作品解説
第20回電撃小説大賞にて大賞を受賞した小説。著者は木崎ちあき。イラストは一色箱。
2014年から続き2024年に完結した。全15巻(本編14巻+短編集1巻)+コラボ小説1巻。略ははかとんが多い(平仮名がポイント)
スピンオフに『百合の華には棘がある』がある。本編の数年後を舞台にした、小百合と新キャラの女性バディ+榎田の話になっている。
一部だけだがコミカライズされており、原作第1巻部分は秋野キサラ、2巻部分は長岡千秋の作画でも月刊Gファンタジー(スクウェア・エニックス)にて連載された。
群像劇、舞台が現代、版元が同じアスキー・メディアワークスであることから、電撃文庫等で活躍する成田良悟氏が手掛ける『デュラララ!!』の10周年プロジェクトの一企画として、コラボレーションが実現。
著者:木崎ちあき・イラスト:一色箱・原作&監修:成田良悟・原作キャラクターデザイン:ヤスダスズヒトの布陣で『デュラララ!!×博多豚骨ラーメンズ』のタイトルで、2016年10月8日に発売された。
2018年冬アニメとして、TOKYO MX、AT-X、TVQ九州放送、BS11で放送され、一挙放送をことあるごとにした初めてのアニメ作品でもある。
アニメーション制作はサテライトが担当。なお、主題歌を担当するロックバンド、岸田教団&THE明星ロケッツは、メンバー全員福岡県と縁がある。
2019年夏には舞台化されている。
あらすじ
題名から勘違いされやすいが、グルメ物ではない。
福岡は一見平和な町だが、裏では犯罪が蔓延っている。
人口3%が殺し屋の街・博多は今や殺し屋業の激戦区で、殺し屋専門の殺し屋がいるという都市伝説まであった。
福岡市長のお抱え殺し屋、崖っぷちの新人社員、博多を愛する私立探偵、天才ハッカーの情報屋、美しすぎる復讐屋、闇組織に囚われた殺し屋。そんなアクの強い彼らが巻き込まれ、縺れ合い紡がれていく市長選。
その背後に潜む政治的な対立と黒い陰謀が蠢く事件の真相とは──。
そして悪行が過ぎた時、『殺し屋殺し』は現れる──。
登場人物
博多豚骨ラーメンズ
| - CV:小野大輔
- 苗字は「ばんば」と読む。「馬場探偵事務所」の経営者である探偵で、博多最強の殺し屋「にわか侍」。
- 生まれも育ちも博多の九州男児。豚骨ラーメンと明太子と野球が好き。いつも猫背。
- 白のニットにデニムとラフな格好をしており、博多弁で喋る。
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| - CV:梶裕貴
- 「リン シェンミン」と読む。中国人。新興マフィア「華九会」が雇った殺し屋。女装で仕事をしているが彼の趣味でもある。
- 髪を長く伸ばし、付けまつげをするなど化粧したり、ワンピースにロングブーツで目いっぱいめかした姿がショーウィンドウのガラスや鏡に映ると、我ながら美人だと思ったり、殺しのターゲットが女性だと自分と比べる傾向がある。
- アニメでは茶系統のブレザーに、短いスカートでハイソックスを着用する姿が多い。
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| - CV:小野賢章
- かつて海外のハッカー集団の一員だった情報屋。
- 現在は福岡市内のネットカフェを根城にしている。男としては小柄な方でマッシュルームのヘアスタイルが特徴。
- 数年後を描いた『百合の華には棘がある』では、衆議院議員になっている。
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| - CV:小林裕介
- 殺人請負会社「マーダー・インク」の新人社員。高校時代、投手として甲子園に出場した経験を持つ。
- 福岡に転勤するや否や、殺人の濡れ衣を着させられたり散々な目に遭ってしまうが、ジローの依頼で濡れ衣を着せた真犯人に「罪を擦りつけ返す」復讐を果たす。その後はマーダー・インクを退社し、ラーメンズにスカウトされる。
- 殺人犯(冤罪)として多くの人に顔を知られたため佐伯のもとで顔を整形してもらった。アニメで名前が和樹であることが明かされた。
- ラーメンズの中では唯一のカタギだが、何故か裏社会絡みの事件に何度も巻き込まれる不幸体質。その一方、時折事態を動かすミラクルを引き起こす。
- 作中にて職を転々とするが、最終的にある決断を下す。
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| - CV:浪川大輔
