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REシリーズ

ばいおはざーどのふるりめいくしりーず

REシリーズとは『REエンジン』で過去作をフルリメイクしたシリーズの通称である。
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概要編集

REシリーズとは『REエンジン』で過去作をフルリメイクしたシリーズの通称である。

作品編集

バイオハザードRE:2編集

この惨劇に、喰われるな。


1998年に発売された『バイオハザード2』のリメイクバージョン。本作ではレオンクレアの2人の視点でストーリーが進む。ストーリーは前半にラクーンシティ警察署、後半ではアンブレラの地下拠点で描かれる。

REエンジンを採用したことにより、不気味な空気と恐ろしく生々しいクリーチャーたちの描写が向上した。


エディションには、CERO-D版とZ版がそれぞれ発売されており、Z版はより出血表現などが多くなっている。


対応ハードはPS4XboxOneSteam(PC)。

原作ではホラー性を重視していたが今作はかつてのホラー性はそのままにしておりプロ意識とレオンへの配慮の間で葛藤するエイダ、原作以上にサイコパス全開のアイアンズ、すれ違いで冷めながらもそれでも家族を大事に愛するアネット・バーキンなど登場人物たちの心理描写を巧みに描いて物語のドラマ性を原作以上により強調しているのが特徴である。


また今作は裏編限定であったタイラントが今作は裏表関係なく徘徊してプレイヤーを追跡するようになり作中の至る所に出現してプレイヤーを恐怖に陥れたり、シリーズの代表で雑魚敵である「ゾンビ」が高い耐久性と掴み攻撃の範囲の広さ、死んだふりをした奇襲性でプレイヤーを襲ったりして原作と比べ物にならないくらい大幅に強化されてシリーズで最強クラスのゾンビになるなどゲームの難易度が原作以上に跳ね上がり、シリーズでベロニカ』と一、二を争う高難易度になっている。


高いドラマ性と難易度から世界での売上本数960万本と歴代で第二位の売上を叩き出したことでその後のREエンジンの過去作のリメイクを開発するきっかけとなる。


2019年に無料DLC「THE GHOST SURVIVORS」が配信された。

このDLCは本編で死亡してしまった脇役たちの「もしも彼らが悲惨な末路辿らずに無事に生還したら」というifストーリーを描いた内容である。

オリジナル版のクリア特典である「The 4th Suvivor」を事実上リメイクされたミニゲームだが難易度は本編に負けず劣らずの高難易度であり本編をやり込んだ上級者向けのエクストラコンテンツ。


バイオハザードRE:3編集

極限からの脱出に挑め。

バイオハザード3』のリメイク版。S.T.A.R.S.隊員のジル・バレンタインとUBCS隊員のカルロス・オリヴェイラの2人の視点でストーリーが展開され、ネメシスからの逃走劇を描く。


『RE:2』と同様にCERO-D版とZ版が発売された。


前作に引き続き美麗なグラフィックと強大な存在に追われる恐怖は好評だったが、原作からあった要素をいろいろと削られてボリュームダウンしており、前作をやりこんだプレイヤーから不評の声が上がっている。

フォローしておくと、原作の方もクリア特典のファイル解放や「ライブセレクション」の影響であえて周回制にしていた他、マーセナリーズ収録などでボリュームを意図的に下げている。

元々『RE:2』は2人の主人公のシナリオが収録されているうえ、クリア後に解放される2ndルートも存在するため、1人の主人公のシナリオしか収録されていない『3』をそのままリメイクすると、『RE:2』から見劣りする可能性があった。そのため、『RE:3』本編に相当する内容を「キャンペーンモード」として開発し、オンライン対戦モードである『レジスタンス』の開発を並行して進めることにした。これらの2モードは「脱出」をテーマにしている点では共通している一方、双方の連動性はなく、カプコンと共同で開発した相手も異なる。



バイオハザードRE:4編集

死を逸(かわ)し、倒す快感。

バイオハザード4』のリメイク版。警察官からエージェントへ成長したレオンのサバイバルを描く。


前2作とは異なり、CERO-Z版のみ発売される。

原作ではホラー性を薄くしてアクション性を強めたが、今作は逆にホラー性を強めにしてアクション性を薄めており、過去に発売された『バイオハザードヴィレッジ』や『RE:2』で培った経験を遺憾なく発揮してクラフトでのアイテム生成やナイフの仕様回数など従来のサバイバルホラーを強調した作品になっている。

また、『バイオハザード7』で一般人を主役にしたがVR導入もあって描き切れなかった「ごく普通の感性を持った一般人が極限状態の異常な異世界に放り込まれる」という恐怖の心理描写が丁寧に描かれているのも特徴である。


クラウザーが闇落ちする原因となった「オペレーション・ハヴィエ」について今作は少し仄めかして言及している描写があるが今作は『RE:2』世界線なため事件そのものに改変されている。


2023年4月7日に無料DLCとして「ザ・マーセナリーズ」が配信される。「ヴィレッジ」のマーセから難易度が下がり各キャラクター達の爽快感溢れる必殺技からよりカジュアル性が増して初心者でもハイスコアを狙えるように調整されている。

さらに2023年9月21日にエイダ、ウェスカーの追加とともに有料DLCとして「SEPARATE WAYS」を配信。

本編のレオン編との差別化を図る為エイダ編はリアリティ溢れるサバイバル性を抑えて代わりにオリジナル版にあったスタイリッシュ性やアクション性を踏襲しており、本編でカットされた古城の大掛かりなトラップや孤島のレーザートラップを採用して「女スパイ」というエイダの役割を最大限活かしている。



余談編集

リメイク前と違い、リアリティ重視の傾向が目立つ他(例えば『RE:4』のレーザートラップ廃止など)、全体的に登場人物の口が悪くなった(原語版では平然とFワードやSワードを口にしている)。ホラー映画をよく観る方ならわかると思うが、あのような極限状態に放り込まれれば人間嫌でも荒れるものである。因みに映画版の初期(1や2アポカリプスなど)でも、登場人物は軒並み罵り言葉を連発している。


関連タグ編集

バイオハザード バイオハザードシリーズ REエンジン

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