概要
本作における妖怪・霊能力者界隈の最高実力者であり、特にそれぞれの家系の当主或いは継承者は「(湖の主程度のローカルな)神々にも互する」強者であるため、各地の大妖怪達にも恐れられている。
一覧
宵ノ坂家
かの日本三大妖怪の一角を占める鬼の首領・酒呑童子の末裔で、飲んだ酒や摂食による栄養を霊力に変換できる「超・新陳代謝能力(仮名)」により神々にも互する力を発揮して西日本の妖怪達を仕切る。
前述の「超・新陳代謝能力(仮名)」のせいで酒を飲まねば本領を発揮できないため、「謀を嫌っていた」と言う伝承もあるご先祖様とは違い策謀(所謂『騙し討ち』も能くするが、むしろ『大局を見据えた入念な準備』に優れる。)にも長けている。
それまでは「街のチンピラ」程度しか悪役が登場しなかった本作では初めての「本格的な悪役」として登場し、本作の世界観に一石を投じた。
- 宵ノ坂醸之介…宵ノ坂家の現・当主で陰険な性格。
八咫鋼一門
他作品に登場する暗殺拳法よろしく、一子相伝の秘術を継承する事で神々にも互する霊力を発揮する一族であるが、血縁による継承が上手くいっていないのか(或いは度外視していたのかは不明だが)先代八咫鋼である魔境院逢牙が継承した時点で既に「末裔」であり、更にはその逢牙も「大正年間に猛威を奮った大悪霊・餓爛洞」との戦いで子孫を残さず落命している事から「八咫鋼は滅んだ」と思われていたが、彼女の魂の一部を受け継ぎかつ指導を受けた少年・「冬空コガラシ」が当代八咫鋼を襲名した。
モチーフ恐らく八咫烏または三種の神器の一つ、八咫鏡。また日本三大妖怪の一つ、大嶽丸も入っていると思われる。
- 冬空コガラシ…言わずと知れた主人公で、7代目八咫鋼。詳細は本人の記事を参照。
天狐一族
その身に妖狐を憑依させ、爆発的に霊力を増強させる狐憑きの一族であり、東日本の妖怪達を統べる。
前述の宵ノ坂家がかなり判りやすい悪役であった事もあり、正義の味方とまではいかずとも必要悪的に宵ノ坂家を抑える役を担うと思われたが…。
モチーフは日本三大妖怪の一つ、玉藻前(白面金毛九尾の狐)と天狐と思われる。
- 天狐白叡…天狐一族の初代当主で、本作の物語の始まりに関与する人物。詳細は本人の記事を参照。
- ???…ネタバレ注意。
- 天狐の長老達…前述の雪崩を顎で使い、「天狐一族による天下統一」を目論む歴代天狐一族当主達で、その為には暗殺などの非道な手段も辞さない。