白露(艦隊これくしょん)
しらつゆ
「はいっ、1番艦です!他の用例や検索ワードとしては白露を参照しましょー!」
なになにー?概要の出番ー?
白露型駆逐艦1番艦の艦娘。ネームシップ艦のため、入手レア度は少し高め。
一説ではレアリティ詐欺と言われた漣を上回る出難さを誇る。さすがは1番艦といったところか。
2016年3月11日のアップデートにて、白露が所属していた第二七駆逐隊の編成・出撃任務が追加されたが、白露を改状態で旗艦に指定することが条件となっているので注意。
もっちろん!容姿が一番に決まってるじゃない!ねぇ?
白露型前半組共通の黒いセーラー服に、明るい茶髪のボブヘアーと黄色いカチューシャが特徴。また、駆逐艦としてはプロポーションがいい方(さすがに潮や浜風などには及ばないが)で、中破すると下乳が見える。しかもつけてない。
村雨、夕立が背負っている背中の機関部は、白露には無い。この時までは。
艦これアーケードでは、砲撃時にくるりとその場で一回転してから両手を上げるポーズをとる。かわいい。
白露改のグラフィック変更
2013年11月20日のアップデートで、「改」のグラフィックが完全一新された。
駆逐艦なのでアップデート終了時間後まで彼女を遠征に行かせていた提督は、「知らない娘が帰ってきた」と驚いた事だろう。
艦娘のグラフィックは普通、改造による艦種変更(例:航空巡洋艦、重雷装巡洋艦)、史実での塗装塗り替えの反映(例:瑞鶴の迷彩、武蔵の死に装束)以外では、「改二」となるしか大幅な変更はなされない。
一応の例外としては軽巡の長良と名取が居たが、2人とも微修正程度に留まり、大きな変更も長良の中破絵の向きが変わるのみだった。そのため「改」の時点で普段のグラフィックから全く異なる別のデザインに変更されたのはこの白露が初めてとなる。良かったね、1番だよ。
主な変更点は、今まで背負っていなかった機関部の追加、手にはめるタイプとなった連装砲ほか装備の変更。カチューシャも黄色寄りのカラーリングからオレンジ色になっている。
このため、先に改二化によって変更されていた妹の時雨と夕立の新グラフィックに近い装備、絵柄になった。
また、地味に中破時の露出度も上がっており、形のいい胸部装甲が脇から露になる。
後の2013年12月4日には、同じく白露型前半中の改二あぶれ組だった村雨のグラフィックも同様に差し替えられ、こちらは更に大人っぽくなった。
性格、はりきっていきましょー!
一番艦である事から、登場時から戦闘時にまで、どこぞの夜戦バカに負けないくらい一番艦、というか一番であることを主張してくる元気っ娘。「君たちには失望したよ」とか「素敵なパーティーしましょう♥」とか言い出す妹達に比べればまだしも平穏であろうか…
一番にこだわる理由は明らかにされていないが、一応、史実においては「第一艦隊・第一水雷戦隊所属の一番艦」という、「1」という数字に縁がある艦ではあった。暁や初春もそうだが。
後に実装された江風には、MVP時に「悪いなぁ、白露の姉貴!江風が一番だって!」とからかわれている。
提督との関係は良好であり、お触りすると「白露とそんなにお話したいのー? よぉーし、とことん付き合っちゃうよー!」と乗ってくれる。
一見色気がないタイプに見えるが、中破すると「恥ずかしい」と口にするあたりに若干乙女な要素がなくもない。
2015年秋イベント時の追加ボイスでは、「潜水艦はちょっと苦手」と語っている。後述するように潜水艦の雷撃が遠因で沈んだ事が理由と思われる。「今ならやっつけられるよ」とも語っているが、もしかしたら彼女も潜水艦トラウマ組に入るのかもしれない。
漫画『止まり木の鎮守府』第21話では、「爆弾」という単語を聞いて「タンカー…爆雷…う゛…っ」と頭を抱えていた。
前述した出撃任務の報酬として入手できる『「春の一番」掛け軸』は白露直筆によるもので、意外と達筆である。
しかし2016年6月2日に実装された梅雨ボイスでは、てるてる坊主作りに挑戦するも苦戦する様子を見せている。実は不器用……なのか?
史実も準備万端!
竣工日は1936年9月7日。同型二番艦の時雨と同一日、つまり双子のような関係となる。
竣工したばかりの2隻は、当時御召艦だった比叡の供奉艦に指定され、横須賀からの航海を共にした。後に、第三次ソロモン海戦では彼女の最期も見届ける事となる。
太平洋戦争開戦時は、時雨と共に第一艦隊・第一水雷戦隊・第二七駆逐隊に所属しており、戦没するまで共に相棒であり続けた。
珊瑚海海戦やミッドウェー海戦(中途まで)に参加した後は、他の白露型4隻で構成された第二駆逐隊共々、第四水雷戦隊にしばらく所属していた。
ガダルカナル方面の作戦では、第六駆逐隊の暁・雷と「挺身攻撃隊」を編成し、白昼堂々ルンガ泊地に突入、攻撃を成功させている。
ブナ輸送作戦では米軍のB-17爆撃機の空襲を受け大破、危うく船体切断の危機に陥り作戦中止。応急修理の後トラック泊地で明石によって修理を受け、内地へと帰投する事となる。悪天候の中で修理した溶接部分に亀裂が生じてまたしても応急修理するなど紆余曲折がありながらも何とか帰投し、本格的な修理を受けた。
修理から復帰後のブーゲンビル島沖海戦では、五月雨が図鑑内で謝っている通り、咄嗟の事故で五月雨と衝突した。渾作戦にも参加し、沈没した春雨の乗員救助を行っている。
最期は、マリアナ沖海戦目前の輸送船団護衛任務中、ミンダナオ島沖で米潜水艦の雷撃を回避中に、タンカー・清洋丸と衝突し、爆雷と艦内の弾薬庫が誘爆し沈没。
戦闘中ではあるが、事故による沈没という最期を遂げている。
二次創作、まいどありー!
白露型は特型駆逐艦全般を除けば、史実での活躍から改二が実装された駆逐艦(時雨、夕立)が最も多いグループなので、時雨又は夕立と比較して活躍の少ない白露は、「長女なのに……」という方向で村雨と共にいじられる傾向にある。
公式4コマ17話にて時雨と夕立の改二が話題となった際、それがオチに使われていた。
しかし、彼女らがここで改二を望んでいた理由は強くなる事ではなく、単なる興味本位と「容姿が変わって大人になる事(あと一部装甲が集中強化される事)」だったので、白露と村雨は夢が叶ったとも考えられる。
そんな姉達とはデザインした絵師と中の人が違う五月雨と涼風の明日はどっちだ。
ちなみに自己主張の強さと黄色いカチューシャから某女子高生、直線の茶髪ボブ+カチューシャから某軽音部マンガを連想する提督もいるとか…ポーズがある方に似ている点も。