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極底探検船ポーラボーラ

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きょくていたんけんせんぽーらぼーら

『極底探検船ポーラボーラ』(原題「The Last Dinosaur」)とは、1977年に公開された日米合作のSF映画。

あらすじ

大手石油会社社長であり、世界有数のハンターと名高いマステン・トラストは、自社が開発した石油探索用掘削機「ポーラボーラ号」が北極圏で恐竜が生き残っている未知の場所を発見した事を知り、ポーラボーラ製作者の日本人科学者、川本博士や新聞記者のフランキー・バンズ、チャックらのチームを結成。

北極圏の秘密基地「マザー1」からポーラボーラ号で冒険に出た一行は、翼竜や首長龍が暮らす未知の火山湖に到着した。

早速探検に出た一行だったが、凶暴なティラノサウルスに遭遇。ポーラボーラ号を持ち去られてしまった!

登場恐竜・古代生物

ティラノサウルス

ポーラボーラが到着した火口湖の付近に生息している。湖の近くの岩場に巣があり、獲物の骨が大量に散乱している。

マステンの狩りの対象である。

造形物は着ぐるみと実物大の右足と尾。着ぐるみは、腕を小さく造形し、スーツアクターの腕を頭部にまわして顎を動かしている。

着ぐるみは『恐竜大戦争アイゼンボーグ』の恐竜帝王ウルルに流用された。

トリケラトプス

岩場の中から出現。ティラノサウルスと対決するが、喉を噛み切られ死亡。

着ぐるみは二人の人間が入る形になっている。

プテラノドン

造形物は一体だが、劇中では合成で複数登場している。操演で表現されている。

セラトプシアン

ウインタテリウムに似た大型哺乳類。一向のほうへ向かって走ってきた。

着ぐるみはトリケラトプス同様、二人の人間が入るタイプ。書籍などでは「ブロントテリウム」と記載されたものもある。

大ガメ

川に生息。フランキーが岩と間違えて乗ってしまう。

登場メカ

ポーラボーラ(メイン画像)

特殊石油探索艇。別名「レーザードリル」。筒状のボディにドリルが付いただけのシンプルなデザインで、乗員は五名。

海中を67ノット、地底を時速30kmで潜行可能。本来は、切迫する石油危機に対処すべく、新たな油田発見のために作られたもの。

複数の機体が存在し、ポーラボーラ五号が本作の舞台となる未知の世界を発見したため、マステンらが別の機体に乗り込み、捜索に赴いた。

マザー1

ポーラボーラの母船。海上でポーラボーラを捕捉している。

余談

  • 予告、および脚本は、原題を直訳した『最後の恐竜』のタイトルが用いられている。後にVHSのビデオでソフト化され発売された際には、このタイトルを含めた「最後の恐竜 極底探検船ポーラボーラ」という題名にされた。
  • 原題の「最後の恐竜」とは、『劇中で生き残っていた恐竜』と、計画の首謀者である『マステン自身(新聞などで、「現代社会においては、恐竜のような、古き時代の男」と言われている)』にもかけたタイトルであり、エンディングテーマでも歌われている。
  • 本作が好評だったため、ランキン=バス・プロダクションは、アメリカ本国にて翌1978年に『バミューダの謎 魔の三角水域に棲む巨大モンスター!』というTV映画を製作・放送した(円谷プロは不参加だが、監督・特撮は日本人スタッフ)。同作は日本では劇場未公開、1979年に「ゴールデン洋画劇場」で放送された。ガメラのような巨大なウミガメが登場する。

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