テントウムシ

てんとうむし

昆虫の1グループ

概要

テントウムシとは、昆虫の種類のグループのひとつである。

大きさが4mm〜12mmほどの小さな甲虫。体形は半球形をしている。

色は赤、黄色、黒など鮮やかで、特徴的な模様を持つものが多い。

肉食（ナナホシテントウなど）と草食（ニジュウヤホシテントウなど）の両方の種類がある。基本的にツヤツヤした羽を持つものが肉食、毛深いものが草食であることが多く、肉食種はアブラムシやカイガラムシなどの小型害虫を好んで食する習性を持つ（幼虫も非常に獰猛であり、これらの虫を捕食する）。ワタフキカイガラムシの天敵であるベダリアテントウ（オーストラリア原産）などは現在もなお商取引が行われているほど。

敵に襲われると死んだフリをするか、強烈な悪臭を放つ体液を分泌する。

体液には悪臭以外にも強い苦味があり、これにより鳥などの生物から身を守っている。

「天道虫」の名の由来は、太陽に向かって飛行する習性を持つことからとられている。

表記揺れが多い。

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また、てんとう虫のように小さくまとまった形状から富士重工の軽乗用車『スバル360』(販売期間:1958年～1970年)の愛称でもある。