概要
巡潜甲型潜水艦は、日本が軍縮条約破棄後に新たに計画した巡洋潜水艦の内、潜水戦隊司令部設備を持ち、かつ水上偵察機が搭載可能としたグループのの第一陣である。
本級は巡潜3型潜水艦を大型化して改良した艦と言える。 内容としては航続距離の延長・速力向上・航空艤装を前方に移動を行っている。
終戦時残存した艦は1隻もいなかった。
主な特徴
- 機関は艦本式2号10型ディーゼル2基を採用。
- 燃料搭載量の増大により、巡潜3型潜水艦の水上での航続距離14000海里から航続距離16000海里に延長している。
- 機関性能の向上により、巡潜3型潜水艦の水上速力23ノットから23.5ノットに向上している。
- 従来の巡洋潜水艦と異なり、航空艤装を後部から前部に移動させている。
同型艦
1番艦伊号第九潜水艦
2番艦伊号第十潜水艦
3番艦伊号第十一潜水艦
関連タグ
第一次世界大戦終焉から第二次世界大戦末期の1等潜水艦
海大1型潜水艦 海大2型潜水艦 海大3型a潜水艦 海大3型b潜水艦 海大4型潜水艦
海大5型潜水艦 海大6型a潜水艦 海大6型b潜水艦 海大7型潜水艦
第一次世界大戦終焉から第二次世界大戦末期の2等潜水艦