CV:小原乃梨子(テレビ朝日版第1期・劇場版) / 亀井芳子(テレビ朝日版第2期)
人物
本名は野比ノビスケ。読み方だけならば祖父の野比のび助と同じ。
ドラえもんが来たことで変わった未来の野比のび太と源静香の間に生まれた一人息子。
のび太と違って、運動神経抜群(「ドラミちゃん ミニドラSOS!!!」ではラグビーをやっている)で性格も気が強く、野比家代々の男子では極めて稀なガキ大将気質。母親と父方の祖母(気が強いお転婆)と父親(イタズラ好きで勉強嫌い)の悪い所に似ちゃったのだろう。とはいえ、彼の曾孫に当たるセワシも運動神経は良く、彼以降はしずかの運動神経の良さが遺伝している事が窺える(セワシに関してはジャイアンの血筋もどこかしらで繋がることが示唆されているので、ジャイアンの血筋の影響もあると思われる)。
本人の人間関係も父親達とは逆の様相。スネ夫の息子のスネ太郎(劇場版では「スネ樹」表記。別人説あり)、ジャイアンの息子のヤサシ(愛称:ジャイチビ)をよくいじめている。ただし、この逆転した関係性は彼の代のみらしく、彼の子(のび太の孫)以降は先祖代々のパワーバランス寄りに回帰したという。
また、ノビスケは後に(のび太の時代から45年後に)結婚する「ゆかりちゃん」からこの時すでに好意をもたれている様子でこの点も父親とは異なる。(のぶドラ版や劇場版・大長編、ひみつ道具による影響を除けば、しずかはのび太に気があるそぶりを見せず、むしろ出木杉寄りである)また、父母が20代前半で婚約し、25歳の頃に結婚したのに対し、彼とゆかりちゃんは晩婚(連載当時の価値観では明らかに晩婚であるが、2024年現在では、30代での結婚は割と多めである)になるらしく、結婚する年齢はお互いが30歳になる頃と明確にされている。また、月旅行がハネムーンとのことで、同世代の頃の親世代と違い、かなり裕福らしい(未来世界では宇宙旅行が身近になっているのかもしれないが)。なお、ガキ大将気質を持つのと、ジャイアンの子であるヤサシが気の弱い性格だからか、大人ジャイアンからはガキ大将の後継者として気に入られている様子で、ヤサシが泣かされて帰ってきても、「もう2つ3つ鍛えられて来い!」と逆に彼の元に送り込んでいるほどで、さすがのノビスケもこれは気の毒に思っていた。
年齢よりませていて、反抗期に入った影響か、父のことを「わからず屋で頭が古い」、静香のことを「口うるさい鬼婆」と言っているが、内心では両親のことを大切に思っている。
ちなみに成長し、ガールフレンドのゆかりと結婚し、誕生した息子(のび太の孫でセワシの祖父。名称不明)は、金髪で玉子似(父方の曾祖母から隔世遺伝された)顔立ちであった。ぱっと見では外国人のようにも見える。さすがに不自然すぎると思われたのか、大山アニメ版では、ノビスケやセワシと殆ど瓜二つの容姿を持つ少年へと描きかえられていた。なお、のび太の子孫で名称不明なのは、のび太の孫であり、セワシの祖父である『ノビスケの子』とその子供である『ノビスケの孫(セワシの父)』の二人のみである。
現代ののび太は「のび太のおよめさん」で初めて出会ったが、その時は不審者と見なしており現代のび太を攻撃していた。後に「りっぱなパパになるぞ!」で再会しており、現代のび太から自身のことをノビスケに話しており、それ以降「のび太の息子が家出した」等で現代のび太の事を「パパ」と呼んでいる。その家出の話で小学生静香に対して可愛いと言ったあと口うるさい鬼ババと本人の前で言い静香の怒りをかい そして父親のび太にいじめようとしたジャイアンに掴みかかり互角の戦いを演じ、ジャイアンに気に入れられている。
また、彼の息子の口から、ノビスケ自身も成長の過程でのび太と似た道を辿ったか、父とまったく同じ小言を自分の子供に言っているとのこと(これはのび太のひ孫……つまり、セワシの父の代まで延々と繰り返されていたという)
映画版ミニドラ編では、2011年当時に小学校5年生という設定で、生年月日は1989年から1992年までのどこかとされる。(のび太が原作での1964年~映画公開時から逆算しての10年前である1979年生まれの場合。)2024年では、彼も成人し、子を儲けていておかしくない年齢に達しており、のび太が原作開始時の生年月日であった場合、そろそろ老境を迎え、『おじいちゃん』と呼ばれても不思議ではなくなる年頃となる。
まさに『歴史は繰り返す』。
ちなみにTOYOTAのCMではのび太が30歳独身の為まだ生まれていないが(後に大人のノビスケが未来から、息子や孫や曾孫と共に30歳ののび太の元に訪れている)、原作通りであればノビスケはのび太と静香が30歳の時点では5歳前後になっている。
また、父方の祖父であるのび助と混同を避けるためか、一時期名前が「ノビオ」になっていた時期があった。