データ
いりょく | 40 |
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PP | 10 |
めいちゅう | 100 |
タイプ | ノーマル |
わざ分類 | ぶつり |
攻撃範囲 | 相手1体 |
直接攻撃 | ×(第三)→○(第四~) |
優先度 | +1(第三~第四)→+3(第五~) |
備考 | 10割の確率で相手をひるませる。登場した最初の1ターンしか技が成功しない |
英語名 | Fake Out |
概要
本来は相撲用語で、力士が使う技の一つ。文字通り物音に敏感な猫を騙し驚かせるから猫騙しなわけだが、なぜか全ての猫ポケモンが使えるのは黙っておこう。
ちなみに英語では「Fake Out」と猫の欠片もない。
「でんこうせっか」などの先制技の一種。攻撃後に必ず相手を怯ませるが、使えるのはボールから出した直後の最初の1ターンのみ。
無論、一度引っ込めてから再びボールから出せば使うことは可能。
他の怯み技同様、「せいしんりょく」と「りんぷん」持ちのポケモンは怯まない。
また、ノーマルタイプの技なのでゴーストタイプも(「きもったま」ガルーラが使う場合を除き)怯ませられない。
どちらかというとシングルよりダブル、トリプルでおなじみの技。
それどころかダブル、トリプルでは覚えられるポケモンなら必須レベルに近い技である。
1ターン相手の動きを止めつつ隣のポケモンで攻撃したり、「おいかぜ「トリックルーム」「じゅうりょく」などの技を安全に発動させるなど、「ねこだまし」を絡めた戦術は大変に多い。
ダブルバトルを象徴する技の一つでもあり、その強さは「『ねこだまし』を覚えられるポケモンはマイナーなポケモン含めて(進化前であっても!)全て頭に入れておけ」と言われるほど。
また、その「ねこだまし」が強いことによって特性「せいしんりょく」も需要が高くなり、たとえ別の特性の方が明らかに強いであろうポケモン(例えばカイリューやダゲキ)であっても「せいしんりょく」が採用されることがある。
一方シングルバトルは、使うには賛否が大きく分かれる一方、シングル同様1ターン相手に隙を作らせる目的で採用されることがある。
何よりこの技で「HPが満タンだと効果が発動する道具や特性」の効果を消すことができるのが大きい。
具体的にはアイテム「きあいのタスキ」、特性「がんじょう」や「マルチスケイル」など。
またメガシンカポケモンの場合、メガシンカしたターンの「すばやさ」はメガシンカ前のものが適用されてしまうが、
この技を使うことでこの「すばやさ」のデメリットを解消することができる。
1ターン経過しないと発動しないアイテム(「どくどくだま」「かえんだま」)を安全に発動させるのにも有用。
欠点は使用制限があるため、技スペースを圧迫しかねないこと。
シングルではこれが致命的であり、たとえタイプ一致で使えるとしても採用されないことがしばしば。
ダブルバトルでもはシングルほどではないが、同じように重要度の高い「まもる」を同時に採用するとそれだけで技スペースが2つ埋まってしまう。
使用タイミングが決まっていることも欠点の1つで、読まれて守られたりゴーストタイプに交換されたりして不発に終わることもある。
また地味に接触技なので、「ねこだまし」を受けることを予測して「ゴツゴツメット」を持たれた場合、逆にこちらが手痛いダメージを受けることもある。
特に低耐久のポケモンであればこれによって「きあいのタスキ」が潰れてしまうため大変致命的。
シングルでの主な「ねこだまし」の使い手
ダブルでは前述の通り「覚えられればほぼ皆が使ってくる」状態なので、シングルでの主な使い手を紹介する。
エテボース
特性「テクニシャン」により、全てのポケモン中でもトップクラスの威力で「ねこだまし」を放つことができる。
「すばやさ」も高いため、「ねこだまし」を使った後に「とんぼがえり」を使いまた登場して「ねこだまし」……というコンボが可能。
加えて「ねこだまし」以外の先制技を一切覚えないため、この技の出番は多い。
ハリテヤマ
元ネタからしてポケモン一「ねこだまし」が似合うポケモン。
使い方としては、「ねこだまし」を使うことでアイテム「かえんだま」を発動させ、特性「こんじょう」で大暴れする隙を作るのが主。
「まもる」と異なり相手を怯ませることで、相手に能力強化や「みがわり」を使う隙を作らせないというメリットがある。
ガルーラ(メガガルーラ)
メガシンカを得たことでエテボース以上の「ねこだまし」を撃てるようになったポケモン。
「ねこだまし」を使うことで「すばやさ」のデメリットを打ち消すことができる他、次のターンの「おんがえし」や「すてみタックル」で倒しやすくなる。
因みに進化前の特性が「きもったま」であればゴーストタイプであっても怯ませることができる。シングルではあまり活用する場面がないが……。