スバルの恐怖を和らげたのは、これまで大切に紡いできた、仲間たちとの絆だった。北斗は言葉を続ける。

    「【DDD】のときは、今と状況が逆だった。最初、他のみんなは舞台に立てずにいて……。それでもおまえは(プレイヤー名)の助けを借りながら、必死に戦っただろう?」
    「あの日のおまえの努力があったから、今、俺たちはこの場に立てている。だからお礼を言う必要なんてないんだ、明星」

    【DDD】の決勝戦では『Trickstar』に戻って来た北斗が許しを乞い、スバルは笑ってそんな彼を受け入れた。あの日から数ヶ月を経た『SS』の決勝戦で、北斗はスバルに改めて感謝を示し、絶望に沈んでいたスバルの心を救い上げる。

    「持ちつ持たれつだ。誰かが倒れたら誰かが手を貸して、支えあってここまできた」
    「昨日も今日も、明日もきっとな。みんなで一緒に、未来に向かおう」
    「うん、ホッケ〜……♪」

    ちなみに二人の会話は、「え〜、おほん。どうして皆さん隙あらばいちゃつくんですかね〜、話が進まないので後にしてくれます?」という茨の台詞で遮られた。

    エピローグ④
    『Trickstar』のライブの前。大勢の観客を前に、スバルはひとり、愛する父親のことを告白する。ここで、スバルの父の無実を証明するうえで、北斗の父が密かに保存していた当時の資料が重要な役割を果たした。

    椚章臣が学生時代に「明星先輩」「氷鷹大先輩」と同時に話題に出していたこと、北斗の父がスバルを見たときに、彼がスバルの父に似ていると言ったこと、北斗の父がスバルとスバルの母を気にかけていたことなど、少しずつ語られる部分が増えてきたものの、スバルの父と北斗の父の関係は、現時点の情報ではまだ不明瞭なところが多い。しかし、北斗の父がスバルの父に対して何らかの好ましい気持ちを抱いていただろうことは確かである。
    北斗の父は当時、スバルの父の無実を証明するべく懸命に手を尽くしてくれていた。長らく夢ノ咲学院の中に隠されていたと思われる、北斗の父が残したその資料は、息子の北斗によって発見され、北斗の親友のスバル、そしてすでに亡くなったスバルの父を救うための、強力な武器となった。北斗の父の努力は、今この瞬間、確かに実ったのである。

    エピローグ⑧
    『Trickstar』、『Eden』のライブが終わり、いよいよ集計結果の発表。
    緊張してきたという真が手を繋ぎたいと言い出し、北斗はそれを受けてスバルに声をかける。

    「……明星も、ふらついてるから俺に掴まれ。自然にな」
    「う、うん。お客さんに、心配かけたら駄目だもんね」

    【DDD】決勝戦の結果発表の前では、スバルが体力の尽きた英智に肩を貸したものの拒まれる、という似たような場面があった。今度はふらつくスバルが、北斗の申し出を受けて「ぎゅうう〜」と彼に掴まる。
    なお、この場面と同じように「スバルが北斗に支えられる」状況は、メインストーリーでの『S1』の直後(第76話)にも見られる。

    結果は、『Trickstar』の勝利。『Trickstar』が優勝である。真と真緒、北斗とスバルがそれぞれ肩を組んで喜び合うさまが全画面のスチルで映し出される。

    「あぁ、早く歌いたいな! 待ち時間が長く感じる!」
    「ちょ、ちょっと振り回さないでホッケ〜……。俺を揺すってもべつに音楽は早まらないからっ、ステイステイ!」
    「あはは、すまん! だが待ちきれないっ、ずっと夢見ていた瞬間だ!」

    【DDD】のとき以上に、子供のようにはしゃぐ北斗。北斗の左腕が、スバルの肩に回されている。
    『SS』優勝は、かつて社会現象すら巻き起こしたスーパーアイドルの北斗の父にも、夢ノ咲の卒業生で一番のスーパースターだったというスバルの父にも成し遂げられなかったこと。その息子たちが、彼らがかつて学んだ夢ノ咲学院で出会い、愛すべき仲間たちとともに革命のための『ユニット』を結成した。その『Trickstar』が『SS』の頂点に輝き、アイドル業界の歴史を大きく動かしたのである。かつて芸能界の暗部、理不尽な権力と戦った彼らの父の想いを受け継いで生きてきた北斗とスバルは、この最高のステージで、仲間とともに夜空の星のようなまばゆく輝く笑顔を見せた。


    『あんさんぶるスターズ!』メインストーリー第三部での動向

    *ストーリーのネタバレを含みます


    Saga*かけ上がるレインボーステージ


    引退しているアイドルの復活を目的とした「Project-Saga(サガ計画)」で指名を受けた佐賀美陣。後輩の育成のためメンバーを集めながらレッスンを開始するが、その様子を見守る椚章臣も裏で動いているようで……

    Roundabout/第十五話・第十六話
    スバルが北斗と千秋にそれぞれの話をしている描写がある。

    (ふむ……。明星が散々扱き下ろしていたから心配だったが、やはり守沢先輩は立派なひとのようだ)
    「おまえは意固地で何を言っても納得してくれないと、明星が零していたので心配だったんだが」
    「……ふふ。変なひとだな。明星から聞いていた通りだ」


    また、全話を通して北斗がスバルの名を何度も出している。


    『あんさんぶるスターズ!』その他のストーリーでの動向

    ※ストーリーは作中時系列順ではなく、公開順に並べてあります
    ※ネタバレを含みます


    春嵐!花舞う桜フェス


    メインストーリーが完結した直後の、【桜フェス】という特殊なドリフェスを通した北斗とスバルのすれ違いが、全9話の中で描かれる。
    事の発端は、『Trickstar』のみんなで花見をしたいというスバルの提案を、北斗が却下したことであった。【DDD】で勝利を飾った『Trickstar』は、全校でたったひとつの『ユニット』しか参加できない【桜フェス】の出演枠に、見事選出された。その準備や練習に注力するため、花見に参加している暇などないと言う北斗に、スバルは激しく反発する。

    桜の花/第二話
    「おまえらステージでは、めちゃくちゃ息ぴったりなのにな。真~、おまえがしっかり見ててやれよ」
    「ごめんね、衣更くん。だって、いつも気がついたらふたりとも喧嘩してるんだもん」

    これは真緒と真の発言。普段のふたり、北斗とスバルの関係性がよくわかるコメントである。
    スバルの性質を一種の才能として理解し、大人の対応をするべきだと北斗に諭した真緒は、北斗と真ふたりと別れたあと、スバルを探しに出かける。桜の樹の上にいたスバルは真緒、そして彼と一緒に木を登ってきた転校生を相手に、彼にとって、花見には特別な思い入れがあることを明かした。

    桜の宴/第一話
    そして【桜フェス】当日。スバルは結局、【桜フェス】の準備と練習のどちらにも参加しなかった。真緒に表情が硬くなっていることを指摘され、北斗は苦々しくつぶやく。

    「明星め……。以前、『Trickstar』の解散騒ぎがあったときは最後まで残っていたのに」
    「あのとき『Trickstar』に背を向けてしまった償いをしようと、俺はそう思っただけなのに」
    「気持ちを押しつけすぎ、だったのか。俺は焦っていたのか、わからん」
    「どうすればいいんだ、俺はまた『Trickstar』のみんなでライブがしたかっただけなのに」

