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編集者:ミサイラー
編集内容:小銃について、そういえば64式だな。

久村顔芸艦隊

ひさむらかおげいかんたい

久村顔芸艦隊とは、pixivユーザー「ムンム's」(旧名:招き猫)女史らが描く『艦隊これくしょん』二次創作イラスト及び漫画シリーズに登場する艦隊の暫定名称である。 また、当該シリーズに登場する艦隊の便宜上の名称でもある。

解説

ダウナー提督と艦娘たちの日常を描く漫画であり、艦これの二次創作漫画シリーズとしては珍しく戦闘シーンが全く無い。そういった部分の描写は出撃直前・帰投直後や、大破して死にかけるシーンの過去回想程度が精々で、本当に日常のやり取りのみに焦点を絞ったある種稀有な作品群。

また、作者の片割れ(「ムンム's」は作画担当とネタ担当の二人一組のペンネームである)が陸上自衛隊経験者であり、その背景を活かしての設定やネタが散見されるのも特徴。

pixivにおいてはニコニコ静画に投稿されたものをまとめて投稿する形式が取られている。

特に作品に対する呼称は決まっていない……というか、絵師の通り名である『顔芸に定評のあるムンム』の方が有名すぎるため、作品群そのものを指す呼称がなくとも特段問題がなかったという部分が大きい。

このため当記事においては、この作品の見所の一つとして知られる「顔芸」と、当シリーズの中心人物である提督「久村夏樹少佐」から取った『久村顔芸艦隊』の名称を暫定的に使用する。

ぴったりな呼称お待ちしてます

なお、海軍部隊としての正式名称は海軍特殊戦術群という呼称が付与されている。

登場人物

登場する艦娘たちは原作のイメージを大まかに踏襲してはいるが、作中でもわざわざ触れている通り、濃すぎるキャラ付けにより元のキャラや二次創作の鉄板からの乖離が激しい艦娘も散見される。

(例:神戸生まれのワイルドな重巡、所かまわずゲス顔で悪戯に邁進する白露型一番艦 等)

とはいってもこういったケースはごく一部にとどまっており、国柄のメタネタ、陸自出身のネタ担当の豆知識などを織り交ぜての個性豊かなキャラクター達が描かれている。

しかしなにより特筆すべきは、様々なタッチで描く顔芸の数々であろう。

登場人物の総数が多いため、ここでは絞って記載する。

久村夏樹

顔芸艦隊を統べる提督。階級は少佐。好きな飲料はココア。水着はビキニと競泳が好み。

作中では旧陸上自衛隊出身で、軍部再編により設置された海軍へと出向して指揮を執っている。初期艦は叢雲。なお、派遣されて来た彼女との初対面は工廠以外何もない更地で久村自らが一から基地を建設中の場面という衝撃的過ぎる(叢雲談)ものだった。艦隊創設時に充てられるはずの予算が各部署の手違いで当初のきっかり半分しか支給されず、それを補うマンパワー確保のため建造に資材を全投入した(その際叢雲に半ベソで怒られたそうな)という逸話を持つ。結果、叢雲 加古&那智 初春& 衣笠&熊野 白露&木曾 妙高&由良 古鷹(着任順)の最古参組は艦隊として活動する以前に基地建設に従事することとなった

ちなみに基地建設に明け暮れていた時期の艦隊のスローガンは「エンピ・ツルハシ・バンガロール」だったとか。

多くの艦娘たちから(色恋方面で)好意を寄せられているが、自分から一線を超える選択肢は選ばない。既に経験済みの艦娘は例外なく女性の側から回避不可能なように迫った結果である……。

艦娘誕生以前は小笠原方面部隊で深海棲艦と戦っていたが、派遣された島において同僚たちが悉く命を落とし、唯一の生還者となってしまったという経歴を持つ(詳細は不明だが生き残った味方同士で殺し合ったらしき描写もある)。回想から陸上自衛官で普通科出身と思われる久村が持つ小銃が89式小銃ではなく64式小銃だったことから、補給もままならず、残り物の武器弾薬で交戦したと思われる。現在も部隊では64式を運用しているらしく、久村自身も64式を使用している。

