概要
巡潜甲型改一潜水艦は、日本が軍縮条約破棄後に新たに計画した巡洋潜水艦の内、潜水戦隊司令部設備を持ち、かつ水上偵察機が搭載可能としたグループのの第二陣である。
本級は巡潜甲型潜水艦を戦時量産するために変更が加えられた。それに従い性能が低下しているが、航続距離が長くなったりとすべてが悪かったわけではない。
本来巡潜甲型改二潜水艦として建造した・又は建造中だった4隻は、本級の同型艦として計画されたが、潜特型潜水艦の補填のために設計変更されている。故に本級は1隻しか建造されなかった。
終戦時残存した艦は1隻もいなかった。
主な特徴
- 機関は艦本式22号10型ディーゼル2基を採用。
- 艦本式22号10型ディーゼルは巡潜甲型潜水艦が搭載する艦本式2号10型ディーゼルに比べ低出力だが、軽量・量産性・保守性が良かった。
- 燃料搭載量が巡潜甲型潜水艦より増大している。
- 実は本艦を映した写真が残っていない。
同型艦
1番艦伊号第十二潜水艦
関連タグ
第一次世界大戦終焉から第二次世界大戦末期の1等潜水艦
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