    仲間の信頼を裏切った罪悪感を、真面目な北斗はずっと胸の内に抱えている。その中でも、最も強く後ろめたい気持ちを抱いていたのは、スバルに対してであっただろう。北斗は仲間への贖罪のため、そしてまた四人揃ってライブをするために、重要な【桜フェス】の仕事を取ってきた。しかし、肝心のスバルが不在という状況に、彼は深く思い悩む。
    『Trickstar』のみんなと一緒にライブがしたかった北斗と、『Trickstar』のみんなと一緒に花見がしたかったスバル。その中身は違えど、仲間を愛し大切に思う気持ちは同じだったのである。

    桜の宴/第二話
    やむをえず三人の状態で開始された【桜フェス】の舞台に、遅れてスバルが突っ込んでくる。無事飛び入り参加を果たした彼は、笑顔で仲間たちに手を振った。

    「待たせてごめんね、みんな! 俺がきたからには、もう安心だ……☆」
    「遅い」

    スバルは今まで、お花見をしているさまざまなグループに混ざって騒ぎながら【桜フェス】の宣伝をしてまわり、同時にステージでどんなものが求められるのを肌で感じてきたのだと言う。
    スバルへの説教はひとまず後回しだとして、北斗は舞台に意識を向けた。
    ようやくのことで四つの星が出揃い、完全な『Trickstar』のライブが始動する。

    「生意気な……。終わったらスーパー説教タイムだからな、明星」
    「げろげろ。説教する体力なんか残さずに、この舞台に全力集中しようよ~?」
    「言われるまでもない、俺はいつでも全力を尽くす」
    「信じてるよ。さぁ、歌って踊って響かせよう! 俺たちのアンサンブルを……☆」


    エピローグ
    【桜フェス】が終わった後。二人が仲直りしてくれて良かったと安堵する真に、北斗は「仲直りはしていない」と反発する。

    「何だとっ、同い年のくせに! そっちのがアイドル歴が長いからって先輩風を吹かすなよ~っ、俺がいなくちゃ何もできないくせに!」
    「何だと。服を脱げ明星、分からず屋は拳で修正してやる。衣装が汚れてはかなわん、文句があるならワンワン吠えずに行動で示せ」
    「やってやろうじゃん! 育ちのいい、口先だけのお坊ちゃんめ!」



    宵の宴♪バンドアンサンブル


    『学院祭』の宣伝を兼ねた『前夜祭』に楽器演奏で参加することになった『Trickstar』。彼らは楽器の扱いに長けた『UNDEAD』のメンバーの助けを借りながら、練習に励む。


    前夜祭/第二話
    真緒に担当楽器は何だったか尋ねられ、コントラバスであると答えた北斗。母親に教えを請うたが苦戦している、と説明する。

    「おまえ、親に『ほっちゃん』とか呼ばれてるんだな……。あれっ、仲良しなの?」
    「普通だ。ともあれ父は理論派だが、母は感覚派でな……いちおう頼みこんで手ほどきを受けたのだが、言ってる意味がさっぱりわからなかった。むしろ、逆に混乱したぞ。『何でできないの? もっとこう、ギュオ~ンって感じ!』とか、いちいち擬音で説明するし」
    「ふぅん。天才タイプなんだな、おふくろさん。スバルも、そういうところがあるよな……」

    北斗の母親は天才タイプの感覚派で、スバルに似ているという。これを裏付けるように、スバルも「キラキラした感じに近づけていけば良い音が出る」といったようなことを後から発言している。
    さらに付け加えれば、メインストーリーなどからわかるように、北斗自身は冷静な思考を得意とする理論派である。彼の父親は北斗と同じ理論派で、彼の母親はスバルと同じ感覚派。氷鷹夫妻のタイプ上の組み合わせは、北斗とスバルのものにほぼ合致すると考えられる。

    「あはは。やっぱり北斗を焚きつけるには、スバルと張り合わせるのが『いちばん』だな~……。ほんと良いコンビだよ、おまえら」

    これは、スバルに負けないようにと楽器の習得に励む北斗を見つめる真緒の台詞。
    他にも、乙狩アドニスを励ますために、北斗とスバルがそれぞれハーモニカとオカリナに声を吹き込んでふたりで演技をしてみせる、といった微笑ましい場面などがあった。


    追憶*集いし三人の魔法使い


    このイベントストーリーに北斗とスバルは登場しない。しかし、『五奇人』のメンバー選考をしている英智と青葉つむぎの会話の中で、彼らの名前が挙げられる。


    地獄の沙汰も/第四話
    一人くらい一年生から選びたい、と提案した英智。つむぎは入学時に話題になったという北斗の名前を挙げる。しかし、「単なる親の七光りである」可能性も考慮して、判断を保留。「そういう意味では明星スバルくんもまだ保留かな」と付け加えると、つむぎは驚いた様子で語る。

    「息子さんがいたんですね〜、うちの卒業生じゃいちばんのスーパースターですよね?」
    「いちばんの汚点でもあるけどね」

    入学して間もない春頃から、親の名前で注目されていた北斗とスバル。因果を背負って生きている、唯一無二の相手と言えよう。


    スカウト!薔薇十字物語


    北斗の所属する演劇部を中心とした、限定スカウトのストーリー。スバルのカードは実装されていないが、2-Aのメンバーとして登場する。


    トリップショウ/第三話
    ガーデンテラスで昼食を摂っていた北斗を見かけた逆先夏目は、「ホッケーくん」と親しげに話しかける。しかし北斗はその呼び方に対して、苦々しい反応を見せる。そんな彼に、スバルだけは例外なのか、と明るい口調でわざとらしく北斗をからかう夏目であった。しかし、次第にスバルについて、そしてふたりの関係性について、いまだ誰も触れていない部分にまで鋭く切り込んでいく。

    「そうだネ。バルくんは、『ひと』の話は聞かなイ」
    「だけど君が心からそう望めバ、ちゃんと聞いてくれるはずだヨ」

    「君は彼の世界観のなかでは希有な、対等な人間だからね」

    スバルの過去を熟知する夏目の言葉は、限りなく重い。
    「孤高の天才」であるスバルの世界には、彼と肩を並べられる存在はほぼないに等しい。自身と同じくスーパーアイドルの血を継ぎ、人一倍恵まれた条件を持つ北斗だからこそ、そして、「才能の差は、努力で埋められると証明してやる(バンドアンサンブルより)」と豪語してみせたように、差をつけられても追いつこうと前向きに突き進む情熱を秘めた北斗だからこそ、対等な「相棒」でいられるのだろう。

    トリップショウ/第四話
    そのあと、教室に入ってからも夏目はわざとスバルを刺激し、彼の内面を暴き出してくれる。

    「ごめんねバルくん、お友達をとっちゃッテ♪」
    「べつにとられてないし。ふたりって、仲良しだっけ? 今日の昼休みにも、一緒にごはんを食べてたみたいだけど~?」
    「いや、あれは逆先が一方的に絡んできただけだ」
    「いいけどね? ホッケ~が誰と仲良くしようが、俺には関係ないし~?」



