概要
マリオシリーズの舞台となっている架空の国。首都はキノコタウン。国家元首はピーチ姫。
名前の通りキノコがシンボルとされており、他にはフラワーやスターもシンボルとされている。
通貨は「コイン」であり、後述するドルピック島やダイヤモンドシティ等にも使われている。
ちなみに、マリオやワリオ、ファンキーコングが現実世界の地名や固有名詞を挙げていることから、マリオシリーズの舞台は（地理的・文化的等な意味で）現実の地球と繋がっている可能性が高い。
また、2代目ドンキーコング（「トロピカルフリーズ」より）やナインボルトが任天堂ハードを所持していることから、派生作品を含めたマリオ世界でも任天堂のゲームが発売されていることが分かる。
地形
地形は起伏が多く、地面に突如穴が開いていたり、土管が埋まっていたりする。カラカラ砂漠のような暑苦しいところがあれば、クリスター神殿付近のような寒いところもあり、様々な気候が行き通っている。クッパの本拠地とするところは薄暗いところや火山帯であることも多い。
隣国
サラサ・ランド
デイジー姫の住んでいる、4つの国からなる連合王国。「スーパーマリオランド」の舞台であり、また一部共通した種族が住んでいる。
マシュマロの国
「スーパーマリオRPG」の舞台の一つ。マロの故郷で、雲の上にある。
ジュエリーランド
「ヨッシーのロードハンティング」の舞台。かつてクッパに宝石が奪われたことがあった。
マメーリア王国
「マリオ&ルイージRPG」の舞台。主に豆をモチーフとした種族が多く住んでいる。
ワッフル王国
「ペーパーマリオRPG」で、ルイージの冒険で登場した国。エクレア姫がいるらしいが、名前だけの登場なので具体的な雰囲気は不明。
帽子の国・カブロンなど
「スーパーマリオ オデッセイ」で登場。テレサに似たような容姿のカブロン人、現実の人間に近い容姿をしているニュードンカー等、国ごとに様々な種族や特有のローカルコインが特徴的となっている。
なお、月の国も存在しているが、月がステージとなっている作品は「スーパーマリオランド2 6つの金貨」も存在していた。また、そこのローカルコインは後述する「スーパーマリオギャラクシー」に登場したスターピースとなっている。
マリオシリーズと関わりの深いその他のスポット
舞台の場所が特殊的であったり、キノコ王国から見て外国であると明言されていなかったりしているが、マリオシリーズ及び派生作品の舞台になっているスポット。
ヨッシーアイランド、恐竜ランド（ヨースター島）
「ヨッシー」という種族が主に住んでいる。「ヨッシーアイランド」などのゲームではこの島が舞台であった。
DKアイランド
ドンキーコングなど主にゴリラや猿などジャングルにいそうな動物が多く住んでいる。ドンキーコングシリーズではここが舞台となる。
ちなみに、初代ドンキーコングことクランキーコングの故郷もここに当てはまると思われるが、登場時期の関係上「DKアイランド出身」とは明言されておらず、関連性は不明。だが、クランキーの故郷はキノコ王国の近くとされており、DKアイランドがキノコ王国の領域に当てはまらないが、キノコ王国の隣国である可能性が高い。
ドルピック島
イルカの形をした、モンテ族とマーレ族が多く住む南国の島。「スーパーマリオサンシャイン」ではここが舞台となった。
本編のプロローグでキノコ王国を外国扱いしたことから、現実のフィリピンやニュージーランドような、島そのものが一つの国として成り立っている可能性が高い。ただし、プロローグでマリオ一行の意見をろくに聞かず冤罪で刑務所に連行したことから、ドルピック島の司法制度に問題がある様子を伺わせる。
ほうき星の天文台、及びその他宇宙関連
ロゼッタの所有する特大宇宙船であり、「スーパーマリオギャラクシー」ではここがホームとなった。宇宙に存在しているため、厳密に言えば国ですらない。
宇宙そのもので見た場合、タタンガやオービュロン等宇宙人のキャラが存在している他、マリオファミリーの他ビッグキューちゃんやドリブルとスピッツ等生身で宇宙空間でいても平気なキャラが多いなど、実際の宇宙とは違って宇宙空間の中では無害のようだ。
（ただし「スーパーペーパーマリオ」では、異次元の世界であるせいか生身で存在することは出来なかった）
ダイヤモンドシティ
ワリオの出身地。ここでは「ワリオカンパニー」が建っている。
キノコ王国は人間が少ないが、ダイヤモンドシティ付近の地域含めここではアシュリーを始めとした人間が多く住んでいるのが特徴。その為、幼稚園から大学まで教育機関が多くかなりの都会であることが分かる。
反面、下記のようなキノコ王国及び隣辺の地域に見られるような種族は殆ど見られない。
マリオランド
「スーパーマリオランド2 6つの金貨」の舞台。見た目ではテーマパークにも見える。
サブコン
「スーパーマリオUSA」の舞台である夢の国。元々は妖精たちが住んでいたのだがマムーによって制圧され、テレパシーの形でマリオ一行に助けを求めた。
ただしエンディングではマリオの夢オチであることが語られており、実質上マリオ世界には存在していない事となっている。
なお、原作にあたる「夢工場ドキドキパニック」では「夢宇界（ムウかい）」という名前であり、そちらは本の中の世界という設定であった。また、ヘイホーやキャサリン等と言ったキャラはマリオシリーズに吸収された。
他にも「どうぶつの森」の村や「splatoon」の町である「ハイカラシティ」なども隣接しているのではないかと言われている。
住民
亀やキノコが多数派であり、マリオを始めとする人類は少数派である。また、炎や魔法が使えるなど、人間に比べてとても真似できないものも多く存在している。
