ガーベラ・テトラ
がーべらてとら
頭頂高 | 18.0m |
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本体重量 | 46.7t(48.5t) |
全備重量 | 73.2t(86.0t) |
ジェネレーター出力 | 1,710kW |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
スラスター総推力 | 216,000kg(316,000kg) |
※カッコ内はシュツルムブースター装着時
OVA作品『機動戦士ガンダム0083』で初登場した強襲用モビルスーツ。パイロットはシーマ・ガラハウ。
型番は「AGX-04」。
メカニックデザインは明貴美加が担当し、元々の姿とされるガンダム試作4号機より先にデザインされた。
曲線を多く用いた独自性のあるデザインはケンプファーと並んでファンから高い人気を持つ。
専用のゲルググMに変わるシーマ・ガラハウ中佐専用の強襲用試作型モビルスーツ。一見するとわからないが、実はガンダム試作4号機『ガーベラ』を改装した機体である。
試作4号機は、『ガンダム開発計画』に基づいて強襲・白兵戦向けの機体として開発が行われていたが、ガンダム試作1号機(GP-01 ゼフィランサス 特に「フルバーニアン」)とコンセプトが重複する部分が多かったために開発が中断された。
しかし、その時点で機体フレームは完成していたため外装をジオン系MSを彷彿とさせる曲面型に変更し、裏取引を行っていたシーマ艦隊に譲渡された(ちなみに、完成時点ではメインカメラはツインアイとなっていたが、シーマ艦隊への譲渡後に完全なモノアイへと改修されている)。
「ガンダム開発計画」から外された経緯もあるが、元ジオニック社の技術者が多く開発に携わっていたからや、シーマ艦隊との裏取引の事実を隠すための偽装とも言われる。
背部と肩部に計3基の大型スラスターを備えており、同時期、あるいはグリプス戦役期のMSと比較して加速力には優れている。更にプロペラントタンクとバーニアスラスターが一体化したオプション兵装であるシュツルム・ブースターを装備することにより、この時期のMSとしては破格の推力(316,000kg)を誇る。
OVA放映当時はこのガーベラ・テトラが4号機として初登場していたため、書籍等では長らく4号機として扱われていた。
名称の由来となったガーベラとは、花びらが長くて幅広い、ヴィヴィッドカラーの花である。花言葉は「崇高美」「神秘」を意味し、崇高美はどちらかと言えばガトーに似合う言葉だが、神秘という点については詳細があまり語られなかったこの機体に相応しい花言葉と言える。
ビームマシンガン
型式番号X-04。アルバート社(受注元はMIP社で製造を委託された)開発のEパック式試作型ビームマシンガン。
パルス状に圧縮されたメガ粒子を連続発射し広範囲を破砕する事を目的として採用され、主に近距離での白兵戦で効果を発揮する。Eパックは試作1号機と共通の物を使用。強力な冷却機能を備えており、触媒となる冷媒ガスが切れた場合はリミッターによって後部の放熱機構を作動させて強制的に使用不可とする。
デラーズ紛争の最終局面でアナハイムとの裏取引によってシーマが本機を入手し、コロニー落としの最中に搭乗した。デラーズ暗殺後はグワデンを撃沈する。
その後はコウ・ウラキのガンダム試作3号機(デンドロビウム)と対峙。3号機がムサイに対して爆導索を展開し設置のためスピードを緩めると、先の戦闘でIフィールドを失っていた3号機にビームマシンガンを連射しながら接近し、一時的にダメージを負わせることに成功。しかし、3号機が本機に向けて方向転換した際にメガ・ビーム砲の先が腹に突き刺さる形で衝突してしまう。その際の衝撃は本機の両腕が吹き飛び、乗っていたシーマのヘルメットのバイザーが割れて飛び散ってしまう程であった。結局そのままビームを撃ち込まれて四散した。
また、主婦の友社刊だった書き下ろし漫画版ではシーマとの裏取引の口封じの為、バスク・オムが艦長の戦艦の無差別砲撃で謀殺された。
