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概要

クレヨンしんちゃん内で放送されているロボットアニメアニメでは、スペシャルの際に劇中劇として「超電導カンタム・ロボ」が3話制作された。

1993/09/27放送のクレヨンしんちゃんテレビスペシャル#219『無敵のカンタムロボだゾ』(第8話「立て!カンタムロボ」)

1993/12/20放送のクレヨンしんちゃんテレビスペシャル#260『カンタムロボも大好きだゾ』(第20話「燃えよ!!友情の炎」)

1994/12/26放送のクレヨンしんちゃんテレビスペシャル#418『カンタム最後の戦いだゾ』(最終回、サブタイトル不明)

劇中で放送されたのは上記3話。

2025年現在ではテレビ朝日の公式動画配信サービスに加入するか、TVスペシャルの収録されたDVDシリーズ「クレヨンしんちゃんスペシャル」1巻、2巻、4巻にて視聴する事ができる。

なお第8話から第20話までは実際にクレヨンしんちゃんアニメも同じだけの話数が進行している。第8話は本編放送直前にしんちゃんが見始めたビデオ(つまりその週に本来放送されたのは第9話)なのに対して、第20話は放送を思い出したしんちゃんが慌ててつけたTVで放映された本編となっているため若干のズレはあるが、以後も同様に『超電導カンタム・ロボ』が放送されていたとすると、第70話が最終回だと考えられる(特別番組などで放送がない週も何回かあっただろうことを考えると約6クール、1年半程の放送期間に該当すると思われる)。これは鉄人28号やマジンガーZ、グレンダイザー、近年ではシンカリオンといった超人気国民的ロボットアニメに匹敵する話数のため、番組の人気がうかがえる。また最終回はクレヨンしんちゃんの放送日が1994年12月26日月曜日なのに対し、カンタム・ロボは1994年12月27日火曜日となっている。

元々はただのガンダムのパロディキャラだったカンタムロボを主役とした作中作であり、アニメでは通常のクレしんからは考えられない程の激烈クオリティで作画が行われていることもあり、熱心なファンが意外と多い。

更には、主人公の一人であるカンタムが地球人類を守る為に故郷を裏切り、親族達に裏切り者として罵倒されながらも彼等を破壊しなければならず、最後には息子を信頼できるパートナーに託して妻と共に敵の首領に特攻し相打ちになる等、ストーリー内容も並のロボットアニメよりハードそのもので、第8話や第20話では「良いわよね子どもは。こんなもので感動できるんだから」と小馬鹿にしていたみさえひろしとでさえも、最終回を見た際は、その悲しくも地球人類が守られた結末に感動しすぎてを流していた程。

なお放送が平日の夕方ということもあって8話、20話をしんのすけと一緒に観て小馬鹿にしていたのはみさえのみ。ひろしは年末年始休みの期間だった最終回以外は一緒に観ておらず、最終回もみさえから「最終回らしいわよ」と言われて「ふぅん」と同座し視聴している。これに先駆けて『アクション仮面』の最終回でしんのすけが落ち込むという騒動があり、その際に心配して一緒に最終回を見ていたため、今回も同様の対応をした可能性がある。

その後、映画『雲黒斎の野望』では続編が放送されておりゲーム化されているなど人気が健在であること、そして『逆襲のロボとーちゃん』でなんと劇場映画が公開されていた事が明らかになった。

劇中での放送は毎週火曜日午後18時からのようだ(主題歌と最終回の時の劇中のカレンダーから)。しんのすけは録画をして、放送30分前にもう一度先週のものを観ておさらいする程にはまっている。実際にこの時間帯に当時テレビ朝日で放送されていたのはステーションEYEというニュース番組。テレビ朝日の火曜アニメ枠は19時からで、それもこの時期は廃止されており、復活は2009年からである。

現場の制作スタッフが予算納期を完全に無視して暴走してしまったため、上のほうからカンタムロボ禁止令が出されたという、嘘か本当かわからない都市伝説が存在する。

名前こそガンダムのパロディだが、見た目や性能はマジンガーZのようなスーパーロボットタイプ、世界観は二つの鉄人を基にしている。

なお、この名称はアニメ版で与えられた名前であり、原作ではしんのすけが散らかした玩具の一つとしてしか登場していないので、外見以外の設定は存在しない。

あらすじ

 歴史改変を目論み、人間社会滅亡させるために未来から来襲する機械生命体ロボット族からなる秘密結社ミッドナイト。ミッドナイトの過激な思想についていけず離反したカンタムロボは、現代少年ジョンと共にミッドナイトの刺客を次々迎え撃つ。

