史実の重巡については→「古鷹(重巡洋艦)」。
図鑑データ
「古鷹と言います。重巡洋艦のいいところ、たくさん知ってもらえると嬉しいです。」
重巡古鷹、出撃します!
実艦が日本重巡洋艦の始祖とも言える存在であった事から、何かにつけて「重巡推し」をしてくる。非公式に「全ての重巡の姉」という二つ名も付けられている。
2番艦加古とは、史実では起工(開発)は加古が先で、竣工(完成)は古鷹が先という複雑な関係であるため、他の多くの姉妹関係とは異なり、どちらが姉と断言する様子が見られない事も特筆される。
登場の早さに加えて「三川艦隊」「新三川艦隊」「第六戦隊」のクエスト消化に必要となってくる事から、知名度・育成率は高い。
出現率もそれを前提に高めに設定されており、1-3ボスを皮切りに1-4および2-x、4-x全般でのドロップが確認されているほか、建造も可能となっている。
もっとも、実艦が旧式のため性能は艦種内で最も低い部類に入ってしまっており、当初は軽巡洋艦娘にすら上回られるというあんまりな水準であった事から、半ば義務的に育てていたプレイヤーも少なくなく、「重巡洋艦のいいところ」を知る事など夢のまた夢であった。
これは2013年10月16日、2014年1月15日と段階的に強化がなされて実戦に耐える性能にまで引き上げられており、2014年12月1日には改二が実装された事で完全に差別化を果たしている(→古鷹改二)。
これはとてもいい容姿ですね♪
他の艦娘とは一線を画するデザインがなされており、瞳がオッドアイで左側に探照灯の機能が組み込まれているという人間離れしたものとなっている。
左眼周辺の肌色も他に比べて濃く塗られており、当初からメカ娘説や火傷→義眼説が絶えない艦娘であった。
「背負式の艤装で完結するタイプ」と「四肢に各種艤装を装着するタイプ」の2種に大別される艦娘の装備の中で、艤装が全身に纏うように装備する珍しいタイプであった事もサイボーグなどとして解釈する余地を生んだ。
電探の付いた基部を背負い、右腕は鎧のような装甲に、肩と腕部分に連装砲を一基ずつ装備。更に左肩越しに可動式台座が出張っており、その上に煙突と連装砲を一基ずつ装備している。
両足には角ばった銀色の主機を履き、左脚には四連装魚雷管をギプスのような形で膝と脛に分散して1セットずつ装着と、メカ部分がかなり強調されているのである。
「重巡洋艦としてはすこし小さい」体躯ながら愛宕とはまた違った意味で重武装なボディを持ち合わせるのが、カテゴリーAの始祖たる彼女の特徴なのである。
実艦の最期を考えても、身体に後遺症が残っていてもおかしくないという意見も出ている。
ただし、現在では少なくとも火傷については誤解である事が明らかにされている。
詳細は「顔火傷説」を参照のこと。
ものものしいメカ部分に対して、身体本体は幼さが残るミドルティーンといった雰囲気。
茶色いボブヘアーに、制服は丈を極端に切り詰めた青い変形セーラー服を着用し、胸には太めの赤いリボンを着けると、往年のコギャルを思わせる(色々な意味で)軽いいでたちとなっている。
靴下は黒色で、右脚がオーバーニーで左脚がハイソックスと長さが異なる。
また、右肩部分に名前の「鷹」を意識してか、翼を模したエンブレムを描いていたりもする。
性格、解説記述、用意!
