概要
人々に秘密裏に結成されたG.U.A.R.D.(対根源的破滅招来体防衛連合※XIGの上位組織)のエキスパートの集団がXIGである。
その性格上最前線で根源的破滅招来体と戦うため、旧防衛隊のエキスパートを中心に編成されている。
普段は、空中母艦基地エリアル・ベース(Arial Base)にて待機している。
従来の防衛チームと異なり空戦・陸戦・海戦などの専門部隊に複数分かれているのが特徴で、隊員の数は恐らく歴代の防衛チームで最多。防衛チームでは珍しいレスキュー専門の部隊がいるのも特徴。
隊員たち
オペレーションクルー
高山我夢
コッヴとガイアの戦いの後に入隊したアルケミー・スターズの青年。化学分析担当だがよく現場の後方支援のために出撃する。そして・・・
石室章雄
XIGのコマンダー(司令官)。主にチームの出撃判断を下す。中盤頃には既にガイアの正体を見抜いていた。時間に飽き飽きして強盗とかはしない。
堤誠一郎
XIGの行動隊長(チーフ)。主に現場指揮をする。素晴らしい!とは言わない。
千葉辰巳
XIGの常任参謀。石室コマンダーが優秀なこともあり、コマンドルーム内では目立った活躍が少ない。
別にSAFの隊員でもなければ、炎の宇宙海賊でもない。
佐々木敦子
21歳。オペレーター。律子という姉がいる。また小さい頃は体が弱くそのことにコンプレックスを感じていてサイコメザードⅡに利用されたことがある、ちなみに元ゲーセン荒らしだったとか…。当初は我夢を子供扱いしていたが、梶尾への失恋を経て後に好意を寄せるようになる。その為、嫉妬深いところがあり、(主に我夢とキャサリンが仲良くしている場面で)本気で切れるとボールペンを折るほど。
ジョジー・リーランド
20歳。オペレーター。日本人とオーストラリア人のハーフで底抜けに明るいコメディリリーフで我夢とも親しい。メカニックに対して詳しく、敦子とは名コンビ。
鵜飼彩香
20歳の非常勤オペレーター。敦子、又はジョジーが留守のときにいる。性格はとても静か。
Fighter Team
チームライトニング
空軍部隊。名前の由来は稲妻でシンボルマークはアメリカ伝承のサンダーバードをモチーフにしている。
梶尾克美
チームライトニングのリーダー。24歳。元防衛軍のトップガンで出撃回数の割に墜落が終盤の1回しかなかった。一方で地上戦の射撃はお察しであった。一応、その後腕を上げている。
ある事件で知り合った敦子の姉といい仲になっていてゴキグモン戦では繭に囚われていた律子を助けるために繭に乗り込んだ。エリート思考だった為か当初は我夢に強く当たるが、次第に信頼していくようになった。これは彼の人付き合いが苦手という一面が関係しているのだが、その割にボケをかましたり、ツッコミを入れたりとコミカルな面も持っている。また、ツチケラのうめき声を苦しんでいると解釈するなど人の心がわからない人物ではない。
北田靖
23歳。よく落ちる。
大河原聡志
25歳。よく落ちる。
ウルトラマンガイアを信頼しており、偽者が現れたときも射てなかったが、その言葉が悩んでいた我夢を吹っ切れさせた。
チームファルコン
ベテラン空軍部隊。名前の由来は隼。
米田達彦
チームファルコンのリーダー。34歳。冷静な死にたがり。しかしそうなった訳は過去にエアロヴァイパーと遭遇しチームファルコンが犠牲となりエアロヴァイパーを倒した未来を見たためであった。
チームクロウの多田野彗に思いを寄せられていて、チームファルコンのエンブレムを預けた事もありその時に撃墜されて機体が大破したものの無事であった。
林幸市
33歳。昔米田に助けられたことがあったらしい。
塚守亨
32歳。別の世界では青いウルトラマンだったり、仮面ライダーだったりする。
チームクロウ
女性空軍部隊。名前の由来はカラス。何故カラスをシンボルにしているかというと「知恵」の象徴だからだとか。メンバーはロックンロールを好んでおり、これをBGMに作戦に参加する事もある。(須藤ひとみ氏が歌うLOVE IS ALIVE、インストアレンジのロックファイト)
稲城美穂
チームクロウのリーダー。26歳。
三島樹莉
広島生まれの24歳。元エンジニアでファイターについてとても詳しいお人でやられた事はキッチリ返す性格。
多田野慧
22歳。チームファルコンの米田リーダーに思いを寄せていて、彼が死に急いでいる事に心配した事もある。演ずるは円谷プロ作品常連の石橋けい女史。
Expert Team
チームハーキュリーズ
