概要
海大7型は海軍大型潜水艦の第九陣であり、最後の海軍大型潜水艦の艦級でもある。
海大6型bの竣工から4年が経過した昭和17(1942)年に竣工が始まった。
巡洋潜水艦の甲・乙・丙型が新造される中、なぜ再び海軍大型潜水艦が建造されたかについては、巡潜丙型の不足分を代替する説や海大4型以前の老艦の海軍大型潜水艦の代替艦とする説などがあるが、真意は分かっていない。
本艦種は、マル4計画で10隻が建造されたが、マル5計画・マル6計画でも建造する計画が持ち上がっていた。 しかし、追加分は建造されることはなかった。
終戦時残存した艦は1隻もいなかった。
主な特徴
- 魚雷発射管を艦首に集約し、艦尾の魚雷発射管は廃止した。
- 魚雷搭載量が減少した。
- 水中での運動性能と潜航時間の短縮等の改善を行った
- 艦本式1号乙8型ディーゼル2基に主機を変更した。
- 航続距離は海大6型bより短くなった。
同型艦
1番艦伊号第百七十六潜水艦
2番艦伊号第百七十七潜水艦
3番艦伊号第百七十八潜水艦
4番艦伊号第百七十九潜水艦
5番艦伊号第百八十潜水艦
6番艦伊号第百八十一潜水艦
7番艦伊号第百八十二潜水艦
8番艦伊号第百八十三潜水艦
9番艦伊号第百八十四潜水艦
10番艦伊号第百八十五潜水艦
関連タグ
第一次世界大戦終焉から第二次世界大戦末期の1等潜水艦
海大1型潜水艦 海大2型潜水艦 海大3型a潜水艦 海大3型b潜水艦 海大4型潜水艦
海大5型潜水艦 海大6型a潜水艦 海大6型b潜水艦 海大7型潜水艦
第一次世界大戦終焉から第二次世界大戦末期の2等潜水艦