概要
2007年8月にバンダイナムコゲームスによって発売された、ONEPIECEの対戦格闘ゲーム。開発元はマトリックス。
「グランドバトル」シリーズと似たような格ゲーだが、カードシステムという独自の要素がある。
基本的には最大4人のキャラクターがポイントを取り合って戦う単純なシステムで、スコアの代わりに懸賞金を上げていくことが目的となる。
操作キャラクター数は20名と、多くもなければ少なくもない数。
評価
ONEPIECEの連載10周年記念作品でなおかつニンテンドーDSで初のONEPIECEのゲームという、鳴り物入りの作品と思われたが、以下のような問題点が目立ち、クソゲー扱いされてしまっている。
- 格闘ゲームにしてはキャラクターのモーションの流用(いわゆるコンパチ)が多く、大半のキャラが似たようなアクションを行う。
- ストーリーモードが一応存在するが原作の各シーンを雑に切り貼りしたようなもので無いに等しい。戦闘前のキャラクター同士の掛け合いなどもない。
- エンディングは麦わらの一味の一枚絵が表示されるのみ。さらに全キャラ使い回し。
- グラフィックはDSにしてはマシな部類だが、技エフェクトや演出が地味である。
- トレーニングモードがない、ルールを細かく設定できない、チーム戦がない、アイテムのオンオフが切り替えられないなど、対戦格闘ゲームとして欠陥が多い
- ダウンロードプレイもできるが、なぜかキャラが固定される。
- 原作エアプとしか思えない細かいミスがある(Dr.くれはの名前がドクトリーヌくれはになっている、ヨミヨミの実の能力で魂を飛ばす※ など)
※…もっとも現在では原作でも幽体離脱できるようになっているためミスとは言えなくなっている。本作を逆輸入したのかは謎。
余談
- 2Pカラーが単なる色違いではなく、ウソップがそげキングになったり、チョッパーがチョッパーマンになったりと細かい。
- 原作で登場したばかりのブルックがシークレット枠で出演している。ただし背景もろくに判明しておらず技もほとんど披露していない頃のため出さない方がマシとの意見も。また、ストーリーモードでは全キャラ共通でローグタウンから始まるのだが、彼の場合はだったらラブーンに会いに行けと突っ込まれる始末。
- システムの都合上仕方ないがスモーカーやカクなど、海軍・政府側のキャラクターにも懸賞金がつくという頓珍漢な仕様になる。ただし現在では原作でクロスギルドという、海兵を賞金首にする組織も登場している。
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