概要
マスクドライダーシステムの最強フォーム・ハイパーフォームのみが持つことを許される最強のゼクターにして「ワームを絶滅させるための究極武器」(テレビ朝日公式サイトより)。昆虫型ではなく、剣の形をしているのが特徴。
止まり木とか虫捕り網とか言ってはいけない。
他のゼクター共々ZECT本部に保管されているが、危機を察知すると空間を飛び越えてハイパーカブトの下に現れる。
パーフェクトゼクターの最大の特徴は、他のゼクターを合体させることができるという点である。すなわち、使用者である天道総司の持つカブトゼクターの他に
- タキオン粒子を敵に打ち込み、原子構造を完全に破壊するザビーゼクター
- タキオン粒子のエネルギーを増幅させ、剣や銃としての攻撃範囲と威力を底上げするドレイクゼクター
- 毒を光子に変えて敵の体内に流し込むサソードゼクター
の三つのパワーを合わせ、増幅されたタキオンエネルギー+猛毒を光の剣としてぶつけることで、あらゆるワームを粉々に…なんか、ここまでくるとワームがかわいそうに思えてくる。
なお、パーフェクトゼクターからの召喚命令は資格者よりも優先される。
よって、ザビー・ドレイク・サソードの各ライダーが変身中にカブトがゼクターを召喚した場合、変身が強制解除される。
柄の部分には赤、黄色、青、紫というどことなく次回作を彷彿とさせるボタンが付いており、これを押すことで各ゼクターの特徴を生かした必殺技を放つ。順番に押すと最強技「マキシマムハイパーサイクロン」「マキシマムハイパータイフーン」が使用できる。
パーフェクトゼクターは柄の部分で90度折ることが可能であり、ガンモードとソードモードを使い分けることが可能。
他の仮面ライダーから無理矢理変身アイテムを引っぺがして一人だけ必殺技を放つという、シリーズを見てもかなり異色の武器であり、唯我独尊を地で行く天道にはある意味ふさわしいと言える。
一見非効率に見えるこのゼクター奪取システムだが、実は万が一ネイティブ・ワームが敵に回った時、奪われる可能性のある三種のゼクターを強引に回収するというセーフティの機能を果たしている(カブトとガタックには強制暴走があり、ホッパーは極秘で作られたため問題視されない)。
スーパーヒーロー大戦GPではライダーフォームのカブトが使用していた。尚、この時カブトはショッカーに脳改造され、ショッカーの手先となっている他、上記のように『ハイパーフォームのカブト』が持つ事を許されるという設定を無視してカブトが持っている事になる。
技
ハイパーブレイド
カブトゼクターを使用してタキオン粒子を深紅の刃に変え、ソードモードで敵を一刀両断する。相手は死ぬ。
ハイパーキャノン
カブトゼクターをガンモードで使用する技らしいが、劇中未使用。相手は死ぬ。
と思ったら、スーパーヒーロー大戦GPで通常形態のカブトがクロックアップの状態で使用した。赤い弾丸を放っていたので恐らくこの技で間違い無いと思われる…。が、オートバジンに乗って現れた555アクセルフォームのファイズエッジでいとも容易くはたき落とされてしまった。
ハイパースティング
ザビーゼクターをソードモードで使用する技。黄色い槍状にタキオン粒子を展開させ、敵を貫く。相手は死ぬ…が、ウカワームには命中こそしたものの、絶命には至らなかった。(顳顬にヒットした事で記憶を一時的に奪う事には成功した)
ハイパーレーザー
ザビーゼクターをガンモードで使用する技らしいが、劇中未使用。
名前から察するに、照射系の技と思われる。相手は死ぬ。
ハイパーアックス
ドレイクゼクターをソードモードで使用する技らしいが、劇中未使用。
名前から予想すると、ドレイクゼクターの羽根部分を斧の刃先に見立ててタキオン粒子の刃で叩き割る技と思われる。相手は死ぬ。
ハイパーシューティング
ドレイクゼクターをガンモードで使用する技。分散して敵を自動追尾する光弾を射出する。
全弾命中でもカッシスワームを倒すには至らなかったが、下記のマキシマムハイパーサイクロンでトドメを刺す為の布石として機能した。
最終的に相手は死ぬ。
ハイパースラッシュ
サソードゼクターをソードモードで使用する技。猛毒の光子を展開して敵を切断する。相手は死ぬ。
ハイパーウェイブ
サソードゼクターをガンモードで使用する技らしいが、劇中未使用。相手は死ぬ。
マキシマムハイパータイフーン
オールゼクターの力でカブトホーンを模した巨大な刃を作り、広範囲の敵を両断する。地球上のすべての物体を消し飛ばせる切れ味を持つ。相手は死ぬ。
マキシマムハイパーサイクロン
仮面ライダー史上最も迷惑な技。
オールゼクターの力で巨大な竜巻状のエネルギーを射出し、射線上の全てを粒子レベルの塵にしてしまう。山の一つや二つ簡単に吹き飛ばせる威力であり(気体すら分解しているようにも…)、最大射程は100km。リボルクラッシュが可哀想になる程の迷惑技である。もちろん相手は死ぬ。