尖った容姿に反して、内面は素直で礼儀正しい優等生タイプ。
重巡洋艦である事に誇りを持って戦う武人らしい気質も感じられるのだが、逆に長所を全て艦種由来のものと捉えてしまう傾向があり、古鷹自身の主張はかなり乏しい。時報ボイスも収録されていない。
秘書艦としての姿勢は、「提督が執務で忙しそうなのを見て暇を持て余している自分に焦る」という放置ボイスでの様子が全てを象徴している。
それでも「やったね!」「お疲れ様!」などの一言は聞いただけで日々艦隊運営に悩む提督の心を癒してくれる魔法の言葉とされ、「大天使古鷹」として神聖視する向きもある。
また、実艦が夜戦を主としていたためか、川内ほどではないが好んでいる様子が窺える。
一方、潜水艦に対しては軽いトラウマがあるらしく、これは加古が潜水艦の雷撃により目の前で沈んでいる史実に由来するものと思われる。
公式4コマ単行本に描き下ろされたおまけ4コマによると、加古と同居の寮の部屋で様々な観賞魚を飼っている事が明かされている。
これは、実艦が内火艇の通過に伴う波で舷窓から水が流れ込んでしまう事から、常に窓を閉めていた様子を「水族館」と例えられたという逸話に由来している。
船としてかなり不名誉な設計ミスの指摘だったはずなのだが、本人はむしろそうした様子を気に入っているらしく、梅雨の時期には雨が窓を叩く音で落ち着くらしい・・・
新しいイラストが投稿されました。
やだ、余談?
古鷹改二が実装されるまではサイドンよりもR-18絵が少ないと話題になっていた。(分母こそ違うが比率的にはあの妖怪食っちゃ寝と同じというのがなんとも・・・。)
現在ある彼女のR-18絵はほとんどが改二実装以降のものである。
提督に関連項目があるようですよ。
木曾:オッドアイつながりでこちらは右目がオレンジ色(改二で判明)。「木曾鷹」というオッドアイカップリングもある。
村雨改二:ノーマル村雨では左右とも茶系の目だったが、改二では右目だけ赤くなった。ただし木曾や古鷹とは異なり傷などはない。
伊13・伊14:第2期開始に伴う解像度アップにより、オッドアイだったことが知られた潜水艦姉妹。上記3人と違い、瞳孔の色が姉妹で対になっている。
- 加古(艦隊これくしょん):古鷹型2番艦であり、史実での僚艦。彼女の奔放な性格から、逆算的に古鷹が「しっかり者のお姉ちゃんキャラ」として扱われる事が多い。「加古鷹」のカップリングも存在。
- 鳥海(艦隊これくしょん):「三川艦隊」での僚艦。また、古鷹改修時には「三川艦隊の仲間にも、自慢できちゃいます!」という微笑ましい台詞も。
- 青葉(艦隊これくしょん):古鷹型の設計を元にした準同型艦。史実では、彼女を護る形で集中攻撃を受け、古鷹は没している(→ワレアオバ)。「古鷹青葉」のカップリングも存在するが、これを受けて加古よりシリアスな展開になる傾向がある。
- 衣笠(艦隊これくしょん):青葉の姉妹艦であり、やはりかつての僚艦。『艦これ』では他3人にやや遅れて、2013年7月24日に登録ユーザー20万人突破記念として実装された。
- 天龍(艦隊これくしょん):ここまではクエスト達成の際に必要になる。
- 夕張(艦隊これくしょん):「小柄な船体に1クラス上の重装化」という設計思想を単艦で確立させた軽巡洋艦。このコンセプトを踏襲する形で古鷹型を始めとする重巡洋艦の礎となった。史実では「三川艦隊」での僚艦でもあったのだが、『艦これ』での編成指定は艦隊旗艦の改二実装まで待つことに。
その他
- 由良(艦隊これくしょん)、川内(艦隊これくしょん):古鷹、加古の新人時代(当時は第五戦隊所属)の僚艦。編成期間は半年程度だが、この4隻で青葉の進水式を見守っている。古鷹からあふれ出す姉オーラと、ところどころに見える夜戦狂の気はこの2人の教育によるものかもしれない。
- 吹雪(艦隊これくしょん)、叢雲(艦隊これくしょん):史実で古鷹と共に没しているためか、それぞれの時報にて古鷹との会話が収録されている。吹雪はそれなりに仲のいい先輩後輩関係にあるらしく、赤城とはまた別ベクトルで慕っているようである。叢雲は会話量こそ少ないが、古鷹が元気なのを見て安心している様子が見て取れる。
- プリンツ・オイゲン(艦隊これくしょん):直接古鷹の事を指しているわけではないが、「日本の重巡も充実している」と評価する台詞がある。やったね!もっとも、ドイツは歴史的経緯から彼女を含め僅か4隻しか重巡を建造していないため、充実ところの差ではないのだが。