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概要編集

蒼天のイシュガルド」にて追加されたクロニクルクエスト「古の神々」で登場。一連の物語のキーパーソンとなる。


白いカウル(フードつきローブ)に白い仮面をつけた小柄な人物。

「超える力」を有し、微弱ながら「蛮神の思考を読み取る」稀有な異能の持ち主であり、クリスタルの加護は受けていないが、テンパード化する可能性はないとされ、事実蛮神と相対しても影響を受けていない。

我が主」と呼ぶ何者かに仕えているが、彼自身の正体を含めて終盤までは明かされない。


性格編集

自己主張に乏しく、自己を肯定する意思も希薄。他人に対してやんわり距離を取り、肝心な所で本心を見せない。

お世辞にも心が強いタイプではないが、蛮神に関する話となると途端に熱が入る。

ある事に対する強い後悔を抱えて生きており、それが彼の人格を形成している。


活躍編集

暁の血盟」に参加した団員として、イシュガルドに滞在していた光の戦士を訪ねに来るもすれ違いとなり、伝言を残して「石の家」で出会う。

力を強めてゆく蛮神、新たに顕現した蛮神の討滅を経て、魔大陸アジス・ラーに封印されている古代の蛮神(アラグ帝国では「闘神」と呼称)の問題について語りかけてくる。

曰く、帝国軍がアジス・ラーの「魔科学研究所」に保管されている蛮神の制御技術を手に入れるべく活動しており、「蛮神制御は一つの次元を滅ぼし得る禁断の技術」だと主張。光の戦士クルルヤ・シュトラウリエンジェと共にこれを阻止するべく向かう。


また古代アラグ帝国が封印した「三闘神」こと魔神セフィロト」「女神ソフィア」「鬼神ズルワーンの封印が破損、覚醒する前にこれを討滅するという難題も降りかかる。

ウヌクアルハイ曰く、教皇トールダン7世達が魔大陸に到達した事が三闘神が覚醒するきっかけとなり、これらが覚醒すれば世界は滅びるという。

その過程において出会った帝国軍のレグラ・ヴァン・ヒュドルスからは「子供を殺す気はない」と言われて相手にされなかったものの、蛮神に対抗できる力を認められ、その才能をもって帝国側に勧誘されるという奇縁が生まれる。


魔神セフィロトの討滅後、敵対する帝国軍を排除する為、魔科学研究所に施されたウリエンジェの封印を破って帝国軍を招き入れる。

「アラグの機密を危険にさらすとして反対される」と考えたウヌクアルハイの独断だったが、ウリエンジェはいつもの迂遠な物言いを捨てて「いささか水くさい」「あなたの狙いを事前に伝えておけばよりよき連携が取れたのでは」と諭した。


また女神ソフィアの討伐後、女神のテンパード達が研究所に「資料」として睡眠保存されていることを知ると、制御システムにアクセスして生命活動を停止させる。

あえて「英雄」こと光の戦士の手を汚させないようにと考えた結果だったが、後にこれを知ったヤ・シュトラは「彼/彼女に英雄を押しつけるのはやめて」「私達は手を汚す覚悟ならとうに出来ている」と叱責する。

仲間と言いつつも距離を置いていたウヌクアルハイを思っての言葉であり、クルルからも「仲間には背中を安心して預けたい」と言われ、かたくなな心は次第にほどけていった。


魔神、女神の討滅を成し遂げた後、鬼神ズルワーンの覚醒を止めるべく挑む一行。

これに対し、「不完全な制御技術を帝都に持ち帰る訳にはいかない」と判断したレグラは、部下達が鬼神のテンパードを足止めしているのを助ける為、一時休戦を申し出て同行した。

テンパード化される可能性がない光の戦士達は暴走する制御装置を破壊するが、ウヌクアルハイは抵抗にあい、絶体絶命のピンチに陥った。ところがそこでレグラが身を挺して介入、致命傷を追いながらも装置を破壊し、どうにか半覚醒状態に持ち込む。

何故自分をかばったのかと問うウヌクアルハイに対し、レグラは「蛮神ごときにくれてやるには惜しい才だ」と言い残し、部下の後事を託して死亡。本来敵である男の、星の危機にあって下された正しい決断により、最終的に三闘神の討滅は達成された。


余談編集

名前は「蛇の首」に由来するアラビア語で、へび座アルファ星の別名……のだが覚えにくいため「ウクアハイ」と間違われることしばしば。しまいには「ウーロンハイ」などネタにされた。


関連タグ編集

ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 蒼天のイシュガルド



































ネタバレ編集

















































僕は、この世界の……この次元の住人ではありません。

故郷の次元で、「超える力」を持って生まれながら、

滅びゆく世界を救えなかった幼き光、すなわち……

貴方に……

光の戦士」になれなかった存在です。






ウヌクアルハイは、この世界の人間ではない。

彼の故郷は14に分かたれた鏡像世界のうち、「第十三世界」と呼ばれる次元。

今では「ヴォイド」と呼ばれ、闇と妖異が支配する世界に生まれた子供だった。


第十三世界では、蛮族に対抗すべく「聖石」と呼ばれる石に蛮神の力を封じていた。

しかし聖石の持つ絶大な力に魅入られた英雄たちはこの力を乱用。いつしか聖石のしもべと化し、生命の源であるエーテルをお互いに奪い合う「魔」に成り果てた。

ウヌクアルハイが生を受け、「超える力」に覚醒した時、既に世界は破滅へと歩みを進めており、「闇」に対抗する「光」が力を発揮できないままアシエン・イゲオルムによって「闇の氾濫」が発生。世界を一瞬で「無」に変えるという悲劇が起きる。

孵る事のなかった「光の戦士」の卵は次々と消滅。ウヌクアルハイも最期を迎えようとしていた時、彼を見つけて次元の狭間へと引き上げた者がいた。


それは「調停者」と名乗るアシエン・エリディブスだった。


エリディブスは幼いウヌクアルハイに世界の理を教え、「闇」と「光」の均衡が崩れれば、彼の世界のように最悪の結末に至る事を告げる。そして「原初世界」すなわちFF14の舞台であるハイデリンも危機を迎えつつある事を教えた。

光の戦士になれなかったウヌクアルハイは「今度こそ世界を救いたい」という決意をかため、原初世界へと渡ってきたのだった。


すなわち彼が「我が主」と呼んでいたのはエリディブスであり、光の戦士サイドからすれば敵とも呼べる存在である。しかし「世界を救いたい」と願う心は本物であり、一連の行動は悪意から成った話ではない。

その後も「仲間」として「暁の血盟」に所属する彼の傍らには、全ての顛末を記した本が置かれている。























































漆黒のヴィランズ」パッチ5.4にて、再び物語が動く。


同じ第十三世界出身であるサイエラとは、次元の狭間で一度会ったことがあるという。

自分に出来る事を探していたウヌクアルハイはシルヴァと名を変えたサイエラに会う為、第一世界へと渡る。

そこで「光の氾濫」に飲み込まれた第一世界が再生しつつあるならば、「闇の氾濫」に飲み込まれた第十三世界にも希望の兆しがあるのではないかと考える。

その後ベーク・ラグの協力を仰いで「ヴォイド」と成り果てた第十三世界の観測が始まり、結果が出るまでは第一世界で賞金稼ぎとしてやっていく事となった。


暁月のフィナーレ」パッチ6.2で、ヴォイドこと第十三世界が新たな舞台となる。

これを受けて第一世界におけるウヌクアルハイ達の台詞も変わっており、今後の新たな展開が期待される。

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