登場人物

主要人物

東京東村山に住む少年で、探偵を営んでいる。とある事件でカンタムロボと出会ったことをきっかけに共闘することに。続編でも主役であり何年経ってもカンタムと戦い続ける漢。

未来からきた巨大ロボット。ミッドナイトのロボット族(ロボノイド)は自身を模した巨大ロボットの中で常時暮らすため、内部に操縦者(メインコンピューター)たる本体のカンタムがいる。最初は中にカンタム本人がいる事を隠していたが、ジョンをパートナーとして認めたため素性を明かした。正常合体という分離再合体機能をもち、これによって超カンタムという強化形態に変形する(第8話にてこれらの内容を展開)。更に超超カンタムロボと呼ばれる高速状態を短時間だけ発動可能(第20話にて初披露)。この分離再合体や高速状態にはサブパイロットが必要であり、カンタムはジョンにその役を託した。

ロボだからかいろいろシニカルな名(迷?)言を言う。

秘密結社ミッドナイト

ミッドナイト大統領。未来世界(メカ世界)における伝説の存在。一部にしか自身の存在を明かさなかったようであり、元構成員のカンタムも実在していたことを知らなかった様子。全身をローブで覆った巨大な姿だが、実体がないエネルギー体であるようで、自身の戦闘の際には後述のように他のロボットを吸収する形で最終形態をとる。20話では変声機を通したような声だったが、最終話では壮年の男性的な声。何らかのパワーアップイベント的な話などがこの間にあったのかもしれない。

主人公の兄を部下としている、通常時はマント状のものを羽織った姿、実体が事実上なく最終決戦で部下達の身体を合体させ顕現するなどの特徴は六神合体ゴッドマーズズール皇帝を彷彿とさせる。

    • ウルトラトラトラカイザム

ギルギロスの最終形態。その際にカイザムを含む破壊された五人衆を吸収している。最終形態なのに『カイザム』の名前があるのは、彼が肉体の一部になっているためか、あるいはミッドナイト最強の戦士とギルギロスが認めているからか。凄まじいエネルギー量の攻撃を誇り、(既に満身創痍だったとはいえ)超カンタムロボを一瞬にして戦闘不能に追い詰めた。

  • ミッドナイトのロボット

第8話で登場したミッドナイトのロボット。円錐を複数組み合わせたような形状をした浮遊型のロボットで、デビルファイヤーやデビルビーム、デビルアタックといった攻撃でカンタム・ロボを苦しめる。また機動性も高く、カンタムパンチを軽々と回避していた。加えて自衛隊の戦車はもちろんカンタムゴッドウィンドを受けてもびくともしない、強固な装甲を持っている。

カンタム・ロボとの初戦では痛み分けに終わり一時撤退、改修を受けて万全の状態でカンタム・ロボとの再戦に挑むも、正常合体した超カンタム・ロボのカンタムハリセンの前に一刀両断されて敗北した。

皮肉にも彼自身の強大さがカンタムに山田ジョン少年との共闘を決断させ、それが敗北につながってしまったことになる。

カンタムの兄。ミッドナイト最強の勇士にして最高幹部ミッドナイト5人衆の筆頭。裏切者である弟をミッドナイトに連れ戻すために幾度となく激闘を繰り広げる(初登場回が第20話)。人間を地球毎自らを滅ぼす悪しき愚かな存在と断定し、全ての人間が悪ではないと説くカンタムの言葉を聞き入れなかった。最終回で他の4体と共に人間社会に総攻撃を仕掛け(最終回冒頭でカンタムが未来世界と通じる時空の穴を塞ぐ準備を始めていたため、それが成される前に決戦を挑んだとみられる)カンタムに組織復帰か自分達との戦闘かを迫る。カンタムが泣く泣く復帰を拒否したため、5人衆総力で一気にカンタムを破壊せんとするも、超々化したカンタムによって一瞬の隙を突かれて他の5人衆メンバー諸共、破壊された。

カンタムのおじさん(叔父)。

  • ザンザム

カンタムのいとこ(従兄弟)。

カンタムのおばさん(叔母)。

  • ジジザム

カンタムのじいさん(祖父)。カイザムまでを含めた彼等5体のカンタムの親族達こそ5人衆である。基本スペックはカンタムロボと互角かそれ以上の力を持ち、カンタムロボと違い正常合体なしでの強化形態変形(ハイパー化)ができるが超々化はできない模様(カンタムロボと異なりサブパイロットがいない事と関連しているのかもしれないが詳細不明)。