    太神楽!祝いのニューイヤーライブ


    年明け最初に開催される、隠し芸大会とライブパフォーマンスを合わせた特殊なドリフェス【太神楽】。年末の『SS』を乗り越えた『Trickstar』は、この舞台で『紅月』と直接対決することとなる。


    プロローグ①
    『SS』で話題の的となったことから、周りの自分たちへの反応が変わってしまったのではないかと不安を感じ、なかなか登校することができずにいたスバル。しかしそんな彼を、彼の仲間たちは『これまでと同じ態度』で受け入れた。

    なお、アプリゲーム内で北斗とスバルが「相棒」と表現されるのはこのストーリーが初めて。

    希望の星/第一話
    【太神楽】当日には、正月明けのスバルに「痩せてないか」「大丈夫か?」と気遣う北斗の姿が見られた。

    「うちの父が、おまえのことを心配していたぞ。何度か『スバルくんと母上をうちに招いたらどうだ』、とか言っていた」
    「おぉう、気を遣うなぁホッケ~パパ。母さんに聞いた話、これまでも随分と良くしてもらったみたいだし......これ以上、甘えるのはちょっと申し訳ないかも」

    更に、北斗とスバルに家族ぐるみの付き合いがあったことがここで初めて判明した。(前述したオータムライブよりも太神楽の方が先に公開されている)


    追憶*春待ち桜と出会いの夜


    『Trickstar』が【DDD】優勝を飾った、その翌日のこと。四人は教師から呼び出しを受け、職員室に集まっていた。北斗は職員室のソファで熟睡するスバルを叱責する。


    プロローグ②
    一年前、桜に願掛けをしていたことを思い出したスバルが飛び起き、一目散に飛び出して近所の桜公園へと走って向かってしまう。北斗は職員室に真と真緒を残し、スバルを追いかけていくのだった。
    あとに取り残された二人はスバルの台詞から、一年生だった頃の記憶に思いを馳せる。

    space flash/第一話〜第二話
    物語は一年前の回想へ。
    北斗とスバルは、共に1-Aに所属していた。同じクラスにもかかわらずほとんど会話したことすらない様子で、どこか奇妙で不安定な距離感の二人が描かれる。


    放課後の教室でスバルが夏目と話していたところ、忘れ物を取りに戻ってきた北斗が不意に現れる。北斗はスバルに取り入ろうとする夏目のことを批判し、スバルに忠告を与えた。

    「ふん……。おまえは『明星』だな、あまり逆先とは関わらんほうがいいぞ」
    「俺たちを、というか俺やおまえの親の名声を利用して何か悪巧みしているだけだ」
    「関わっても、損しかせん。逆先の噂ぐらいは聞いてるだろう、そいつは危ないやつだ」


    set theory/第三話〜第五話
    夜、校内の敷地を大吉を連れて散歩している途中、スバルは駐輪場で晃牙と出会う。自分と一緒にがんばってほしい、自分の友達になってほしいと話すスバルの願いを、晃牙は『仲良しごっこ』にすぎないと跳ね除けた。彼が立ち去ったのち、スバルは深く思い悩む。

    (独りで戦う覚悟、か。でもガミさん、独りじゃどんなに強いひとでも潰れちゃうよ)
    (父さんもそうだった……。だからせめて、背中を預けられる相棒が欲しいんだけどな)


    そしておそらく、同じ夜の桜公園。無事演劇部に入部届を提出した北斗は、ひとり思考を巡らせていた。

    (……駄目だな。誰かを、他者を求めてしまうなんて。俺は独りでも平気だし、誰にも俺の気持ちなどわからない)

    「独りでも平気」という言葉が、直前のスバルの独白と対比される場面である。
    王子を演じていた北斗は、桜の樹の根元に蹲るスバルの存在に気づく。声は掛けようとせずに、離れたところから見つめながら、

    (『あの明星』の、忘れ形見……。俺と立場が似ているのでどうしても意識してしまうが、よくわからんやつだな)
    (実力は飛び抜けている。俺よりも、あらゆる点で優れている)
    (悔しいが、それは事実だ。ものがちがう。だが、いまいち何がしたいのかわからん……)

    北斗はメインストーリーなどで、繰り返しスバルの才能・実力を評価しているが、その認識はこの時期からすでに始まっていたことらしい。
    その有り余る才能のせいで周囲から浮いているにもかかわらず、懸命に周りの人間と同じ顔をしようとするスバルを、北斗は「変人」だと称し心の中で語りかける。

    (馬鹿だな。夜空の星は、遠くから眺めているから綺麗なんだ。それが接近してきたらみんな怯えるし、激突すれば大惨事になる)
    (そんなこと、おまえもとっくに気づいているはずだろう?)

    黙って立っている北斗に、蹲っていたはずのスバルが突然「ねぇねぇ!」と声をかけた。北斗は動揺した様子で聞き返す。

    「……? えぇっと、何だ? 俺に、呼びかけたんだよな?」
    「うん! ねぇ、きみって『王子さま』なの?」
    「……先ほどの俺の小芝居を、見ていたのか?」
    「ん〜? 俺の願いが叶って、お空の星から王子さまが降ってきたのかと思ったんだけど?」

    スバルはこのとき、彼の演技とは関係なく、北斗のことを「王子さま」だと思い込んでいたらしい。
    スバルにとって北斗は、桜と星とが奇跡的に出会わせてくれた、「王子さま」という希望そのものなのだろう。しばらく同じ教室で過ごしてきたとはいえ、二人の真の「出会い」はこの場面であるとも言えるのではないだろうか。

    「願い? おまえの願いとは何だ、おまえなら望めば何でも手に入るはずだろう?」
    「俺とちがって、本当に才能があるんだから」
    「『才能』って嫌いな言葉だな〜。それって、そんなに大事? それがないと生きていくこともできない、内臓か何かなの?」
    「どっちかっていうと、俺にとっては他の誰も持ってない内臓をひとつ余計にくっつけられちゃった感じかも」
    「もうそんなの、ちがう生き物だよね」
    「だから誰も、友達になってくれないのかな」

    北斗の使った『才能』という言葉が、スバルの痛ましい本音を引き出した。スバルは大吉を抱きかかえたまま、寂しげな表情で星空を見上げる。そうしてそこでやっと、スバルは「王子さま」がクラスメイトの北斗であることに気が付いたのだった。

    star gazer/第一話
    季節は移り変わり、秋。ソロ活動をしている、成績トップクラスの一年生から選抜されたメンバーのみでおこなうドリフェス【金星杯】で、北斗とスバル、そして真、真緒は初めて同じ舞台に立つ。
    本番前の着替えの手伝いに加え、簡単ながらメイクまで北斗にしてもらっているスバルは、終始落ち着かない様子であった。

    「至れり尽くせりだね、偉いひとになった気分」
    「ふん。舞台の上では、俺たちが王さまだ」
    「え〜、氷鷹くんは『王さま』じゃなくて『王子さま』でしょ♪」

    桜の樹の下で出会ったあの日以降、スバルは嬉しそうに「王子さま」と繰り返す。

    「俺はおまえとはちがう、明星。ちゃんと毎日、こつこつ努力して己のなかに技術や経験を積み重ねている」
    「偉いよね〜、氷鷹くんは。嫌味とかじゃなくてね、ほんとに尊敬する」
    「俺は何か春ごろにはもう、一生懸命やるのも馬鹿馬鹿しくなっちゃったよ」

