概要
どことなく存在感が希薄なキャラクター(主に女の子)に付いてしまうあだ名。
現実では、地味な女性は押しに弱そうに見える事からナンパなどの標的にされやすい。
よって地味すぎるとかえってキャラが立つと言えるこのご時世、人気獲得の為には敢えて存在は薄いほうがいいのかもしれない。けど…、
地味とかゆーな!
なお、こうしたキャラがメインヒロインに据えられると、最悪の場合『メインヒロイン(笑)』という不名誉な称号を得てしまう。
自分を醜女と勘違いして病んでいくパターンなどもある。
地味子の基準
とくに特定のものはなく、キャラはあるのに目立たないという一点であろうか。
ただ、地味子認定されているキャラにも、それなりの共通項はある。
おとなしい性格
言ってみれば、自己主張せず、大きな騒動を起こさず、むしろサポートに回るというイイ子。
男としては非常に理想的な性格の女性だが、ツンデレやヤンデレ等の強い個性の前にはどうしてもかすみがち。ただ、この手のキャラがヤンデレ化するパターンもなくはない。
目立たない容姿
無難な服装・黒髪or茶髪といった感じで容姿の自己主張が少ない。
少女漫画だと、イメチェンして派手子に変わるという設定が多い(または、ショートヘアのまま…)。
逆に気が強過ぎる
「ツンデレ、漢女上等じゃないか」と言われそうだが、外見や性格の特徴のなさがセットになると陰湿さと棘が目立ち、ツンデレというよりは、自分よりもアクティブな主人公や自分よりもかわいい娘を妬む雰囲気ブス、ヒステリーのような印象に。しかも、日常の世界でだけ強い一般人という立ち位置だったりする。
テンプレなキャラ付け
家事万能・幼馴染み・眼鏡といった分かりやすいが、若干使い古された感のある設定。
安定感は抜群だが、むしろ昨今では兵器生産工場ぐらいに料理が下手、手先が不器用、気は強いがアホの子・・・等の方が萌え属性にされる傾向が強い。
といっても、眼鏡をかけていて胸に立派なものをお持ちであればワンチャンある。
悪い部分までテンプレなキャラ付け
「家庭的で巨乳」な子と、「料理下手・ロリ担当じゃない・地味」な子がいたら、軍配が上がるのは前者である。
他の個性が強すぎる
最大の要因であろう項目。
当人は決して悪い子ではないし、決して個性が没してるわけでもないが、周りが萌え属性とあざとい設定の塊と化しているため、実質的に無個性となってしまったパターン。
似たポジションが二人以上いない
似たポジションが二人以上いれば、個性的な無個性、(いい意味の)その他大勢という印象になり、百合キャラという利点が付くものを。
地味子がダブルヒロインの片割れの場合、2人が百合やきのこたけのこ戦争のような関係ならいいものの、地味子がじゃない方的キャラな場合はファンにとっては地獄となる。第三のヒロインや悪役令嬢(公式悪女であり、ファンが地味さを理由にいらない子認定している訳ではない)が登場して地味子が批判されなくなるのを願って止まない。
主人公(及びもう一人の主人公)ではない
主人公補正でイヤボーンしたり、自分に合わない場所から離脱することがない。このポジションが地味なのは当たり前。だが、読者の分身の主人公という立ち位置で目立つことができないのなら、間違いなく本人の責任であろう。
地味という個性
しかしながら昨今、多様な属性を有する個性的なヒロインの乱立によって、普通の思考回路、普通の趣味、普通の言動、という地味さが逆に個性として機能するようになってしまっている。
特にハーレム系作品においては、尖った個性を有し、下手すれば電波、悪女、ビッチ、サイコパスと言われかねない多くのヒロインたちの中で、常識と良識を備えた(または特長がないのが特徴の)地味系ヒロインが心のオアシスとして機能する場合も。
例え空気は目に見えなくとも、空気がなくては人は生きていけないのである。
いろんな地味子さん
- 「世界樹の迷宮」シリーズに登場するレンジャーの女の子。
- 砂原よしみ - 「けいおん!!」に登場するクラスメイト。
- 青木夕 - 「となりの吸血鬼さん」に登場するクラスメイト。
- 田村麻奈実 - 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」に登場する幼馴染。
- 星乃結美 - 「キミキス」に登場するメインヒロイン。
- 桃瀬くるみ - 「ぱにぽに」の登場人物。
- 佐藤花 - 「城下町のダンデライオン」の登場人物。
- 赤座あかり - 「ゆるゆり」の主人公。
- 松本りせ - 「ゆるゆり」の生徒会長
それでも地味子が苦手な場合は?
二次オリで強化しよう。少女漫画のヒロインがイメチェンして派手子に変わることができるのなら、少女漫画以外のヒロインも同様の変身が可能なはずだ。⇒魔法少女化
関連タグ
眼鏡巨乳……胸が大きいとこれに該当するかもしれない