「デザ神になるのは俺だ!」
演:大貫勇輔
変身する仮面ライダー
概要
『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』の登場人物。
「デザイアロワイヤル」のゲームマスター・コラスが差し向けた「最凶の刺客」である仮面ライダーシーカーの変身者。
動向
ここからはネタバレです。未見の方は注意!
彼は政治家・轟栄一の息子であり、元格闘技チャンピオンだった。しかし、父の望み通りの生き方ができなかったがゆえに見限られており「兄たちと違って努力を怠った落ちこぼれの末っ子」としか認識されておらず、そのような家庭環境も相まって虚しさや憤りが溜め込まれていき、ある時期に暴行事件を起こしてしまった。幸い、父親がその事件を揉み消したが、彼は格闘家を引退した。
その後、デザイアグランプリに参加しデザ神になる度に父の野望を自らが代わりに叶え続けていたが、その強さに目を付けたコラスにデザイアロワイヤルの参加者として選ばれ、本選にあたる「仮面ライダー絶滅ゲーム」からシード枠で参加。赤ちゃん悪魔を取り込んでパワーアップを遂げる。
『仮面ライダー龍騎』のライダー達(ナイト、王蛇、リュウガ)がギーツたちと交戦している最中にコラスの野望である「破滅の門」建設を進めていたが、ギロリによりコラスが倒され、ゲームマスターしての権限がギロリの元に戻りデザイアグランプリが再開。一転して、「シカゲーム」における討伐ターゲットとされてしまうも、ギーツ、リバイスを相手に優位に立ち圧倒する。だが、五十嵐一輝に「その力は赤ちゃん悪魔を取り込んで得たドーピングのようなもの」と指摘され、それぞれ家族を守る為、自身の願いを叶える為に戦う一輝・バイスと浮世英寿に徐々に押され始める。最終的にリバイス・レックスゲノムの「レックススタンピングフィニッシュ」の直撃を受けて赤ちゃん悪魔を奪還された後、ギーツ・マグナムブーストフォームの「マグナムブーストグランドビクトリー」を喰らい、撃破された。
撃破後も死亡はしておらず、一輝と英寿に自分自身の「願い」を探すことを説かれ、憑き物が落ちたような笑みを浮かべながら脱落する形で消滅していった。
デザイアカードに書いた願いは「父が独裁者となる世界」だったが、それが叶うことはなく父は収賄罪で逮捕され失脚し、戒真自身の去就は不明。
退場(コアID破損)や死亡ではなく脱落のため、デザグラに関する記憶を失った状態で日常に戻っただけであり、更に願いを叶えられなかった代償が直接自身に及ぶものではないことから、かつてのこの人のような本編への再登場が期待されていたが、本編では既存のライダーのコアIDが次々に破壊され、シーカーのマスクが別のライダーに流用されたことや、大貫氏のスケジュールの都合といったメタ的な事情から結局登場することなく最終回を迎えてしまっているが、一応、その最終回の内容が内容なだけに、汚職政治家の息子という重い肩書を背負う羽目になった彼にも幸せになれる未来が待っている筈である。
余談
- 戒真を演じる大貫氏は、幼少期から仮面ライダーが好きな仮面ライダーヲタク。本作での変身についても、「仮面ライダーになることができて、光栄です。子どものころから本当になりたかったものになれた喜びは何物にも代えられない。変身が渋い感じ。自分で言うのもあれですけど、カッコよかった。」とコメントしている。
- 名前の由来は、「垣間見る」の「垣間」が由来になっていると思われる。