    「……ドリフェス制度、俺はあまり支持していないけどな」
    「謹厳実直に授業を受けたりするやつより、たまに派手に仕事をしたやつのほうが評価されるし」
    「アイドルってそういうもんじゃないの。実力主義、成果主義でしょ……。俺と氷鷹くんじゃ、努力の方向がちがうってだけ」

    ドリフェス制度で一気に成績を伸ばしたスバルと、今までこつこつと地道な努力を重ねてきたぶんそういったものに反感を覚えずにはいられない北斗。このあたりで、北斗とスバルの生き方は大きく分岐したのだろう。初めは真面目に授業に出て、何もかもに全力で取り組んでいたスバルは、そうすればそうするほど周囲から浮き、さらに孤独を深めていった。やがて「馬鹿馬鹿しく」なってしまった彼は面倒なものを放り捨て、頻繁に学校を休んだりと奔放に振る舞うようになった。北斗はその間も変わらず、周囲を気にせずにただ黙々と、己を磨き高めていたのである。

    star gazer/第二話
    また、北斗はここでスバルのことを「運命を味方につける、主人公気質」とあらわしている。

    「……とりっくすたぁ?」

    渉を評する北斗の台詞に出てきたトリックスター(Trickster)という単語にスバルが興味を示すと、北斗が演劇部らしく説明を付け加えた。

    「知らないか? 狂言回しなどともいう、舞台を引っかき回すような役柄だな」

    過去に出た雑誌の情報によれば、『Trickstar』の名付け親はスバルということになっている。北斗とのこの会話が、彼らがのちに『ユニット』を立ち上げた際のネーミングにつながっているのだろう。

    star gazer/第三話
    ステージの上で本番前の練習に励む北斗とスバルを、後から遅れてやってきた真緒は、何故ソロで活動しているのだろうか、と疑問に思う。
    また、本人たちは無自覚かもしれないが、楽しんでいる様子の彼らを見て苦笑した。

    未来の「相棒」となる二人が、初めて同じ舞台で、声を合わせ、歌い、踊った。性格の不一致や考え方の違いなどから何かと噛み合わないことの多い北斗とスバルであるが、すでにこのときから、ステージの上では抜群の相性を見せている。

    star gazer/第七話〜八話
    本番が始まると、スバル、真、真緒の心境が順に描かれたのち、北斗の心内描写に移る。

    「不思議だな、俺は故障でもしたんだろうか。足が、手が、勝手に動く」
    「喉の奥から歌声が溢れてくる、身体の内側で命が燃えている」
    「理屈がわからない。最も不可解なのは、それが快いということだ」

    本来ならばこのライブでは体力を使い切らず、消耗を抑えて次の演劇部としての公演に備えるべきなのに、身体が勝手に動いてしまう。今までひたすら機械的に、ただただ正しい道をまっすぐに進んできた北斗は、己を突き動かす人間らしい感情、身体の内側から湧き上がる情熱に困惑する。そんな北斗に、スバルは笑顔で手を差し伸べた。

    「お〜い、もっともっと歌って踊ろうよ! みんな一緒に……☆」
    「最高に楽しいよ! ほらおいでっ、手ぇ繋いで踊ろう……王子さま♪」
    「だから、王子さまって呼ぶな」

    スバルの☆5カードにであるこの場面スチル。スバルは迷う北斗を前へと引っ張りだすように、輝かしい場所へと連れ出そうとするように彼を振り返って、しっかりとその手を握っている。

    「ん〜、でもさ、きみって名前で呼ばれるのが苦手っぽいから」
    「俺と同じで、『親の七光り』に灼き尽くされちゃいそうなんだろうなって……」
    「だから共感できるし、きみとは仲良くできそうな気がするんだけど」

    スバルが後に北斗につけたあだ名の「ホッケ〜」は「ほくと」に由来する。北斗の名字ではなく、あえて下の名前からあだ名を考えたのは、こういった彼の気遣いがあるからなのだろうか。

    「……仲良くしてどうする。アイドルに友達は不要だ。俺やおまえの父親は、孤独なまま頂点に立ったスーパーアイドルだった」
    「だから俺も、独りぼっちで当然だと、ずっと思って生きてきた」

    「ずっと思って生きてきた」という過去形の言い方から、このとき初めて、北斗のこの思考に迷いが生じたことがわかる。まだ立ち止まっている状態の彼に、スバルは明るく笑いかけた。

    「俺もだよ。……でもさ、そうじゃなかったとしたら?」
    「独りで歌わなくても良かったなら、肩を並べて同じ夢を目指せる友達がいるのなら! 最高に嬉しいよね、幸せだよね!」
    「俺はそう思うよ、きみはどう?」

    そう問いかけられた北斗は、彼らしくしっかりと考え、真剣な答えをスバルに返した。

    「……わからない。だが、思案してみる価値のある命題だ」
    「親の人生をなぞるだけなら、何のために生まれてきたのかわからないものな」

    今までの生き方を考え直し、北斗は、スバルの手を握り返して微笑んだ。

    「だとしても。今、ようやく目覚めることができたような気がする」
    「あはは。眠り姫を起こすのは、きみの役目でしょ……王子さま♪」

    スバルに手を引かれたこの瞬間、北斗は真の意味で「目覚め」た。無から有が生まれたのではなく、ずっと彼の中に眠っていたものが目を覚ましたのである。ちいさな子供の頃から、両親の望むアイドルになるために個性を封じ込めてきた彼のあつい情熱が、このとき壁を突き破って溢れ出した。北斗はようやく、新しい自分としての一歩を踏み出せたのだ。その喜びは、スバルの手を握る北斗の生き生きとした笑顔にあらわれているだろう。言うまでもなく、先述したスバルのカードスチルと、この北斗のカードスチルは対になっている。

    エピローグ
    回想が終わり、場面は【DDD】翌日に戻る。
    まだ明るい桜公園にて、北斗とスバルは思い出話に花を咲かせていた。後から追いかけてきた真と真緒、そして転校生も加わり、『Trickstar』が今の形になった経緯などの話題で仲良く歓談する。会話の内容から、【DDD】勝利後〜桜フェスの間の時間軸であることがうかがえる。

    願掛けに用いたビー玉を掘り起こそうとするスバルを、北斗がたしなめた。

    「余計なことをしていないで、さっさと行こう。俺たちの物語は、まだ始まったばかりだ」
    「ここで満足して、『めでたしめでたし』だと思われても困る」
    「はいはい。わかってるよ王子さま、俺をどっか輝かしいところにつれていってね♪」
    「舞踏会とかにか? というか久しぶりに言うが、王子さまって呼ぶな」
    「俺は王子さまでなく、おまえと同じように、アイドルになったんだ」


    ※今回の回想部分は、あくまでも『Trickstar』になる前の彼らの話である。ユニット結成時など語られなかった部分も多いので、これからの情報追加が待たれるところだ。


    躍進!夜明けを告げる維新ライブ


    『紅月』と『MaM』を中心としたイベントストーリー。
    スバルと北斗は☆3で登場している。


    維新の鬼/第三話
    新撰組ゆかりの地で【維新ライブ】を行うことになった『紅月』、『MaM』、北斗、スバル、英智、つむぎ。一番のひよっこである北斗とスバルに、ついてこれないようなら容赦なく篩い落とす、と蓮巳敬人に発破をかけられると、二人は