また、その際の光景を悪夢に見るのか十分な睡眠がとれていないようで、しょっちゅう執務室のソファーで昼寝をしている。

が、やっぱりここでも夢見が悪いようで執務室で眠る際はほぼ必ず艦娘が誰かしら付き添っている。

比叡

提督とはそれなり以上に付き合いが深いが別に提督LOVEというわけではなく、恋愛というより親愛や友愛方面の感情を持っている(たまにムラッとさせられる関係)……らしい(同時に金剛お姉さまLOVE成分もかなり低い)。しかし作中では正妻の如きポジションで、提督が精神的に疲弊していると真っ先に察してフォローに回る等、良き理解者の一人。だが色恋についてもしっかり理解しており、提督と艦娘の信頼関係にはそういうコトもアリと考えてよく提督や艦娘たちにちょっかいを出している。

殆どが所謂「全部知ってるやつ」ポジションに立っての愉快犯のような立ち回りではあるが。

ビスマルク

久村艦隊における提督LOVE勢筆頭。海外艦勢の取りまとめのようなこともやっている(主に行事の際)。週に何度か他の海外艦勢と共に提督の自室へ泊まりに行っているが、これは個人的な理由だけでなく他の海外艦娘が早く日本の艦隊に馴染めるようにという狙いもあるとのこと(このため当然ながら夜戦は無い)。

初めては逆レ……と言うことになっている。

オスカーと言う名の黒猫を飼育しており、鎮守府各所に出没している。一応飼い主はビスマルクのはずだが、現状は鎮守府全体で可愛がられる共有ペット状態。

陸奥

久村艦隊では比叡共々古参の部類に入る。鉄底海峡での作戦に参加した際、大破して艦隊から落伍し敵地ど真ん中の島で一人死にかけていたところに単身救助に来た提督に命を救われたことがある。

そして帰還後そのまま初体験した模様。提督の飲料の好みについて知る数少ない一人。

長門

センシティブな作品

ながもん要素以前に駆逐艦たちとの絡みは見られないが、その代わりか提督が口にしていた栄養ゼリーを躊躇なく吸い尽くす(朝食をそれで済ませようとしていたのが不満だったようだが、間接キスの認識すらないのかもしれない)、心配して扉の前で聞き耳を立てる陸奥とビスマルクをいぶかしげに見つめるなど結構朴念仁な要素が多く(とはいえ上イラストで提督を起こしがてらトレーニングでかいた汗を流しに来た際「てっきり一戦交えた後かと思った」と語る青葉に対し「課業日等は控えている」と返しているので、妹同様提督への好意や経験自体はある模様)、シャワー後堂々パンツ一丁で過ごしていたり、あいさつに来た戦艦タ級に自分のスカートをその場で貸したりと、羞恥心もないのかもしれない(変な意味で男性的な)行動も見せる。

提督共々普段滅多に飲まないようで、改二祝いでは久々の酒の席となったようだが、その際の誘い文句で金剛と榛名に邪推された。

妹の改二実装の際にはめっちゃ仰け反りながら祝いの言葉をかけたが、これは歓喜のあまりマジ泣きしていたため

なおムンム's氏は過去に横須賀編アンソロジーにて当時いなかったサラトガを除くクロスロード組を題材にして長門を登場させたこともあるが、アンソロジーで描かれているのは別の鎮守府とのこと。

ローマ

普段からかなり不機嫌な様子。納豆に苦しめられ、ワニワナパニックで大ダメージを負いと、いつマジギレして暴れてもおかしくない不運に襲われまくっているが、そのストレスがにじみ出ているのだろうか・・・。

リシュリュー

料理が上手で、ジャーヴィスに「ママ」と懐かれている。

味覚のストライクゾーンが広いようで、鳳翔が味付けを失敗した梅干しを食べても平気な顔をしていた(ただし悶絶するウォースパイトはともかくアイオワが壮絶な顔で今でしょポーズ、ビスマルクが絶望顔でフリーズと一緒に食べた面々のリアクションが凄まじかったため、「澄ました顔して実はフリーズしてるのでは?」「リアクションが薄くて逆に浮いてる」とコメントされていた)。

ウォースパイト

着任早々マーマイトを食わされかけるも、金剛のヒッカケに見事なカウンターを決めるなど、意外と運はいい(これ以外にも食べ物に関するネタが多く、鳳翔と間宮が用意したフィッシュアンドチップスに「名ばかりの別の何か」「(現地のは)自称・食品」と驚愕し、前述の梅干しでは酸味に悶絶していたが、他2名のインパクトに持っていかれた一方、「可愛い」「エロい」と好評だった。なおこの時一緒に食べて何ともなかったリシュリューにジャーヴィスが懐いていることは納得がいかないそうな)。ちなみに比叡が提督に対するアイオワの好意を表現した際にウォースパイトが挙がった時は否定しており、例えに挙がった陸奥やビスマルク達とは異なる好意を有している模様(そうした意味では比叡に近いのかもしれない)。

