概要
巡潜3型潜水艦は、巡洋潜水艦の第三陣である。
本級は巡潜2型潜水艦の改良型で、本来は巡潜2型潜水艦の同型艦として計画されていたが、潜水隊の旗艦運用のために居住区拡大・司令官室の装備・通信能力の強化を実施している。 この潜水戦隊司令部設備は巡潜甲型系列に受け継がれた。
巡潜2型潜水艦の改良型と書いたが、船型は大日本帝国海軍独自の物になった。
終戦時残存した艦は1隻もいなかった。
主な特徴
- 機関は艦本式1号甲10型ディーゼル2基を採用。
- 主砲に40口径14cm連装砲を採用(連装砲搭載の日本の潜水艦は本級のみである)。
- 伊号第七潜水艦と伊号第八潜水艦で装備しているカタパルトが異なる。
- 船型はドイツ海軍のU142のコピーから大日本帝国海軍独自のものに変更された。
- 安全潜航深度が巡潜2型潜水艦の80mから100mに増加した。
同型艦
1番艦伊号第七潜水艦
2番艦伊号第八潜水艦
関連タグ
第一次世界大戦終焉から第二次世界大戦末期の1等潜水艦
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