概要
特撮やアニメで主人公たちに敵対する組織の幹部のあるタイプを指す。
基本的に組織において首脳陣や執行部に属し、実力はさることながら一定程度以上な意思決定をボスに成り代わって行える権限・政治力を有しており、組織内の上司・同僚・部下は言うに及ばず、立場上敵からも一目も二目も置かれている大物を人は幹部と呼ぶ。
だが、本タグでは自らを幹部と嘯いている割には、それに見合った実力・威厳・政治力・存在感・重厚感を有していない。それどころか組織の一定な意思決定を行えず、ボスにパシリ同然に扱き使われたり、主人公たちの体がいいかませ犬に成り下がったり、挙げ句の果てには捨て駒扱いされたり、実質的に名ばかり幹部という二等兵になっている。具体的には以下のようなものを示す。
- 一幹部として登場するも作戦が失敗すると、負け犬の遠吠えを毎回繰り返す。
- 主人公たちに対して手を抜いているように見える攻撃。
- どこかのギャグアニメシリーズみたいに、一山3バカ+α扱いがすっかり定着している。
- 幹部同士、仲は決して良くない。
- 主人公たちがチームワークで戦っているのに、幹部同士足の引っ張り合いをする。
- 主人公たちとタイマンを直接張るときはドーピングによる強化ヴァージョンを行う。
- 1年約50話前後で、主人公たちとタイマンを直接張るのは平均2~3話ぐらい、多くても5話ぐらいで、最悪たった1話しか張らないこともある。
主に仮面ライダーシリーズ・戦隊シリーズ・プリキュアシリーズに登場する幹部が対象となる。
一覧
戦死した百目タイタンに代わるブラックサタンの最高幹部として着任したのはいいが、戦闘力では外様幹部のジェネラルシャドウに遠く及ばなかった上、早々にキーアイテムであるサタン虫のペンダントをストロンガーに奪われ、組織壊滅の原因を作ってしまう。戦闘でもストロンガーに圧倒されたまま、なんと決着が明確に描かれないまま番組からフェードアウトしてしまう酷い扱い。その後については諸説が唱えられた。
強くも無く、指揮能力の点でも無能な彼が、なぜ組織の最高幹部にまで上り詰めることができたのかは謎である。
上級アンデッドの一体で、幹部扱いされているがすごく小者な上に弱い。
ブレイド相手に舐めプした挙句ライトニングソニックで傷を負い、逃げ出して、奇声を発しながら八つ当たりをするという幹部にあるまじき醜態をさらした。その後、姑息な作戦でブレイバックルを奪おうとするが普通に失敗し、ブレイドにフルボッコされライトニングソニックであっさり封印された。ちなみに登場話数は僅か2話である。ほかにも、攻撃時にどこかの芸人ばりの奇声を発していたことから、フォォ――(0∀0)―――!!みたいな顔文字も生まれている。
なにかと不遇な扱いを受けるグリード。
初期から活動しているグリードでそこそこの能力はあるのだが、狡猾な同胞達に何度も踊らされる、仲間たちに裏切られオーバーキルを受ける、最後の最後で噛ませ犬にされるなど、とにかく扱いがひどい。
他にも、ドヤ顔で女子トイレ侵入、相手をなめていたら普通にやられる、落とし穴に落ちた挙句手榴弾で丸焦げ、「2対1は卑怯だろ!」、「俺の実力だ!」など残念な部分もあげればキリがない。そして、最終的には幹部の威厳もへったくれもないような悲鳴を上げ暴走し、運営サイトで「いじりたくなるキャラだった」とまで言われてしまっていた。
作中最も不運なロイミュード。第1話から登場しているが、その時はシフトカー単体に倒され逃走。
その後、人間態を持って進化して再登場し、しばらく幹部として活動する。
人間態の状態でチェイサーを圧倒するほどの戦闘能力を持ち、進化態もさぞかし強いのだろうと思われていたが……
蛮野と対峙し、進化態を披露しようとしたところでコアだけを抜き取られ、破壊されてしまい(イラスト参照)結局、主人公と対峙すらせずに退場してしまった。そしてコアを抜かれたボディは、蛮野によってゴルドドライブの素体にされてしまったのであった。
ジコチュートリオの一人。当初はプリキュア全員を圧倒したほどの戦闘力を誇り、策略にも長けている。しかしなぜかキュアハートにだけは弱くいくら策謀を練っても彼女の強靭なメンタルの前に幾度と敗れ、あまつさえ利用されてしまうこともあった。プリキュアの戦力強化に伴い、後半はキュアハート以外のプリキュアメンバー1人にも勝てなくなる。
さらにレジーナにパシリ同然に扱われることもあったが、ジコチューのナンバーワンになる野望を捨てきれず第49話でジャネジーの塊を飲み込んでナンバーワンに立った…と思ったのも束の間プロトジコチューの素体にされてしまう。プロトジコチューはパワーアップしたキュアハートによって浄化されるものの、ベールは小さなネズミの姿になってなんとか生き残った。
前述のベールと並ぶジコチューのエリート幹部として23話から登場し、「既に3つの国を滅ぼした」と語っている。彼らが登場した当時はプリキュア側もキュアエースが登場しており、彼女の5分間のタイムリミットという弱点を突いた戦術で攻め立てるも敗北が続き、よりにもよってそれをベールになじられてしまう。
もう後が無くなった彼らは、31話で切り札のジコチュー植物を使ってプリキュアたちを除く全ての街の住人をあと数時間でジコチュー化させるという卑劣な手段でプリキュアをおびき寄せ、さらに2人で合体するドーピングを行うもキュアハートの強靭なメンタルの前に敗北、命からがら逃げのびるもベールに粛清され、消滅してしまった。
さらにベールは32話で吸い取った彼らのジャネジーでブラッドリングを生成するが、38話で破壊され消滅。よってリーヴァとグーラは吸い取られたジャネジーも含めて完全に消滅してしまった。
さらにさらに、ベールと違って彼らは最終回まで復活することも無く、その名残すら欠片も見せなかった。
最初に魔法つかいプリキュアと対戦しているがヨクバールを毎回使役しており、直接対決したのはわずか1回(第20話)。しかもスパルダ・ガメッツのドーピングパワーを取り込んだ合体形態で挑んだが敗れたうえに、第21話で出現したリンクルストーン・エメラルドを入手しようとして、そのエメラルドの力により消滅した。