アイオワ

こちらは金剛に納豆を向けられた。比叡曰く、「提督への好意は陸奥やビスマルクに金剛をロイヤルにブレンドした感じ」。疲れたところに押しかけ、意味を取り違えた末に至って過負荷全力の提督に腰砕けにされた(翌朝様子を見に来たビスマルクに挟撃を申し込んだが、各個撃破されたとのこと)。

ネルソン

ジャーヴィスをウォースパイトの娘と勘違いしたり、鳳翔が再度失敗した梅干しを(リシュリューが問題なく食べたのを見て)自信満々に口に含んだ直後噴き出すなどボケキャラ扱い気味に加え、深海棲艦が堂々挨拶に来たことを長門に相談したらスカートを取られる装甲空母鬼に貸し出された)等、なかなか扱いに恵まれない。

ガングート

賞味期限間近だったと言え秋月型にキャビア4缶もおすそ分けし、値段を気にする彼女らに「美味しく食えたならそれでいいだろ」とフォローするなど豪快な性格だが、バレエのリフトを「難しい」と語っているそばで神威がいきなり成功させたことに頬を膨らませて悔しがる(かなり根に持っていたようで、上記のフォローも「あとバレエ」と締めている)など後述の大和程ではないが大人気ない一面も。

大和

蛍光灯を取り換えるために肩車されていた武蔵を見て「自分も」と駄々をこねたり、提督の私室に入って早々ベッドの下を漁ったり、改装された武蔵の姿を見て「自分の改二は」と明石に尋ねておいて「未定」と返され耳を塞ぐなど、行動がかなり子供っぽい。

武蔵

前述の肩車の際股間のサラシがズレて提督の首に直当て状態になったり、ビスマルクに詰め寄られて掴まれたシャツが伸びたりと、衣装のトラブルが絶えない上に中身が子供な姉に振り回される苦労人。

金剛

当然の如く提督LOVE勢だが、比較的新顔なせいもあってかこの手の二次創作では珍しく出遅れている。未経験。大型戦艦や海外艦勢が提督と桃色メイクラヴしていることを知っては嫉妬から強烈な顔芸を披露するのが通例。また、同じく新参かつ未経験の榛名とは一緒に行動する場面も多く、提督関連の話題で醜く争うこともしばしば。この点も基本的に姉妹に対しては良き姉であるケースが多い艦これ二次創作界隈では珍しく、全体的にあまり他所では見ないキャラ付けとなっている。

榛名共々にかなりの奥手で、イチャイチャしにいきたい一方で乙女心と羞恥心が邪魔をしており、最後のアクセルが踏み込めない。ビスマルクと陸奥が外堀を埋めてコトに至ったのを知り、いざ自分も同衾したはいいが、結局は興奮と幸福感で一睡もできず未遂に終わっている

ちなみに別の艦隊の金剛も登場しているが、こちらは非常にガラが悪く(指揮官曰く「仲間思いなところ以外全然ヨソと違う」。口調も「いちいち『デース』とかつけるのダルい」とタメ口)常時口に煙草をくわえ煙を吹きつけたりボコボコにしたりと指揮官を杜撰に扱っている

榛名

前述通り基本金剛と一緒に行動しながら、提督を巡って度々衝突を繰り返している。ただしMVPの褒賞で部屋への宿泊(了承はアッサリもらえたが、金剛からは「いきなりハードルが高い」と責め立てられている)を望んだ際「金剛と一緒に」とも言っているので、姉妹仲自体はそこまで悪くないのかもしれない。顔芸の際は時折ホラー映画よろしく髪を銜えていることもある。また提督と添い寝した際は「緊張と興奮で吐きそう」と語る残念な部分も見せた。

霧島

顔芸比叡共々姉妹のマトモ枠…と思わせて実は腐女子。しかも提督とよその上官をネタにした上相手の尻に「肉便器」と書く有様(当人曰く「最高のカップリング」。なおそれ以前に冗談で撮影、送信された写真で1番階級が高い同伴者を「邪魔」と言い放つなど、お世辞にも「艦隊の頭脳」とは到底言えないような振る舞いも)。

