概要
巡潜乙型改一潜水艦は、日本が軍縮条約破棄後に新たに計画した巡洋潜水艦の内、潜水戦隊司令部設備を持たず、かつ水上偵察機が搭載可能としたグループの第二陣である。
本級は、巡潜乙型潜水艦を戦時量産するために変更が加えられた。それに従い性能が低下しているが、大きな性能低下は起きなかった。
終戦時残存した艦は1隻もいなかった。
主な特徴
- 機関は巡潜乙型潜水艦で採用された艦本式2号10型ディーゼル2基ではなく、巡潜3型潜水艦で採用されていた艦本式1号甲10型ディーゼル2基を採用。
- 水上出力は巡潜乙型潜水艦より低下している。
- 内殻板をDS鋼から軟鋼に変更している。
- 速力は巡潜乙型潜水艦の23.6ノットから23.5ノットにやや低下している。
同型艦
1番艦伊号第四十潜水艦
2番艦伊号第四十一潜水艦
3番艦伊号第四十二潜水艦
4番艦伊号第四十三潜水艦
5番艦伊号第四十四潜水艦
6番艦伊号第四十五潜水艦
関連タグ
第一次世界大戦終焉から第二次世界大戦末期の1等潜水艦
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第一次世界大戦終焉から第二次世界大戦末期の2等潜水艦