お見せしよう、仮面ライダー!!
概要
本郷猛に続く第二の仮面ライダー、通称「仮面ライダー2号」に変身する青年。
柔道6段、空手5段の格闘技の達人で本業はフリーのカメラマン。スイスに渡った仮面ライダー1号に代わって日本のショッカーと死闘を繰り広げた。
性格は明るく子供好きでユーモラスだが、心の底では改造人間の苦悩を抱えており、周囲にはそれをおくびにも出さない強い男である。
本郷猛よりも背が低く若々しく感じる。帽子をかぶっていることが多い。結構オシャレ。
演じたのは俳優・佐々木剛
藤岡弘、がバイク事故で一時降板した際に代打で主役を演じることになったのだが、佐々木本人は友人である藤岡の役を奪う事に反対していたため、あくまで藤岡が復帰するまでのつなぎであると制作側に約束させた。結果的にこの主役交代はダブルライダーという奇跡を生み出し、全国の子供達を熱狂させた。
多媒体での活躍
漫画版の一文字隼人
「風よ! 我に力を与えよ! お前を汚す『悪』と対決する力を!!」
原作者・石ノ森章太郎による漫画版では、最初はショッカーライダーの一員として登場し、新聞記者に扮して本郷抹殺を命令される。しかし味方の誤射で脳を負傷して記憶を取り戻し、洗脳が解けた一文字はショッカーライダーを全滅させる。死んだ本郷の代わりに「仮面ライダー2号」として戦うことを決意するのだった。
本郷は脳だけ取り出されて本郷邸で生きており、常にOシグナルで通話できる。二人で一人の仮面ライダーなのだ。
セリフ回しも軽妙洒脱で、「イエース仮面ライダーだ!」「その泡はてめぇがかぶってろ! 臭いからな!」「天麩羅にでもなってやがれ!」など、どことなく平成ライダーっぽい言動を見せることもある。
海沿いの村出身という設定。
仮面ライダーSPIRITSの一文字隼人
「なあ、聞いてくれるか」
「おれは みかただ」
本作はテレビシリーズの「仮面ライダースーパー1」の続編であり、基本的にはTV版の一文字と同じ人物。服装もほぼ同じ。
怒りのスイッチが入ったり、興奮状態になると顔に手術痕の傷が浮かびあがり、それを他人に見られるのを嫌う。
第1部では革命軍と政府軍の戦争が相次ぐ東南アジアの独裁国家「ガモン王国」で子供の笑顔を撮るためにボランティア活動を行い、戦争をデモンストレーションの道具としてしか見ていない悪の怪人を叩きのめした。
後に他のライダーと合流し、バダンとの戦いに挑む。第三部では京都でZX、滝和也と協力して蘇ったゲルショッカーの野望を打ち砕き、デルザー軍団の大暴れで廃墟と化した東京ではスーパー1とのタッグで鋼鉄参謀を撤退に追いやった。
また、「新仮面ライダーSPIRITS」導入部では、原作第13話と14話の間をつなぐミッシングリンクとして、ショッカーに改造される前の一文字が登場する。
仮面ライダーTHE FIRST・THE NEXTの一文字隼人
「あの女のために死ぬ覚悟は有るか」
演・高野八誠
こちらは完全リメイク作品でありテレビシリーズの一文字とはまったくの別人。
容姿・性格・職業から人間関係など、テレビ版はおろか漫画ともほとんど類似点は無い。
FIRSTでは本郷猛抹殺を狙う敵として登場。のち指令のため接近した緑川あすかに惹かれ、彼女を救うためショッカーを裏切ることとなる。
NEXTではリジェクションに苦しみながら奔放的な生活を送っていたが、窮地に陥った本郷のもとへ駆けつけその後再会する。
普段は突き放した態度をとるが、本郷猛とはお互いただ一人の友人同士。
演者は『仮面ライダー龍騎』で仮面ライダーライア/手塚海之を演じている。そのせいか同かは不明だが本作でもコブラの怪人にボコボコにされるなどの描写が有る。
仮面ライダー1971-1973の一文字隼人
「最後の希望だ。本郷猛……それは、おまえだ」
リメイク小説「仮面ライダー1971-1973」に登場する、もうひとりの【仮面ライダー】。
厳密には、一文字隼人ではなく、日系ペルー三世の外人で、「ハヤト」という名も偽名である。
改造手術の失敗で、寿命が短いながら、最後の希望である本郷猛に人間の未来を託すために予定された寿命を乗りきり、本郷猛に【仮面ライダー】の名とお気に入りの赤いマフラーを託すと、永遠の眠りについた。