※JR東海(東海道本線、高山本線)の駅については岐阜駅を参照。
概要
岐阜県岐阜市にある名古屋鉄道の駅。
駅番号はNH60。
1914年に美濃電気軌道笠松線(現在の名鉄名古屋本線)の新岐阜駅(初代)・新岐阜停留場が国鉄岐阜駅寄りに開業(現在は線路跡がほぼ現在の国道157号)。
1913年に国鉄岐阜駅の移転と同時に駅前(後の岐阜駅前)停留場も移転に伴い、当停留場を長住町停留場に改称。
1928年、各務原鉄道(現在の名鉄各務原線)長住町駅が現在の名鉄岐阜駅の場所に開業。
1948年(昭和23年)、長住町駅と新岐阜駅が統合、新岐阜駅(2代)に改称。
2005年(平成17年)、中部国際空港の開業にあわせて現駅名に改称。
なお、岐阜市内の路面電車(岐阜地区600V線区の総称。通称:岐阜線)も駅前に乗り入れていたが、名鉄岐阜駅へ改称して間もなく廃止になってしまう。
世界中で路面電車(LRT)が見直されている世の中、第三セクターとして残しておけば良かったと言う声は大きい。ちなみに福井鉄道の通称「ヒゲ線」(福井駅停留場〜福井城址大名町停留場)が存続したのは、この岐阜線廃止による失敗を踏まえたものでもある。
駅構造
名古屋本線と各務原線が乗り入れ、両線の終点になっている。
名古屋本線は高架構造・櫛形駅の2面4線の構造で、各務原線は櫛形1面2線の地上駅である。
現在、名古屋本線はここから岐南駅の間で高架化工事が行われているが、完了後は開かずの踏切や加納陸橋下の単線も解消される見込み。
利用状況
- 名古屋鉄道の令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)によれば、2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は31,056人である。
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
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2008年(平成20年)度 | 17,856人 | 35,711人 |
2009年(平成21年)度 | 17,133人 | 34,267人 |
2010年(平成22年)度 | 17,242人 | 34,484人 |
2011年(平成23年)度 | 17,194人 | 34,388人 |
2012年(平成24年)度 | 17,298人 | 34,596人 |
2013年(平成25年)度 | 17,732人 | 35,464人 |
2014年(平成26年)度 | 17,070人 | 34,140人 |
2015年(平成27年)度 | 17,614人 | 35,228人 |
2016年(平成28年)度 | 17,442人 | 34,884人 |
2017年(平成29年)度 | 17,683人 | 35,366人 |
2018年(平成30年)度 | 17,503人 | 35,007人 |
2019年(令和元年)度 | 17,673人 | 35,345人 |
2020年(令和2年)度 | 25,887人 | |
2021年(令和3年)度 | 27,724人 | |
2022年(令和4年)度 | 30,058人 | |
2023年(令和5年)度 | 31,056人 |
余談
- かつては駅構内に新岐阜百貨店(名鉄グループ)が存在していたが、2005年に閉店となった。
- 各務原線ホームには田神線・美濃町線方面ホームも存在し、7番線と呼ばれていた。両線廃止後はホームは撤去されたが、各務原線車両の留置線として残されている。
隣の駅
特急系列車のうち☆は全車特別車、★は一部特別車を指す。
名古屋本線 | |||
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種別 | 次の駅 | 備考 | |
ミュースカイ☆ | 当駅 | 名鉄一宮駅(NH50) | |
| 当駅 | ※笠松駅(NH56) | ※平日朝方ラッシュ時は名鉄一宮駅 |
| 当駅 | 笠松駅 | |
普通 | 当駅 | 加納駅(NH59) | |
各務原線 | |||
種別 | 次の駅 | ||
急行 | 当駅 | 切通駅(KG14) | |
普通 | 当駅 | 田神駅(KG16) |