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山岡君、これが概要かね…?編集

東西新聞社の代表取締役社主(つまり社長)で、72歳の男性。幼少期は京都で生まれ育ったが、在住は田園調布紋付を愛用しており、海原雄山と並ぶ和服姿の男性キャラでもある。


当初は威厳のある好々爺だったが、話が進むにつれて度量が狭く大人げない振舞いをするワガママジジイと化してしまう。

厳格ながらも懐の大きい人格者へと変化していった雄山と性格が入れ替わっていったかのようである。

特に料理の事やライバルの帝都新聞(至高のメニューを推進する新聞社)が関わる事になると、より大人気なくなるばかりか、最早手のつけられない駄々っ子のようになる。

その独りよがりやワガママは枚挙に暇がなく業務命令の一言で士郎をこき使うのは日常的で…


ご飯はご飯で食べるべきであり、混ぜご飯炊き込みご飯も禁止」

女性家庭を守るべきだから託児所は認めない」

「次こそは至高のメニューに勝て。勝てなかったらクビだ~!」

社員経営者の横暴に従う!それが資本主義の正しい姿なのじゃ~!」


など、エスカレートしまくりであった。


元々美食倶楽部の会員であったが、士郎を巡るトラブルで除名されてしまう。このときは大原より雄山の方が感情的になって除名したかのように描かれていたが、段々除名止むなしだったかのような人格描写が増えてしまった。


その感情的な性格を老年に達しても持ち続けているせいか、乗っ取りを企む連中にやられたり、山岡士郎と言い合いになって倒れ込んだこともある。

ライバルの嶺山社長や、京都時代の悪ガキ仲間と意地の張り合いをした時、山岡に援軍を頼む(というよりは社主権限を強行して無理矢理従わせる※)こともしばしば。


他方、子どもっぽい面があるだけで悪人という訳では決してなく、山岡ともめることはあっても最終的には元のさやに何やかや納まっている。

山岡には度々タメ口を叩かれたり、現実で言ってしまえば決して穏便には済まないであろう暴言を何度も吐かれているものの、個々の暴言自体に怒ったり反撃をすることはあっても、平素から失礼な態度を取りすぎであることに対しては特に咎めたことはない(仁木会長に対して「このわたしに対してさえ勝手なことばかりぬかす」と、笑い話のようにこぼすシーンはある)。

山岡が一介のヒラ社員である事を鑑みれば破格とも言える寛大な態度であり、公私混同も甚だしい問題の数々を解決してもらう機会も多いことから、上司と部下の関係を越えているフランクな間柄と言えなくもない。

山岡・栗田両名が大原社主に対してのとある不満から東西新聞に自ら辞職を申し出る騒動を引き起こした際には、第三者である岡星精一が山岡に対して「大原社主(小泉局長)が普段から両名に取っている寛大な態度を鑑みれば、たまに犯した一時の間違いでの辞職はあまりに短絡的ではないか(要約)」と窘めたことすらあり、その関係は社外の人間から見ても非常に良好なものに映っていることがわかる。

金上鋭による東西新聞社乗っ取りの際にも、新聞社社主として度量のあるところを見せ、心ならずも金上に従っていた役員たちを守る姿勢を示して乗っ取りを阻止した。

また雄山の活躍によって東西新聞社の乗っ取りを阻止できた際には記者会見で雄山に感謝することを表明している。


※今なら普通にパワハラ案件である。

そのせいか連載初期~中期によく見られた((社主の個人的な要望に基づく)『業務命令だ!』というセリフは見られなくなっている。




栗田さん、わしのために備考欄をもうけてくれるとはすまんなあ編集

  • 山岡にやりこめられた時などに、「ワシは寂しく死んでいくんだ…」などと湿っぽい愚痴を言うことが多いが、家族の存在が明かされている。娘さん一家としてサラダコンクールで優秀な成績を収めたお孫さん、認知症が原因で株を売らされた叔父、そして奥様(彼女も和服姿)など、多くの一族が登場している。

  • その奥様は夫ばかりかその会社員の顔を立てるなど婦徳のある女性として描かれているが、大原社主が行きすぎた行動をすると諌めるなど夫を管理する術を心得ている。彼女が「社主の癖に社員に詫びることも出来ないのですか?」とごもっともな指摘をして、やり込める。

  • 京都生まれと言う設定からか、うどん稲荷寿司は関西風が好きで、目玉焼き七味唐辛子をふるなど、京風好み(ただしおでんは関東風が好き)。おかゆを食べられなかったが、山岡に助けて貰った。

  • 多趣味かつアグレッシブな一面があり、古式泳法ヨットなど水に関するスポーツや鍛錬が好きという場面も登場する。一方でトカゲが嫌いであり、その写真もろともに大事な手紙を廃棄するなどドジを踏むことも。

私だって関連タグが欲しい~!つけなければクビだ~!!編集


美味しんぼ 東西新聞社 名脇役 老人 社長 おじいちゃん


理想の上司谷村部長ほどではないが、大原に振り回される山岡が散々文句や悪態をつきながらも最終的に協力したり、一度本気で大喧嘩した時には仲直りの際に「一生こき使ってやる」と啖呵を切った大原に、山岡もゆう子も安堵していた事から、心の底では慕われている描写もある。

阪脩:中の人

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