概要
通り過ぎること。往来すること。
日本で道路を通行するときは、車両は左側通行、人は右側通行(歩道のある道路の場合は左側通行も可)となっている。ただし、鉄道駅構内などは人も左側通行になっている場合もある。
自転車も車両なので公道では左側を走行しなければならないのだが、徹底されておらず、道路の右側を逆走する自転車が後を絶たない。自動車の逆走は正面衝突事故に直結するので厳しく取り締まられている。
世界における対面通行
世界的には、アメリカ合衆国や中国本土をはじめ通行方向が日本とは逆(車両が右側、歩行者は左側通行)になっている国が多数派である。ただし、歩行者については規定のない国や両側が認められている国もある。
日本と同様に車両の左側通行が定められている国・地域は、
イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、インド、パキスタン、バングラデシュ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、東ティモール、香港、マカオ、タイ、南アフリカ、モザンビーク、ナミビア、パプアニューギニア、ナウル、サモアなどである。
フィリピン、スウェーデンなどもかつて左側通行だったが、(フィリピンは第二次世界大戦後、日本統治が終えた事から)右側に改められた。サモアはかつて右側通行だったが左側通行に変更している。
日本でも首都高速中央環状線や建設中となっている東京外環道の地下区間、北陸自動車道等では一部で上下線の位置が左右反転する場所も存在する。