曖昧さ回避
- ドラゴンクエストシリーズのキャラクター。本項で解説。
- TVアニメ版『デビルマン』のキャラクター。→妖獣ドランゴ
- 『ファイヤーマン』のキャラクター。→黄金竜ドランゴ
- 『神撃のバハムートVIRGINSOUL』のキャラクター。→ニーナ・ドランゴ
概要
CV:山口眞弓(ドラゴンクエストライバルズ)
『ドラゴンクエストⅥ 幻の大地』で初登場。
旅人の洞窟にて、卵を産んで洞窟の利用に影響が出るほど魔物を増やしていたバトルレックス。
そのため、命を受けた主人公達…の前にテリーに撃破された魔物(ちなみにこの時の卵の中身は「ヘルバイパー」であった。…竜?)。
その後、棺桶から何故か復活。自分を倒した「青い人間」のことをずっと待っており、その言葉通りテリーを連れて行くことで仲間にすることができる。
片言ではあるが人間の言葉を話すことができ、自分を打ち負かしたテリーに、敬意を通り越して本気で惚れてしまっている模様。特に、会話システムの導入されたリメイク版ではそれが顕著であり、テリーとの出会いに運命を感じていたり、テリーに近づく女性を威嚇したりと、その言動は完全に恋する乙女のそれである(詳しくは後述)。
だが、彼女の性能がよすぎる故に、仲間となった途端からテリーの存在を隠してしまうことになるだろう…(彼が「ドランゴ引換券」と呼ばれる所以である)
なお、ドランゴの種族であるバトルレックスはラストダンジョンにて雑魚敵として出現する。
『ドラゴンクエストⅥ』には仲間モンスターシステムがあるものの、ドランゴは人間キャラと同等の通常の仲間キャラ扱いであり、雑魚版バトルレックスの方は仲間にはできない。
『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』にも登場したがこちらは通常のバトルレックスとの区別の為か首元に青い首巻きをしている。
性別
卵を生んでいる、女性専用防具が装備できる、(この場面が再現された)ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは♀であることから雌だという意見が多数。
ただし卵生でありながら性別不明という前例もあるので注意…だったのだが、スマホアプリ版ではせいべつが「 お ん な 」になり、公式で♀であることが確定した。(ただしコンテストはモンスターの部でしか出られないが)
ゲーム中の性能
最初から既に隠し職業である「ドラゴン」に就いており、ステータスも軒並み高い。
全キャラでトップクラスのHPと力を持ち、その他のステータスも総じて最高クラス。さらには各種ブレスや「ザオリク」を自力習得でき、バギ系とデイン系に3割減の耐性も持つ。欠点は、強いて言えばMPと素早さが中の下くらいであるのと、かっこよさが低めである程度。
仲間になってから最後まで最強候補の一角を占め続ける強力なキャラクター。
そのあまりの強さゆえにゲームバランスが崩れるため敢えて封印されることもある。
このためDS版では弱体化必至と思われたが、フタを開けるとその強さは依然健在だった。
それどころか今回は耐性までもが敵のバトルレックスと同じものに変更され、
など多数の耐性を持つようになった。
つまり、ただでさえチート級の強さを誇っていた上に、さらに耐性が増えて強くなってしまったのだ。いちおう強化されたはずの彼は本当に泣いていい…。
……とはいえ一応弱体化した面もあり、ドラゴン属性が付いたので特技の「ドラゴン斬り」で1.5倍ダメージを受けるようになった。「ドラゴン斬り」の使い手はキラーマジンガやダークドレアムといった終盤~クリア後の強敵に多く、しかも非常に高い攻撃力からこれを放ってくるのでいくら強化されたドランゴといえどもレベルが低いと簡単にやられてしまう。
ギルル……ン
DS版では仲間会話システムが搭載されたが、アモス同様にテキストが用意されている。「うさみみ可愛い付けてみたい」とか、「テリーが好き」だとか、とてもかわいい。
能力が強化された上に会話まで豊富と至れり尽くせりの状況になっている。
ちなみに他のスライム系の皆さんは前作同様汎用テキスト(追加はされている)。