    「今回もあっと驚かせてやる、なぁ明星?」
    「もちろん!最高のキラキラを見せてあげる」

    と、堂々と宣言した。

    エピローグ②
    仲良さげに歓談する英智と敬人。二人の様子を見て、「副会長って英智先輩にやたら辛辣だから心配だったんだけど……。やっぱり、すごく仲良しな感じだね♪」と微笑んだスバル。そんな彼に敬人は、「そう見えるか?まぁ、貴様と氷鷹と同じ程度には気の置けない関係だな……」と返した。
    そこに、写真を撮りたがる数多の観光客に絡まれていたという神崎颯馬がやって来る。「確かに誰よりも新撰組の衣装が似合っている」「俺も一緒に写真を撮りたい」と言うスバルに、敬人が承諾し、共に写真を撮り始める。
    スバルのやることに、律儀に付き合う必要はない、と言った北斗に、揶揄うように英智が「神崎くんにスバルくんを取られて、やきもちを妬いているのかな……」「対抗して、僕とツーショットを撮ろうよ!」と提案した。

    更に、斑が準備期間中に不穏な動きをしていたと語った敬人。あちこち地雷だらけだった、と同調した英智に、スバルは「地雷って何?どういうこと?」と尋ねる。

    「君はもう少し大人になろうね、スバルくん。そこが君の愛らしくて尊い点だけれど、北斗の負担が増えて大変そうだから」
    「俺はわりと、こつこつ問題を片付けていくのも楽しいぞ。パズルは好きだ。だからおまえは何も気にせず、おまえらしく生きてくれ……明星」
    「うん?うん……よくわかんないけど、OK☆任せて!俺らしく生きるの、俺はすっごい得意だから!」



    対向!星合う夜の天球儀


    『流星隊』の三年生が練習に参加できないため、一年生を預かることになった『Trickstar』。いざ練習を始めるが、何をしたらいいのか分からない一年生を前にスバルが機嫌を損ねてしまう。


    曇り空/第三話
    千秋に一年生を預かってほしいと頼まれ、承諾したスバルだが、真は『Trickstar』随一のコミュニケーション力を持っている真緒の不在に、ちゃんと先輩らしく振る舞えるか心配する。スバルと北斗に暴走したり、喧嘩を売らないようにと釘をさすが、二人は「喧嘩など売らない」「俺たちを何だと思っているの?」と何故か誇らしげに反発する。呆れたように真はこう返した。

    「歩いて喋る隕石だと思ってます」



    噪音♦︎渦巻くホラーナイトハロウィン


    『SS』に向けて勢いづく『Trickstar』、リーダーが戻りつつある『knights』との再戦を冗談交じりに話していたが、真たちのすれ違いから勝負の話は【ハロウィンパーティ】で本当になってしまう。


    HARLEQUIN/第四話
    ハロウィン衣装に着替えた『Trickstar』。ライブ中に尻尾が抜けてお客さんを興醒めさせないようにしなければ、と転校生に手直ししてもらおうと話す真と真緒。その横で、「にゃんにゃん」と猫になりきり、「こんな感じで大丈夫?」と尋ねたスバル。北斗は、「うむ。大丈夫だ、かわいいぞ明星」と答えた。かわいい。

    エピローグ③〜④
    【ハロウィンパーティ】当日。ステージ上でスバルに元気がないことに気付いた北斗は、今回の件と父親の件とが重なって憂鬱になってしまっているのか、と問う。

    【ハロウィンパーティ】の数日前、とある雑誌が発売された。『Trickstar』のインタビューがその雑誌に掲載されたのだが、悪意のある編集により、『knights』ならびに夢ノ咲学院のアイドル達を見下しているかのような書き方をされていた。それに憤った『knights』『Trickstar』は、共に【ハロウィンパーティ】の舞台で歌うことで名誉を挽回しようとしていたのだ。

    「あはは。ホッケ〜じゃあるまいし、親が理由で落ち込んだりしないよ」
    「むしろどんな状況でも幸せに笑って、キラキラ輝いてないと天国の父さんに怒られちゃう」
    「ううん。哀しませちゃう、父さんはもう二度と笑えないのに」

    苦しそうに呟くスバルに、無理はするな、と言う北斗。しかしスバルは、「自分でも意外なくらい凹んだが、今日沢山の人にキラキラをもらえたからもう平気」「それを反射して俺は笑える」と語る。

    「どう?ホッケ〜、俺はちゃんと笑えてる?」
    「うむ。どこに出しても恥ずかしくない、アイドルらしい笑顔だ」


    「あはは。ホッケ〜は、ほんとに強いよね。頼りにしてるよ、いつも」



    『氷鷹誠矢 第一話』


    特別講師として、夢ノ咲学院にやって来た北斗の父、氷鷹誠矢のキャラクターストーリー。
    久しぶりの再会に喜ぶスバルと誠矢。掴み所のない誠矢に振り回されるものの、そんなところも北斗に似ている、とスバルは笑った。

    「よくわかんないけど。こんなふうに『父さん』とぎゃあぎゃあ言い合えるのはちょっと羨ましいよ、ホッケ〜♪」



    レクイエム*誓いの剣と返礼祭

    このイベントストーリーに北斗とスバルは登場しない。しかし、『バトンタッチ!涙と絆の返礼祭』において、英智がスバルに「トップアイドル」の称号を託した背景が語られる。


    永遠の光/第九話
    凛月から、真緒が次期バスケ部部長を務めることを聞かされた英智は、夢ノ咲学院のトップアイドルとしての座を誰かに託しておきたい、と語る。

    「北斗でも良いんだけどね。あの子の場合は自分がそう呼ばれるより、相方がトップアイドルとして持て囃されたほうが刺激や励みになるだろう」
    「何の有効性もない称号ではあるけれど、時にはそういう形のないものも質量を持つ」
    「油断すればすぐふわふわと宇宙まで飛んでいってしまいそうなスバルくんを、地上へ留める楔のひとつになればいいな」
    「もちろん、スバルくんには可能な限り天高くまで昇っていってほしいのだけれど。あの子としては『仲間と一緒』の方が良いだろうしね」



    一球入魂!青春プレイボール


    野球場で行われる始球式とライブの仕事が『Trickstar』と『2wink』でバッティングしてしまう。野球に備えてユニット対抗ホームランバトルをしようと提案するが……

    エピローグ②
    始球式が終わり、『Trickstar』と『2wink』ならびに転校生は席につき、弁当を食べようとする。スバルは敢えて転校生の両隣を空けていたが、転校生が寂しそうだと主張する双子に奪われてしまう。それなら俺の左隣が空いてるからおいで、とスバルは彼女に呼びかけるが、試合中だから大人しくしろ、と北斗に嗜められる。

