AGON
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あごん
東映アニメーション版の『Kanon』を表す言葉。
文化放送のアニメ・ゲーム・声優関連のオンデマンド動画配信サイトに『AG-ON』(エジオン)というものがある。2017年12月28日をもってサービスを終了したため、現在は『AG-ON Premium』がその後を引き継いでいる。⇒公式サイト
2002年冬にフジテレビ他で放送された東映アニメーション版『Kanon』は樋上いたる氏の絵柄を再現しようとしたらデッサンが狂い、なおかつ顎が強調された作画となってしまい、顎アニメと揶揄されてしまった。「AGON」はそんな『Kanon』(東映アニメーション版)を揶揄する言葉としてファンの間で知られている。
Agonの悲劇はそれだけでは終わらず、当時フジテレビはデジタル波工事を深夜に行っていた為、その影響で放送休止や2話連続放送等の事態が起き、最終回は3話連続放送という異例の事態となった。これが後のフジテレビ深夜アニメショックの引き金となる。その後の東映アニメーションは2024年春季の『ガールズバンドクライ』まで深夜アニメをほとんどやっておらず、2005年の劇場版『AIR』の評判や京都アニメーション版『Kanon』が支持を受けたこともあり「東映アニメーションはオタク向けアニメができない(あるいは、もうやる気がない)」という悪評を現在まで引きずっている。
- 機動戦士ガンダム:サンライズの代名詞と言えるファーストガンダムも「ククルス・ドアンの島」の作画崩壊は有名である。(中弛み回でもあったが)
- 超時空要塞マクロス:タツノコプロ製作だったが、実状は様々な下請け会社に発注しており、特に韓国のスタープロの担当回は作画崩壊が酷く、毎日放送から次作超時空世紀オーガスは製作プロ交替を命じられ、マクロスシリーズ自体『マクロスF』のサテライトで定着するまで、様々な製作プロを転々とした。
- 天空戦記シュラト:同じくタツノコプロ製作のヒーローアニメだが、放送延長の陰でもシュラると呼ばれる作画崩壊が多発。第4クールの放送延長を断念した。
- ロストユニバース:テレビ東京系で放送されたアニメで、第3話「ヤシガニ屠る」の作画崩壊で有名。
- 魔法先生ネギま!(XEBEC版):作画崩壊しまくったことで国会議員も苦言を呈し二期では制作会社が変わった。
- 夜明け前より瑠璃色な:BS-TBSで放送されたアニメで、第3話「お姫さまお料理対決!!」内のキャベツを千切りにするシーンで御破算に。
- 銀色のオリンシス:東映アニメーションが参加したメディアミックス企画だったが、此方も「Agon」と同じ悲劇をもたらした。
- 頭文字D:『Kanon』よりも前の1998年に同じフジテレビで放送されたアニメだが作画崩壊こそないものの4月放送開始なのに全26話であるにもかかわらず(しかも7月には2話しか放送されなかったほど)冬季にあたる12月に最終回を迎えている。
- メルヘン・メドヘン:作画崩壊が相次ぎ(特に第8話)、クオリティアップのために第9話の放送が延期された挙句第10話をもって地上波(UHF放送局)・BS11での放送を打ち切り、その後2019年春にAT-Xで第11話・第12話が放送されるなど作画崩壊によるスケジュールの狂いが生じている。
- ガールズ&パンツァー・「艦これ」いつかあの海で:製作スケジュール遅延に伴う放送延期と、後者は何と月1回放送と、まるで拡大SP乱発でマトモに放送出来ないレギュラー番組並みの有り様だった。
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