髑髏島(モンスターバースシリーズ)
もんすたーばーすのどくろとう
この島では神はまだ創造を終えてない byビル・ランダ(MONARCH職員)
映画『キングコング:髑髏島の巨神』にて登場。
南太平洋沖に存在する孤島。口が開いた髑髏を横から見たような形をしている。
常に暴風雨によって周囲を囲まれているがため、余人には島自体の存在を確認できず、仮に中に何かあると仮定して入ろうとしても阻まれる。島付近では船の沈没などが相次ぎ、島の北側に残骸が流れ着いている。
1973年、人工衛星により宇宙から発見されたことをきっかけに、MONARCHが調査に乗り出し、物語が始まる。
外界では未確認な巨大怪生物(一応、鹿のような生物など通常のサイズ感の動物・魚類も存在している)が島中に生息しており、互いに争い、捕食する関係を築いている。ただ後に制作されたモンスターバースのシリーズに出てくる怪獣や下記の地下空洞世界の生物たちに比べれば、島という狭い環境であるためか怪獣としては小型のものが多い。
島内の食物連鎖の頂点にあるのがコングとスカルクローラーである。
これまでの髑髏島やファロ島などとは違い、赤道直下の東太平洋にあるが(ロケ地の関係で)東南アジアの風貌が強く、竹林やレッドウッドの森もあれば、大小さまざまな川が流れ湿地帯も多い。なぜかオーロラも発生する(参照)。
ちなみに地理学的にこの場所に島は存在しえないらしい(参照)。
生物相も過去作のような古生物はあまり見られず、「動物と植物のハイブリッド」とでも形容したような独自の進化を遂げた生物種が存在している。
また地質調査の結果、島の地下には巨大な空間があるとされ、すべてのタイタン(怪獣)たちのルーツはこの島にあるとMONARCHは推測しており、地質学者のネイサンによると、この島はその地下空洞の環境が地上に押し出される形で形成された場所であるという。
人類が住むには過酷な環境であるものの、島内には「イーウィス族」とよばれる原住民族が住んでおり、巨大生物達に目立たぬよう言語を捨て、身振り手振りでコミュニケーションを取るという独自の文化を持っている。
また、かつてはその過程で樹上生活をしていたが、コングと共存関係を築いてからは地上に戻り、大きな砦を築いてその中で暮らしている。
また、1944年にハンク・マーロウ米軍中尉とグンペイ・イカリ日本海軍零戦搭乗員が、太平洋戦争中の戦闘の最中に島へ不時着し、しばらくイーウィス族の元に身を寄せていた。
なお過去作に登場した原住民とはコングを崇拝しているという点では共通しているが、人身御供などの野蛮さは持っておらず、カメラに興味を示す・長年共に暮らしていたハンクがついに船を完成させ旅立つ際には総出で見送るなど、心ある民族である。
『キング・オブ・モンスターズ』では映画中に直接登場はしないが話などに出てきている。また2021年に髑髏島をカマソッソが襲撃。コングは退けるも、カマソッソに呼び寄せられたギドラの嵐によって島の生態系が崩壊、イーウィス族もほぼ全滅するという事態に陥ってしまった。
その後『ゴジラvsコング』までの間にMONARCHが島内に第236前哨基地を建設、コングをその中で保護していた(コングを島の外に出すとゴジラにそれを感知されて襲撃される恐れがあるため)。
コングが島から離れ、地下空洞世界に移住してから島の生態系やその地の王が変わったのかなどは詳細不明。
『髑髏島の巨神』本編に登場する生物は太文字