    「……よいしょっと」
    「あれっ?何でホッケ〜が俺の左隣に座るの?」
    「べつにいいだろう。衣更、おまえも座れ」



    スカウト!薔薇の庭園


    鳴上嵐を中心としたスカウト限定ストーリー。北斗が☆4として登場する。


    第七話
    ファンシーショップに訪れた嵐、北斗、アドニスの三人。
    金平糖をお土産に買って行こうとする北斗だが、ハーバリウムと見間違えていたことに気付く。仕方がないので諦め、今度はスバルが好きそうだから、と次に見つけたキラキラしたシールを買おうする。嵐に「お友達に買ってあげるなんて優しい」と褒められるが、北斗はスバルを黙らせるためだ、と厚意からではないことを告げる。
    「いつもはお金で黙らせているが、あいつも馬鹿ではないしそろそろ使えなくなるかもしれない」との台詞を聞いた嵐は、金で黙らせるだなんて不穏極まりない、と怯える。北斗が誤解を訂正すると、彼は脱力したように苦笑したのだった。


    燦々!笑顔のサンフラワーライブ


    【サマーライブ】の苦い思い出を払拭したい『Trickstar』は近く行われる【サンフラワーライブ】に応募しようとするが、予算が足りず参加できないでいた。真緒は英智からのある条件を呑み、なんとか参加費用を取り付けるが……


    第十一話
    Tシャツとタオル、そしてサマーキャップの他に、それぞれグッズのアイディアを考えてきた『Trickstar』のメンバー。北斗は自信満々に、お手製のマラカスを見せる。ドリンクの空容器に、海岸で拾った小石を入れたという。小さい頃、祖母と一緒に作ったらしい。かわいい。「ちょっと手作り感がありすぎるかな」とやんわり真が言うと、なら大吉のおもちゃにするからちょうだい、とスバルは強請った。(ちなみにスバルの出した案は、ブロマイドとセットで買ってくれる客を想定した、シーグラスを使った写真立てだった。北斗も「明星にしては良いアイディアだ」と褒めている)

    また、スバルのプロデュースコースでは、楽しそうにマラカスを振っていたスバルだが、転校生が微妙な反応を示すと、「やっぱり売らなくて良かったかも」と案外冷たく言う姿を見ることができる。


    EP.Link♪ここから始まるシンフォニア


    『Trickstar』を呼び出し新しいアイドルたちの活動場所を紹介する『fine』。しかし、日々樹渉の進路に加え、英智や姫宮桃李が時折見せる暗い表情が気になる北斗。答えがわかったというスバルはとある計画を考える……

    ※このイベントは『あんさんぶるスターズ!』と『あんさんぶるスターズ!!』の時間軸を跨いでストーリーが進んでいく。


    Dreamer/第三話
    やけにテンションの高いスバルに、真緒は「北斗と転校生がいないから寂しいんじゃね」と推測した。

    Dreamer/第四話
    北斗の母親が率いる劇団の入団試験を受けた渉と、彼に付き添った北斗。いつまでも自らを部長と呼ぶ北斗に、渉は提案する。

    「もっと気軽に『渉おにいちゃん』って呼んでもらっても構わないんですよ、ホッケ〜♪」
    「ホッケ〜って呼ぶな」

    スバルが人前でも渾名で呼ぶせいで、ファンにまでそう呼ばれて困っている、と不満を零した北斗だが、渉は「延々と『氷鷹誠矢の息子』または『二代目』と呼ばれ続ける未来もあったかもしれない」と肯定的に捉える。

    「あぁ、わかります。愛しい相手からの特別な呼称を、みだりに他人に使われたくないんですよね。愛ですね、ホッケ〜……♪」
    「べつに俺は明星を愛していない」
    「照れなくてもいいのに〜。愛はいつでも傍にあるのに見つけにくいものですから、きちんと正視して手繰り寄せるべきです」


    Dreamer/第五話
    かつては『Trickstar』の手続きや連絡などを請け負っていた転校生だが、多忙により面倒を見切れなくなってしまった。更にその穴埋めをしている真も多忙を極めているという。見兼ねた真緒は自分にも仕事を回すよう提案するが、鬼のように忙しい真緒には頼めない、と真は苦笑する。そこで、スバルが「余裕があるから働く」と立候補すると、北斗は「そういえば明星だけは、『部長』だの『委員長』だのという称号が増えていないな」と気付く。

    「うん。なぜか英智先輩が『トップアイドル』の称号をくれたけどね。こないだの【返礼祭】のときに」
    「……なぜ、おまえが『トップアイドル』なんだ?俺じゃ駄目なのか?」

    不満があるなら喧嘩しようと笑うスバルに、望むところだと応じる北斗。いつだってスバルと対等でありたいという、北斗の負けず嫌いな性格が滲み出ている。

    また、スバルが今日の目的地である空港を暗喩し、空を指差した際には、

    「明星、なぜ人差し指で空を示す?それは自分がナンバーワンだと、つまり自分こそが『トップアイドル』だと言いたいのか?」

    と難癖を付けていた。

    Deadend/第二話
    渉の進路について考える内に、どうして『五奇人』として石を投げられてまで、彼はアイドルを続けたのか分からなくなった北斗。何故アイドルを志したのか尋ねてみたが、「あなたと同じ」だと、はぐらかされたという。
    その真意を『Trickstar』のメンバーに尋ねるも、真に北斗のことは北斗にしか分からない、と返される。スバルも「北斗が何を考えているのか全然分からない」と同調すると、北斗は「そっくりそのままおまえに返す。もうちょっと、わかりやすくなれ」と苦言を呈した。そんな二人のやり取りに、真緒は笑ってこう言った。

    「あはは。傍から見てるとおまえらはツーカーっていうか、互いのこと完全に理解し合ってる感じなんだけどな」
    「錯覚だ」

    ステージの上では抜群の相性を見せる北斗とスバルであるが、前述した通り、性格の不一致や価値観の違いなどから日常生活では何かと噛み合わないことが多い。

    「俺がアイドルを志した理由は、『父がアイドルだったから』だ」
    「俺も俺も!同じだねホッケ〜、さっすが俺の魂の双子……☆」

    『SS』の際に北斗が使った、「魂の双子」というフレーズを、スバルも気に入っていたのだろう。嬉しそうな様子を見せた。

    また、北斗と父親とのやり取りを聞いた際には、「良いなぁ」「仲良し親子」と微笑んだ。

    Deadend/第七話
    学院の屋上で、英智に仮面を渡した渉。そこに、第二回【DDD】を発案したスバルが「たのも〜う!」と割って入る。何故入室するときにたのもうと言うのか、と北斗が尋ねると、時代劇に出ていた父親の真似であると答えた。
    「明星。あまり言いたくないが、おまえに父親の話をされると俺たちはどういう反応をしていいかわからない」
    「笑って聞いてよ。父さんとの幸せな思い出すら口にできなくなったら、父さんの人生がぜんぶ無かったことになるみたいで……」
    「俺、それがすっごく嫌だったんだよね」
    「でも今は、みんなになら話せるから。それが俺、とっても嬉しくって」


    Deadend/第八話
    喧嘩腰で割り込んで来つつも、北斗とスバルの二人で会話を始める様子を見て、渉は自分たちだけで楽しそうに話し込むところは、愛くるしい点ではあるが欠点でもあると指摘した。その一方で、今度は英智と渉が二人で会話を始めてしまう。見兼ねたスバルは北斗に「ふたりの世界に浸ってないで、俺たちの話を聞いて!ほらホッケ〜、一発かましてやってよ!」と投げかける。何故俺が、と困惑する北斗に、「『Trickstar』のリーダーでしょ?」と答えると。