余談だが、復活した訳はDS版では一応バーバラが「誰かがザオリクしたんじゃない?」と語っている。ある種のフォローなんだろうか。
また、DS版ではテリーとの対決シーンがさらに豪華になった(そしてテリーが使えないはずの技を使ったりする)のだが、お互い戦った頃はあんなにも怒り狂って敵対していたのに、いざ仲間になった後の会話ではあまりにもテリーラブラブ一色なため、SFC時代から疑われていた「実はテリーと組んだ八百長だったのでは」疑惑をさらに加速させることになってしまった。
実際、上記のように「卵の中身が竜の魔物でもないヘルバイパーだった」上に「まるで証拠隠滅のようにテリーが全ての卵を割って去っていく」こと、王の依頼は「死体を持って来い」だった筈なのに「ドランゴが生きていた」等、不自然な点が多いことも疑惑のもとになっている。
前作『ドラゴンクエストⅤ』の主人公とキラーパンサーが結果的にカボチ村の住民から自作自演騒動(厳密には違うが)のように思われてしまった一件があったため、一部ではテリーとドランゴをこれに絡めて想起するネタもあるようだ。
その他の作品での登場
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
幼少時代のテリーが主人公の『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』にも登場。
「いかりのとびら」のボスとして『ドラゴンクエストⅥ』の名場面である対決シーンが再現されている。
ここではバトルレックスが種族の繁栄を目指して『ドラゴンクエストⅥ』の時と同様に卵を大量に生んでいるのだが、大人テリーの姿をした謎の剣士がバトルレックスの前に現れ、何かを探しに来たが見つからなかったため卵を全て叩き割ってそのまま去り、その後始末を幼少テリーに全て押し付けた。
なお原作同様イベント前に卵を割って戦えるが、こちらは中身が「ドラゴンキッズ」になっている。
また口調は『ドラゴンクエストⅥ』とは違いやや流暢で威厳のあるものになっている。
戦闘後は必ず仲間になり、デフォルトネームが「ドランゴ」で性別は♀固定になっている。
「いかりでは なにも なしとげられぬ
そういうことか……。」
加入時期を考えると固定エンカウントで獲得できるモンスターとしては十分強いので、パーティの補強には申し分ない。
頑張ってもらったらグレイトドラゴンにするかあくまのきしと合わせてコアトルにするのがオススメ。
一方、『テリーのワンダーランド3D』では、イベントの流れは概ね同じだが卵の中身が「アルゴリザード」に変更されており、自動イベントのため卵とは戦えない。
またバトルレックスを倒しても絶対に仲間にはならなくなり、テリーに一言残して消え去るというものになった。
「あの剣士……
おまえに よく似ていた……。
イベントの細部は各機種で異なるものの、DS版6でドランゴが「夢に見たことがある」と言う青い人間の姿は、もしかしてこの時の出来事を夢として見ていたのかもしれない。
ドラゴンクエストⅧ
スカウトモンスターとしてバトルレックスの「ドランゴ」が登場。
バトルレックスは本来終盤に出てくる敵なのだが、ドランゴだけはなんと最初の町であるトラペッタの北の森をうろついている。
そのためスタート直後に出会えるのだが、当然ながらその時点では強すぎて相手にならない。まともに相手したらはやぶさ斬りで粉微塵にされるか、かえんのいきでひとまとめに消し炭にされるかのどちらかなので、出会ってしまったら逃げよう。
そして敵としての強さもさることながら、スカウト可能になってからは味方としてもかなり頼れる存在。主人公達のレベルに応じてストーリーを進めるうちにぐんぐん成長していく。耐性も高く、中盤まで文句なしに一軍で使っていける。さすがに終盤ではやや力不足(とくに「かえんのいき」が邪魔)だが、それでもはやぶさ斬りをはじめ、強力なスカウトモンスターであることには変わりない。
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ガブモン…声優、爬虫類繋がり。余談だがテリーの中の人は神谷浩史氏と竹内順子氏であり、前者とは同じ系譜、後者とはゴマモンという相方として組んでいた。