概要
神に妬まれし萬画家や、吸血鬼、さんをつけろよデコ助野郎を輩出した宮城県の独逸郡出身。
ナチスドイツのサイボーグ兵になった主人公コンラート・カチンスキィ伍長が女性技術仕官との交流を経て、アフリカ戦線に送られるまでを描くラブコメ「すべて機械じかけ」で漫画賞を受賞し徳間書店「月刊少年キャプテン」誌でデビュー。(審査のゆうきまさみには「冷静に考えると結構難儀な話」と評された。)
初連載は眼鏡っ娘ラブコメ「屈折リーベ」。次作は「ちはやふる」より12年早かった、かるたラブコメ「おてつきおちゃっぴい!」。
同じ雑誌で連載していた同好の士田丸浩史と交流を持ち、お互いの単行本でもコメントを送りあっている。
また唐沢なをきにも好きなジャンルを描き続けている姿勢を評価されており、『フィギュア王』でポンティアナの存在を説明するなど交流がある。
その後伊藤伸平のアシスタントを経て眼鏡、ナチス、クトゥルフ神話、オカルトネタの漫画を数多く発表。
「月刊COMICリュウ」では前記のすべての要素が詰まった「ヴンダーカンマー 兵器局非常識器材関連開発室」を、他作者による「靴ずれ戦線」と「ロボット残党兵」と近い時期に連載する偉業という、カオスな状況の一角を担った。
高専出身でありギャグ漫画「野蛮の園」の舞台としている。
「御堂平ワールド」と呼ばれるオカルト学園連作シリーズ(「なつめヴルダラーク!」や短編作品)は、最終回で事態が終息した「怪物さん」を最後に続編は描かれていない。
完結作品の多くは電子書籍で購入可能。
眼鏡っ娘はでるがオカルト的な事象は起こらない料理漫画「まかない君」は、自作では最長の全6巻で完結。
白泉社の雑誌やサイトを中心に執筆していたが、現在は秋田書店を活動の場に移している。
2019年よりヤングチャンピオン系列誌で料理+オカルト漫画「裏の家の魔女先生」を連載中。
単行本
- 屈折リーベ
- SF/フェチ・スナッチャー(全2巻)
- 昇天コマンド(成年コミック)
- 初恋☆電動ファイト(成年コミック)
- ラブ装填☆電動ファイター(成年コミック)
- 野蛮の園(全3巻)
- なつめヴルダラーク!
- あぶない!図書委員長!
- 怪物さん
- アシスタント伝奇ケイカ(全2巻)
- ヴンダーカンマー兵器局非常識器材関連開発室(全2巻)
- 作家蛙石鏡子の創作ノート
- おてつきおちゃっぴい!-西川魯介短編集-
- まかない君(全6巻)
- ころ萌がえ研究室(ワダツミ・ガーランドと共著)
- 裏の家の魔女先生