    「ふむ。つまり俺がリーダーで、自分がトップアイドルだと言いたいのか?だから引き分けで対等だと、慰めているつもりか?」
    「うわ鬱陶しい!英智先輩〜、先輩が余計なもんを俺に押しつけたせいでホッケ〜が変なこじれかたをしてるよ!」
    「ふふ。それが狙いだったしね、良いんじゃないかな」


    Deathmatch/第二話
    そして、年度が移り変わり、第二回【DDD】当日がやって来た。開幕を宣言した現生徒会長である真緒と、【DDD】のために一時的に帰国したと言う瀬名泉に攫われてしまった真。第一回【DDD】の二の舞だ、と言った北斗に、スバルは最初からみんな一緒だから全然違うよ、と笑いかける。

    「……そうだな。心残りを払拭できるかもしれない良い機会だ。俺も今度こそ最初から最後まで一緒に奮闘する」
    「うん。信じてる。……みんな立場とか『しがらみ』ができちゃって、まだ俺とホッケ〜しか集まってないのが寂しいけど」
    「それは仕方ないだろう、成長するほどに足かせも増える」
    「だが安心しろ、もう二度と手を伸ばしても届かない距離までは遠ざからない」
    「わかってる」

    共に真や『fine』のメンバーを待ちながら、舞台上で英智と頑張っている真緒を見守ろうと微笑んだスバル。そこに渉がやって来る。

    「失礼しま〜す!おぉっと、これはお邪魔虫でしたか?」
    「あなたもすぐ『二人だけの世界』に没頭してしまうんですね北斗くんっ、そんなところだけ私に似なくてもいいのに!」


    Deathmatch/第三話
    第二回【DDD】を何故開催したのか桃李に問われた北斗。桃李を『ホッケーマスク』にしたくなかったからだ、と語り始める。
    自分たちが起こした革命に後悔はない。しかし、もっと他のやり方で未来を変えたいと、第一回【DDD】を開催した際の英智も思案していたのではないかと北斗は推察していたのだ。

    「俺たちの目標は『SS』に優勝することでも、最強のアイドルになることでもない」
    「だから、べつにトップアイドルと呼ばれなくてもぜんぜん不満などないんだ、明星」
    「えっ、今その話する?普通にすっごく気にしてるでしょ、ホッケ〜?」

    突然話を掘り返されて戸惑うスバル。北斗はこう語った。

    「気にはする。だがそれは、俺が最強になりたいと望んでいるからじゃない」
    「おまえが持っているもので、俺に持ってないものがあるというのが腹立たしいんだ」
    「え〜、欲しがり屋さんだなぁ……」
    「そんなことを言うなら俺はホッケ〜みたいに生きてる父親が欲しいとか、反応に困る主張をするよ?」
    「わかっている。……いつだって、無いものねだりばかりだな」

    いつだって対等に歩んでいるように見える北斗とスバル。いつも先へと突っ走ってしまいがちなスバルに負けじと、北斗もそれ以上に走り抜こうと試みるからこそ、その図式は成り立っているのだろう。
    北斗とスバルは同じものを持って生まれたかのように見えるが、実際は異なる。彼らは共に生きていく限り、お互いの立場や才能、そして肉親の存在をも羨み続けるのだ。


    エピローグ①
    そうして、とうとう『Trickstar』対『fine』の最終戦が始まった。
    舞台上で【DDD】が何の頭文字なのか考え込んでしまう北斗に、スバルが今はライブを満喫しようと笑いかける。

    「見て、北斗」
    「……たまに脈略なく普通に名前を呼ぶな、おまえは」

    固唾を呑んで勝負の行方を見守っている客席の様子に、スバルは「嬉しい」「幸せ」「絶対に報いたい」「幸せな時間にしたい」と語った。北斗もそれに頷き、「日々樹先輩のことが気になっていたが、彼は絶対に自分を求めた人を不満にしたり、哀しませたりしない」「だから信じて、俺たちは俺たちのやるべきことをやろう」と言う。

    「うん!それでこそ、俺の大好きな『Trickstar』だよ!」
    「うむ。俺もおまえを愛している」
    「……はいぃ!?」

    『Dreamer/第四話』では、「明星のことを愛していない」と告げていた北斗。「愛はいつでも傍にあるのに見つけにくいもの」という渉の言葉通り、スバルは誰よりも北斗の傍にいる存在だ。ステージに上がり、共に歌い踊ったことで、言葉では語れない感覚的で本能的な何かがふたりの心を繋げたのだろう。その繋がりが喜びと高揚感を生んだのだろう、自らの感情に気が付いた北斗は、スバルに愛の言葉を贈ったのだった。

    そして北斗は、初めて四人で舞台に立った『金星杯』と今を比べて、「思えば遠くに来たものだ」と笑う。

    「どうした、今度はおまえが黙ってしまったな」
    「ふふ。まだまだ俺たちは何もかも足りないところばかりだが、互いに支え合い、補い合えば誰にも負けない」
    「それを最初に、ううん、今でもずっと教えてくれるのは───、おまえたちだろう?」

    呆気にとられたままのスバルに、北斗は言う。

    「笑え、スバル」
    「名前呼び!」
    「何なんだ、さっきから?調子が悪いのか?」
    「ぼうっとしていたら容赦なく置いていくぞ、それでも最終的に同じ地点まで駆けつけてくれると信じているから」
    「これからも、みんなで一緒に肩を並べて───どこまでも行こう」

    スバルがヘリコプターから飛び降りたとき、真緒はこう言っていた。「あはは。スバルの真似をするのは諦めてるよ〜、でも違う方法や経路でも最終的に同じ場所に立ってりゃいいんだもんな」
    つまりスバルも北斗も、自分がどれだけ突っ走ってしまっても、仲間達が必ず追い付いてくれると確信しているのだ。天才肌のスバルと、決して凡人ではないものの地道に努力を重ねる北斗。いつだって名前の由来の通り、それぞれ「統べる」「導く」存在として『Trickstar』を引っ張って行く彼らは、仲間達に絶対の信頼を抱いているからこそ、全力で輝くことができるのだろう。

    「……はいはい。いっつもそうやって自己完結しちゃうんだもん、心配するだけ損だよね」
    「ううん。偉そうに他人を心配できるほど、俺も完成してないから───」
    「言われなくったって、いつでもみんなと一緒にがんばるよ!」


    エピローグ④
    英智は独白で、ふたりを(北斗とスバルくんについては、もはや解釈するのも馬鹿馬鹿しい……)と評した。


    『あんさんぶるスターズ!!』メインストーリーでの動向

    ※ストーリーのネタバレを含みます

    メインストーリー第一章


    第十七話 Trickster
    ライブ前。北斗が不在の為、真がスバルのメイク直しをしていた。いつもと違うところに指が当たる、と擽ったがるスバルに真緒は笑う。

    「あはは。いつも、そういうメイク直しとかは北斗がやってるもんな。それが、おまえらのいわゆるルーチンになってるんだろうけど」
    「おまえは何でもできるんだから、文句言うならメイクぐらい自分でやればいいだろ……スバル?」
    「え〜?何でもはできないよ、俺は魔法使いじゃないし?」
    「ってか『できる』からって『やりたい』とは限らないし、誰かにやってもらった方が嬉しいから!愛されてる感じがする!