コロラド

戦力過多かつ古参も充実と戦艦勢の顔触れを見て早々に没個性化を嘆き、他所への高跳びを目論むもローマの無意識な威圧に負けた。

グラーフ・ツェッペリン

海外空母勢のリーダー格だが、(史実事情から)レーベ&マックスに敵意を向けられたり、他メンバーに弄り倒される苦労人。

イントレピッド

着任早々自ら外泊証明書にサインしようとするエリア88好きで、エースコンバット7を1周目から全ミッションHARDクリアしようとするほどファントムⅡにお熱。

赤城

初登場時の慢心し過ぎた姿はインパクトがあったものの、それ以降は(何とか標準体型に戻った後)加賀諸共瑞砲に突き飛ばされた程度であまり出番はない。

瑞鳳

蛍光灯交換のため提督に肩車をしてもらったのに届かず、以来背が低いのを気にしている。その後も仲間に手足を引っ張ってもらうなど努力はしたが、身体測定で2ミリ縮んでいたり、改二になって蛍光灯交換をリベンジするもやはり届かなかったりと、悩みが解決する見込みは見られない。ちなみに魚雷染みた水平飛び(通称瑞砲)ができるが、その威力は自分より大柄な正規空母2人をまとめて数メートル突き飛ばせる

鳳翔

肩車程度でも極度に怯える高所恐怖症で、梅干しの味加減がなかなかうまくいかない。食事事情に問題があり過ぎる秋月型や雲龍型が心配な苦労人。

あきつ丸

主に提督執務室に出没する覗き魔。どうやら憲兵扱いで派遣されてきているらしい。

無警戒に眠っている提督に手を出そうとしたビスマルクの前に突然姿を現してゲス顔で煽ったり、逆に眠っている提督で遊びに来た龍田簀巻きにされて床に転がされたりとかなりアレな扱い。

昨今は久村艦隊をスパイした資料を作成しているという一人遊びに興じていたり……。

ポーラ

アル重の通称で知られ、二次創作界隈では専ら飲んだくれてはに折檻されるのがデフォとなりつつある(実際初登場時はそんな感じだった)中、まさかの休肝日習得や1か月以上の禁酒に成功。ただしアクィラ着任パーティーで休肝日発言をした時は驚愕した姉&戦艦姉妹からものすごい勢いで問い詰められた。

熊野

神戸生まれのおしゃれな重巡」というお嬢様キャラから一転、カブトムシを捕まえ「カッケェ」と興奮する、何の躊躇もなく入浴中の久村の元に突撃など、天真爛漫で少年のような無邪気さを持ったアホの子という斜め上のキャラ付けをしている。

誰が言ったか、神戸生まれのワイルドな重巡

その割にはいろいろと器用、そして変にキャラ付けしてこの性格なのではなく、純粋にこの性格。そして久村艦隊での日常を心から愛する良い子でもある。

大淀

この作品における(現状)唯一の提督HATE勢

「大本営のクソッタレ上司共よりはマシ」とかなり辛口な良いんだか悪いんだかよく解らん評価を下しているが、その理由として「艦娘を(自分から)性的に襲わない上に指輪も買わないから自分の査定が上がらない」と言い放つ辺りかなりアレな感じ。……一応、コレが本音かどうかは判らないということは記しておく。

夕張

明石共々やらかし担当。ただし装備関連よりもしんみりした空気で静まった場を派手に騒ぎ立ててぶち壊すことの方が多い。

駆逐艦娘たち

主に白露型陽炎型がピックアップされやすいが、クソ提督と呼ばれるような行動を直談判で要求したや、粗食よりも貧乏性が合いそうな秋月型のように、他のメンバーに焦点が向くこともある。

前二者は基本的に仲間内で悪戯を仕掛け合っており、担ぐ側が担がれたり、担ぎ返されたりと日々攻防を繰り返している。そしてその際に見せる顔芸もかなり濃厚。

ちなみに最古参組にも名が挙がっている初春&響は初ドロップ艦とのこと。

深海棲艦たち

久村艦隊は主に北方方面に展開しているが、その地域の深海棲艦たちと当鎮守府は友好関係を結んでいる模様。例を挙げると、お中元を寄越しにわざわざ連れだって鎮守府までやってくる哨戒中に遭遇した久村艦隊の艦娘と与太話に耽る別艦隊から落伍した艦娘を保護して送り届け、挙句飯を食っていく等。

ちなみに叢雲曰く落伍した艦娘を送り届けてきたメンバーのうち、ル級は小笠原にいた頃波打ち際で死にかけていたところを、戦艦棲姫は陸奥救出の時に同じく死にかけていたところを助け、ネ級六駆誰かが拾ってきたのを手当てしたとのこと(この他ヲ級重巡棲姫もいたが、前者は聞いてないから不明、後者に関しては一切触れてない)。

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編集者:ミサイラー
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