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前後のストーリー

概要編集

2005年4月23日放送。

脚本:太田愛、監督・特技監督:小中和哉


あらすじ編集

千樹憐を監視する任務に就いていたメモリーポリス野々宮瑞生は、トラブルによって憐と接触してしまった。上官である首藤沙耶に報告し、自分を任務から外すよう進言する瑞生だったが、そこに松永要一郎が現れ、任務の続行を命令する。松永にとっては憐と瑞生の接触は想定内の出来事だった。


一方、憐のデータベースにアクセスを試みる孤門一輝だったが、パスワードがわからず苦戦していた。しかし憐がつけている指輪に書かれていた文字を思い出し、試しに入力してみるとアクセスが出来た。表示されたのは「プロメテウス・プロジェクト」と呼ばれる文章と憐を含む数名の人物の写真だった。そこに吉良沢優が現れる。「いずれは見つけるだろうと思った」として孤門を咎めることはせず、憐の素性について語り始めた。

画面に表示された憐を含めた人間たちは「プロメテの子」と言い、地球解放機構TLT下部組織の医療研究アカデミーによって優秀な遺伝子同士を掛け合わせて生み出されたハイブリッド新生児だった。憐は海洋学を好み、将来は海洋学者になりたいという夢を持っていたが、1ヶ月前にアメリカ・ダラスにあったアカデミーの寄宿学校から脱走したという。

憐はウルトラマンの光に導かれて日本にやって来たと考える孤門だったが、吉良沢はその考えを否定し、憐には近づかない方がいいという警告を残し去っていった。


瑞生は友達のふりをして憐に接触することを後ろめたく思っていたが、当の憐は気にしておらず自分が調査されていることにも気づいており、「瑞生がきてくれるなら自分のことを他人に話してもいい」と語るのだった。


一方、ナイトレイダーではこれまで交戦してきたグランテラジュネッスブルーの力を試すために本気で戦っていないことを突き止めた。もしグランテラが本気を出して来たら対処は困難なものになる。さらに憐の出現と同時期に現れた謎の存在「アンノウンハンド」が展開するダークフィールドの上位版「ダークフィールドG」に関する詳細なデータが欲しいとして、吉良沢は次にグランテラが出現した際には戦闘を行わず、データの回収のみを命令した。


やがてグランテラが出現した。孤門と西条凪の乗るクロムチェスターδが出撃。憐もまたビースト振動波を感知し、ウルトラマンネクサスへと変身した。

ジュネッスブルーに変身し、メタフィールドを展開しようとするネクサスだったがアンノウンハンドの闇の力によってダークフィールドGに上書きされた。強化されたグランテラに苦戦するネクサス。

クロムチェスターδはネクサスを助けるべく攻撃を行うも、グランテラが発射した光弾を受け不時着してしまった。

クロムチェスターδを助けるべくネクサスはクロスレイ・シュトロームを発射するが、グランテラはダークフィールドGから供給されるエネルギーで回復してしまう。グランテラはさらにエネルギーを受け全身から光弾を発射しようとするが、ネクサスは正面突破してきた。光弾を喰らいつつも体制を整え、アローレイ・シュトロームでグランテラを倒したのだった。


戦いは終わったが、捨て身ともいえる憐の戦法に、不安をおぼえる孤門。一方、吉良沢も憐について、彼がプロメテの子であることとは別の何かを知っているような素振りを見せていた。

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