なお、小説版ではシーマは最後までゲルググMに乗り続けたため、登場しなかった。
OVA発売当時に1/144スケールモデルでプラモデルが発売された。当時のガンプラでは珍しく
腕にロール軸が設けられており、ポリキャップが見えないようにカバーまで施されている。
元々、配色が単純ゆえに十分なほどの色分けがなされており、外観は後に発売されるHGUCよりも原作寄りに再現されているなど当時にしては非常に高い完成度だが、オーバースケール気味なのが惜しいところ。
HG MECHANICS 1/550 デンドロビウムに、1/550サイズのものが付属。
1/550なので数cmしかなく白一色成形で組み立てには接着剤が必要となっている。
だが、何気に9パーツ構成とかなり作り込まれており、専用のスタンドも付属する。
2013年にはHGUCで立体化。こちらは旧キットの難点であったスケールは改善されている。
またシュツルム・ブースターの着脱が可能になっている。
ロールアウト時のツインアイ仕様も「ロールアウトVer.」としてプレミアムバンダイ限定で販売された。こちらは、赤が強めの成形色になっている。また、ノーマルの頭部も付属するため色違いを組むこともできる。
キララ仕様のガーベラ・テトラもプレミアムバンダイ限定で販売された。
頭部が新規造形でアンテテ位置が違うが、余剰パーツでノーマルの頭部を組むことも可能。
また、フェニーチェリナーシタ用の頬を赤く染めるための、ホイルシールが付属する。
ロボット魂では0083のver.A.N.I.M.Eシリーズの終盤に立体化された。アレンジされたHGUCとは異なり劇中の姿を忠実に再現されている。
SDガンダムフルカラーステージ24でラインナップ。 ※現在、入手困難。
モビルスーツアンサンブル22弾でライナップ。ビームマンシンガンが付属する他、
武器セットにシュツルム・ブースターとロールアウト時の頭部も付属する。 ※現在、入手困難。
ガーベラ・テトラ改
ガーベラ・テトラの強化案として位置付けられる機体。
肩にプレート状の装甲が装備されており、一部の装甲の色が白く塗装されているのが外見上のアクセントとなっている。
この他、スラスターの増強、バックパックへのバインダー搭載によって強襲用機体としてもMSとしても非常に高い性能を誇るが、その性能をフルに発揮するにはパイロットに高い技量が要求される。
当初ガーベラ・テトラは明貴美加によってデザインされた機体だが、明貴はシーマが乗る機体と知らされずにデザインされたため、後に明貴自身が「シーマが乗る機体であるならこうデザインする」というコンセプトで改めて描いたものが発祥となる。
HGUCガーベラ・テトラ(キララ仕様)
ガンダムビルドファイターズに登場するガーベラ・テトラのガンプラ。
1/144スケールHCUGをベースに、ピンクを基調としたカラーリングに改められた物をキララが使用した。
その完成度は、実力派ビルダーであるイオリ・セイも認めるほどのものであったが、実際には彼女がファンに作らせていた物であった。
その後、キララがファンに頼らず自力で同じガンプラを制作。その際、頭部にジオンの隊長機に見られるブレードアンテナを追加しており、その出来はリカルド・フェリーニをして「荒削りだがいい作品」と称されている。
シュツルム・ブースターこそ使われなかったが両腕の速射砲の冷却システム、大腿部のビームサーベル収納ギミック、ビーム・マシンガンの冷却材切れによる作動停止など本編では使われなかったギミックを多用しており、第7回ガンプラバトル選手権決勝戦後の事件に於いて、暴走した多数のモック相手に奮戦した。
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二人の口調合ってるか分かんない……。 Twitter:https://twitter.com/Masa_GPB マシュマロ(感想などに):https://marshmallow-qa.com/masa_gpb11,979文字pixiv小説作品