    スバルのメイク直しは普段は北斗が行っているという。彼から「愛されてる感じがする」ということなのだろうか。


    メインストーリー第五章


    第百四十一話 Precursor
    【MDM】の前夜祭に出演する『ALKALOID』のリハーサル開始直前。北斗とスバルが楽屋にやって来る。一切物怖じしていない天城一彩の様子に、スバルは少し北斗に似てると評した。

    「ふむ、どのへんがだ?」
    「フム?あまり見た目に共通点はないように思うけど?」
    「そゆとこ!真面目ぶってて変なとこ!ホッケ〜はたまに『この野郎』って思うけど、年下だとかわいいね〜!」

    リハーサル前に話がしたい、と持ち掛ける北斗とスバル。『ALKALOID』のリーダーである一彩が承諾し、「───話とは、何だ?」と尋ねると。

    「こら。こちらは年上だぞ、その態度は何だ?」
    「いや、ホッケ〜が言う?よりにもよって?」

    日常的に誰に対しても傍若無人な態度を取る北斗の台詞に、スバルは思わず苦笑するのだった。

    第百四十二話 Goddess
    『ALKALOID』のおかれた立場や役割について、抽象的に説明したスバル。よく分からない、と困惑した一彩に「ごめ〜ん、説明が苦手で」と謝る。そこに北斗が「俺は説明が得意なつもりだが、どうしても長くなるしな」「全て終えた後にゆっくり咀嚼してほしい」と補足する。

    「明星はアホだが、いつでも真理を言う」



    『あんさんぶるスターズ!!』その他のストーリーでの動向

    ※ストーリーは作中時系列順ではなく、公開順に並べてあります
    ※ネタバレを含みます


    新星団★輝きのBIGBANG!


    英智からESを紹介するという仕事の依頼を受けた『Trickstar』。しかし、いつもと様子が違うスバル。自分でも何が原因か分からず、真緒は違和感の原因を探っていく。


    始動/第一話
    英智からの依頼を受けた『Trickstar』。北斗が今回も張り切って仕事をこなそうと呼び掛けるが、その言葉に応じたスバルはいまいち元気がない。心配する真緒に、「自分でもわかんない」「お仕事をやっているうちに楽しくなってくるかなぁとは思うんだけど」と答えると、北斗はこう言い切った。

    「そうでないと困る。おまえが笑っていないなら、それは『正解』じゃないんだ」


    原点/第三話
    調子が悪いスバルのために、急遽ライブ会場を押さえた『Trickstar』。これで満足かと真緒がスバルに問うと、「分からない」と返される。「でもね、すっごいドキドキしてる」「いっつもこんな感じだったよね、『Trickstar』は」「ドキドキをワクワクにして、キラキラにしてきた」

    「擬音で喋るな」
    「あはは。文句がおおいなぁ、ホッケ〜は……。俺がどうすれば満足なの?」
    「ふん。まぁ、おまえが笑えているならいい。きっといつでも、それが正解だ」

    また、真緒の言葉選びが古いことを指摘した真。しかし、話す言葉は変わっても同じ人間だからきっと伝わる、と語る。

    「氷鷹くんが擬音だらけで感覚的な明星くんの言いたいことを完璧に理解しちゃうみたいに、きっと、心と心で接すれば大丈夫」
    「通じあって、理解しあって、笑いあえるよ」
    「他人でしかない僕たちも、魂を直接ぶつけあうような、この舞台では」

    「待て。俺はいつも明星の言いたいことはちんぷんかんぷんだぞ、少なくとも完璧に理解はしていない」
    「今回も。こうして舞台に立つまでこいつが何を考えているのか一切わからなかった」
    「え〜?ホッケ〜に、っていうか『Trickstar』のみんなにもわかんないんだったら誰にもわかんないよ?」
    「そんなに寂しいこと言わないで〜っ、こんなに愛してるのに!」
    「わかってほしいなら、わかってもらうための努力もしろ」

    そんなやり取りをする二人を見て、真と真緒は微笑んだ。

    「あはは。ほんと、傍から見てると以心伝心って感じなんだけどな。変な連中だよまったく……付き合わされるこっちは堪ったもんじゃないよな、真?」
    「ふふ。そこも含めて楽しいし、大好きだけどね。衣更くんも同じでしょ?」



    スカウト!お菓子の家


    紫之創を中心としたスカウト限定ストーリー。スバルは☆3として登場する。


    魔女集会/第二話〜第三話、第五話
    スバルが一切ストーリーに登場していない北斗の名を7回も呼ぶ。
    また、演技者としての北斗を一歩引いたところから見つめるスバルの姿も確認できる。


    軋轢♦︎内なるコンクエスト


    『Eden』のメンバーを中心としたイベントストーリー。

    凪砂のミニトーク(『あんさんぶるスターズ!』におけるプロデュースコース)「相席のお誘い」第二話に北斗とスバルが名前のみ登場する。
    凪砂とカフェで鉢合わせたプロデューサー。「向こうに誰かが…」の選択肢を選ぶと、1/2の確率でスバルと北斗が手を振ってくれる。一緒に食事を摂っていたのだろうか。


    余談


    『あんさんぶるスターズ!』2018年度誕生日限定キャンペーンでは、二人共ショートケーキを好んでいた。また、スバルの誕生日限定プロデュースコース第二話では、北斗の手を「あったかくて安心する」と述べた。(スバルは終始目を閉じていて、転校生の手と勘違いしていた。なお、同じ回答を選んでも、実際に転校生が手を握っているルートも存在する)

    『あんさんぶるスターズ!!』公式サイト・アプリ内のプロフィールボイスでは、北斗がスバルのことを紹介している。最初から最後までスバルのことを褒めており、「共にアイドル業界を駆け上がっていくのに、これほど頼もしい存在はない」とも語っている。

    『あんさんぶるスターズ!!Music』の機能のひとつである『お仕事』をこなすことで、キャラクター専用のユニット衣装がドロップすることがある。スバルと北斗それぞれの『Trickstar衣装』は、特化ステータスが完全に対照的に設定されている。(スバルはActive・Unique・Charisma特化、北斗はPassion・Smart・Technic特化)

    『あんさんぶるスターズ!!Music』に実装されている、『Infinite Star』には、北斗とスバルがユニット衣装を着ているときのみ発生する固有モーションがある。現時点で固有モーションが実装されているのはこの曲のみ。

    『あんさんぶるスターズ!!Music』2020年度明星スバル誕生日限定キャンペーンでは、それぞれのアイドルをモチーフにしたケーキが当日限定で販売される。スバルの誕生日当日限定で公開される誕生日ケーキのコミュに、ユニットメンバー枠として北斗も実装された。
    「切磋琢磨する仲間で居続けよう」
    「うん…!いつも一緒だよ」

    関連イラスト

    ほくすばろぐ3


    あんすたまとめ⑤


    twitter rkgk



    関連タグ

    あんさん腐るスターズ!

    関連記事

    親記事

    あんさん腐るスターズ! あんさんぶるすたーずふむけ

    兄弟記事

    pixivに投稿された作品 pixivで「北スバ」のイラストを見る

    このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1139011

    コメント