逆襲のロボとーちゃん』の作中内の「劇場版カンタムロボ」に登場する黒幕。ミッドナイトの第15代党主。ボーグ・キューブの形をしているが、「チェンジアコギデス」の掛け声と共にエイリアンのような姿へ変身する。必殺技は腹部にあるブラックホールであらゆる物を吸い込む「アコギデストラクタービーム」、背中の巨大なドリルで突進する「アコギデスブラックダークデビルデスゾーゼージゴクショック」。

カンタムJr.の秘密兵器「超超超超超カンタムロボ」と激戦を繰り広げた後、最後は「超超超超超カンタム超超超超超カンタムドーリル超超超超超超超アターックNo.1」を受けて倒された。

その他

  • 自衛官

第8話に登場した自衛隊員。戦車に搭乗してミッドナイトのロボットと戦い、戦車隊の砲撃を全弾命中させるも一切通じず、そのままなすすべ無く撃破された。ただし生還しており、カンタムでさえ容易に倒せないミッドナイトの脅威を実感する。第20話では市街地で暴れるカイザムをヘリコプターで静観するしかできず、自身の無力さに悔しがりながらカンタム・ロボの到着を待つ。

この時点ではカンタム・ロボとの連携は確認できず、最終話では登場していないのだが、第20話では山田ジョン少年がカンタムと共に戦ってる事が世間に周知されており、最終話では多くの人員がシークレットベースでカンタム・ロボの支援に当たっているため、どこかのエピソードで自衛隊や地球の人々とカンタム・ロボの共闘関係が構築されたものと思われる。

  • アキラ

第20話に登場したカンタム・ロボとジョンを尊敬している少年。実家は資産家らしく大きな屋敷に住んでいる。足に障害を抱えており車椅子生活だが、既に肉体面は完治しており、あとは精神面だけの問題だと医師から言われている。息子を励ましたいアキラの母からの依頼で、ジョンはアキラと交流をもつ。カンタム・ロボとカイザムの戦いを固唾をのんで見守っていたが、苦戦するカンタム・ロボの姿に思わず「がんばれ、カンタム・ロボ!」と声を上げて立ち上がる。戦いが終わった後は、母と抱き合っていた。

最終回で登場したカンタムの婚約者。ミッドナイト側ではカンタムの平和を愛する心を理解した唯一の人物。カンタムの絶体絶命のピンチ時に彼を助けんと未来世界から駆け付ける。カンタムロボとシーラロボの合体(「究極極限正常合体」)によって最終決戦仕様究極カンタムロボに変形する。究極カンタムロボ時には彼女がサブパイロットとなる。

  • カンタムJr.(CV:戸谷公次(雲黒斎の野望)→大滝進矢(逆襲のロボとーちゃん) )

カンタムとシーラの子供。容貌は父のカンタムに瓜二つ。カンタムが未来世界にいた時に出来たが、シーラが密かに育てていたためカンタムは最終回まではその存在を知らなかった。のちに成人したジョンと共に、復活したミッドナイトと戦うことになる(続編「カンタムロボ・Jr」)。

商品化

あくまで劇中劇という扱いのため単独での商品化の機会は少ないが、ソフビなどでは幾度か商品が作られたり、クレヨンしんちゃん関連のゲーム作品内部のキャラクターとしてはしばしば登場していた。

2014年05月にはついに『スーパーロボット超合金』の一体として「超電導カンタム・ロボ」が販売され、名だたるロボットたちと肩を並べて超合金の仲間入りを果たす。

2024年02月には劇場映画『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』の作中に登場する(つまりアニメのカンタムロボではない)カンタムロボがブリッツウェイよりアクションフィギュアとして販売。

2024年05月にはSHOKUGAN MODELING PROJECTの一体として「超電導カンタム・ロボ」のプラモデルが販売され、手軽に手元にカンタム・ロボが届くようになっている。

関連項目

劇中劇 アクション仮面 ぶりぶりざえもん

クレヨンしんちゃん

宇宙の騎士テッカマンブレード:宇宙の平和を取り戻すため、敵となった親兄弟と戦わなければならなくなった主人公がカンタムと重なる。実はひろしの2代目声優が…。

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