概要
東京都台東区浅草橋にあるJR中央・総武緩行線(JB20)と都営浅草線(A16)の停車駅である。
「浅草橋」という駅名にもかかわらず、国際的な観光地である浅草とは全く関係がない(一応同じ台東区内ではあるが)。
そのため前調べしてない観光客の誤降も多いが、幸い浅草行きの路線(都営浅草線に加えて都営バスでも行ける)も通っているため赤坂駅と赤坂見附駅のような乗り換えの面倒くささがないのが救いか。
誤降の多さは駅側も認識しているようで、JR側の駅のホームには「ここは浅草ではない」「浅草までは距離が離れており、徒歩では時間がかかる」旨を示す看板がいくつか設置されている。
なお、(紛らわしい)駅名の由来は付近にある「浅草橋」という橋の名前からついたもの。
江戸時代、このあたりには「浅草御門」と呼ばれる見附門(街道などの要所にて、役人や番人が怪しい者が通らないか見張りをするための警備施設)が存在し、その門の前にかけられた橋であったことと、「(江戸城から見て)浅草寺へと至る橋」だから「浅草橋」となった、というわけであり、駅名(と現在のこのあたりの地名)もこれに倣ったものである。
このほか、この駅はまだJRが国鉄だった頃の1985年11月に国鉄分割民営化反対派(中核派と、その忠実な狗である動労千葉)の犯行による国電同時多発ゲリラ事件で狙われた駅の一つで、犯行グループの引火行為により大火災を発生させてしまったことでも有名な駅である。
観光地化著しい秋葉原駅と両国国技館最寄りの両国駅の中間にある事や、羽田空港直通の浅草線もあり、北に二駅で浅草駅、そのさらに先には東京スカイツリー(押上駅)もある事から観光客の寝泊まりスポットとして外国人利用者が急増している。駅周辺も外国人旅客向けの宿泊施設が多い。
また、同人誌即売会会場として有名な東京文具共和会館が駅直近の神田川沿いにある。
駅構造
JR東日本
この駅から東は千葉支社になる。
二面二線の相対式ホームの高架駅(3F)。駅周辺の道がかなり狭く江戸通りに面しているためかホームと乗降用の階段は横に突き出たような形状をしている。
乗り換え用の東口も高架下ではなく別途の複合ビルの中に存在し、改札もホームとその複合ビルを接続している高架デッキ内にあり、よくも悪くも非常に個性的なデザインで他の駅でも類を見ない。
西口の方は高架下に出口があるが、こちらは浅草線とは乗り換えられないため利用者は少ない。ただし東口側に増設スペースがないのもありエレベーターなどのバリアフリーによる移動手段はこちらに集中している。
東京都交通局
1960年12月の開業時は当駅が起点だった。
一面二線の島式ホームの地下駅(B2F)。
改札は2ヶ所、出口は6ヶ所あるが、すべての出口がコンコースで繋がっているためどの出口からでもJR線東口にアクセス可能である。
停車駅
中央・総武緩行線
都営浅草線
※エアポート快特のみ通過。