- 復讐代行業で生計を立てるオネエ。美容師だったが恋人が殺されたことを機に「復讐屋」に転身した。表向きはバー「Babylon」のマスター。
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| - CV:悠木碧
- ジローの助手である女子小学生。冷めた性格しており、他人とは積極的に関わろうとしないが、ジローの仕事には理解を示しており、「復讐屋」の手伝いをしている。
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| - CV:前野智昭
- ジローらの協力者であるドミニカ共和国出身の拷問師。普段は整体師として生計を立てている。ゲイ。マルさんの愛称で呼ばれている。
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| - CV:松岡禎丞
- ラーメンズのメンバー。中州の西通りにある『Adams』という名のホストクラブで働いているが、本業はスリ師。暴走族上がり。
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| - CV:平川大輔
- 七三分けで眼鏡をかけている佐伯美容整形クリニックの院長。相手が年上だろうと年下だろうと敬語で話し、見た目も性格も真面目で温和そうで、物腰も柔らかい。だが、裏では表沙汰にできない死体を処分する「死体屋」をしている。
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| - CV:浜田賢二
- 裏社会に精通したベテラン刑事。法では裁きにくい事件を担当することが多く、殺し屋とも懇意にしている。
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| - CV:廣田行生
- 『源ちゃん』というラーメン屋(屋台)の大将。
- ラーメンズの監督で、業界でも有名な殺し屋の仲介屋でもる。かつてはコナオトシ級(最高級)の殺し屋「G.G」であり、ある時山笠でぎっくり腰になり引退。「G.G」の由来は老け顔で仲間から「ジジイ」と言われたのが転じてと、「剛田源造」のイニシャルから。
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北九州
| - CV:中村悠一
- 殺人請負会社「マーダー・インク」の元社員でありエース。
- マーダー・インクの仕事がつまらなくなり会社を退社、仕事を探そうと訪れた福岡で同級生の巨也と再会しタッグを組み、「サブマリン忍者」の名で殺し屋をしている。
- 新田に手渡された福岡で名の知れた殺し屋のリストに書かれた殺し屋全員を短期間で抹殺してしまうほど実力は高い。
- 馬場を稼業と野球の両方でライバル視しており、実力は認めているものの、会う度に突っ掛かる。
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| - CV:松風雅也
- 巨也は「なおや」と読む。気鋭の殺し屋コンサルタント。
- 猿渡の高校時代の同級生で、同じ野球部でバッテリーを組んでいた。福岡に戻ってきた猿渡を「サブマリン忍者」としてプロデュースする。
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| - CV:大原さやか
- ハニートラップを駆使して懐に潜り込み標的を始末する女性の殺し屋。
- 馬場の元カノ。
- 数年後を描いた『百合の華には棘がある』では、東京・新宿にて探偵業を営んでいる。
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腐向け作品について
一般向けの投稿作品との棲み分けを目的とし、腐向け作品を好まないユーザーの目に入らないようにするため「はかとん【腐】」タグがあります。
「はかとん【腐】」タグと「博多豚骨ラーメンズ」タグとの併用は避け、棲み分けすることを推奨します。
関連動画
ニコニコ版はこちらから
関連タグ
ライトノベル コミカライズ メディアワークス文庫 デュラララ!! はかとん【腐】
ラーメン大好き小泉さん:ラーメンとタイトルの付く放送時期が同じ作品つながり。ただしこちらは平和な飯テロアニメ。
しかしそれぞれの作品に出演する声優にこのような繋がりが出来た。→当該記事
外部リンク
原作サイト
テレビアニメ公式サイト
電撃大賞サイト
コミカライズサイト