陸戦部隊。名前の由来はギリシャ神話のヘラクレスの英語読みで、シンボルマークはゴリラがモチーフ。とにかく暑苦しいがとても頼りになる男の中の男達。趣味はトレーニング。OPでの主張がかなり激しい。後のインタビューではスティンガー内部はえちい写真を貼る予定だった事が明かされている。肉体派に見えて仕事はとても慎重で頭脳面は共に作戦に参加することの多い我夢が担当している。
吉田悟
チームハーキュリーズのリーダー。30歳。意外とロマンチストで既婚者。3人の子持ち。中の人は闇の巨人だったりするかもしれない。
桑原孝信
28歳。元エンジニアだったらしい。チームの中でも肉体派なのだが、とても穏やかで堅実な性格。中の人はドーパントでガイアのスーツアクター。
志摩貢
35歳。知性にあこがれている。我夢を親しみを込めて『チューインガム』と呼ぶ。
チームシーガル:レスキュー部隊。名前の由来はカモメ。
神山篤志
チームシーガルのリーダー兼ピースキャリーのグラサン。北海道様似町生まれの28歳。ティガだったりダイナだったりした時期がある。
松尾蓮二
根っからの江戸っ子で神山と共に現場を担当。チム・シガル・マッツォ(9話参照)
マイクル・シモンズ
27歳。後方支援担当。寺巡りをする程に日本文化を好んでいるが、松尾から出鱈目な日本文化を吹き込まれている。生まれはコロラド州。昔は電磁戦隊のサポートやタイトルコールを担当していたとかなんとか。
チームマーリン
海洋部隊。名前の由来はアーサー王伝説の魔法使い…ではなくカジキ。出番はOVAを含めて2回と少ない。マリーンではなくマーリン。
イラストではジャケットの肩が黄色いが、本当は青い。
横谷勝歳
28歳。チームマーリンのリーダー。潜水艇の設計技師という顔も持っており、操艇者として数多くのプロジェクトにも関わっている。
今井源太郎
25歳。眼鏡をかけている。海洋生物学者兼地質学者であり、分析を担当する。
巌均悟
32歳。普段は騒々しい肉体派だが、任務中は静か。
XIGの装備
ジェクターガン
隊員が携行する小型銃。カートリッジの交換により、多彩な弾を撃ち出す。(ドリル弾、火炎弾、熱戦、麻酔弾、信号弾の5つ。)また、銃口にバレルを装着してグレネード弾を撃つ事もできる。
XIGバルカン
主に陸戦で活躍するバルカン。ジェクターガンにも装填されているHYPOP弾を3個同時に装填してエネルギー弾を撃ち出す。主にハーキュリーズが使用した。別に番号を入力とかはしない。
この他にXIGバズーカがあるなど陸戦兵器は豊富である。
XIG-NAVI
腕時計型小型通信機。
XIGメット
外部との通信機能が備わったヘルメットで、かなり軽量。
XIGのメカニック
ピースキャリー
堤チーフと神山リーダーが乗っている大型輸送攻撃機。
後述のXIGファイターSS、SGを作戦エリアまで輸送する母艦の役割を果たす。
後方支援を担当することが多いが、火力が足りない状況では攻撃に参加することもある。
XIGファイターEX
元堤チーフ、現我夢専用戦闘機。我夢によって人工知能PALが搭載されている。
分析を主任務としているので直接戦闘に参加せず、PALによる自動操縦・通信が可能なため、滅多に撃墜されるようなピンチに陥る事が無く、我夢が変身して操縦席を離れても疑われないというお約束クラッシャー的な特徴を有している。モキアン戦でエリアル・ベースごと破壊されたかに思われたが、実は生き延びておりゾグ第一形態の攻撃から我夢を庇うため突撃を敢行、撃墜された。その後、PALは我夢のパソコンの中で復活を遂げている。
上述の経緯故、最終回後を描いたOV「ガイアふたたび」には登場出来なかった。
XIGファイターSS
ファイターチームリーダーが乗る指揮官用戦闘機。機動力に優れている。
青いカラーリングが特徴であるが色違いの訓練機(黄色)もある。
XIGファイターSG
ファイターチームメンバーが乗る戦闘機、SS1機とSG2機で1小隊を形成する。
SSに比べて機動力は劣るが、両翼に大量のミサイルを装備するため投射火力では勝っている。
ただし被撃墜率は高い。赤いカラーリングが特徴的。
やはり訓練機のカラーは黄色。
GBTスティンガー
チームハーキュリーズ高性能機動戦車。
優れた装甲と火力を誇り、劇中では幾度もガイアを救う活躍を見せている。
ハーキュリーズと同様になかなかしぶとく、被弾・大破しても再起動することが多かった。
見た目通りの重量級な為、投下の度自転車を倒してしまうことから『スティンガー被害者の会』を作られてしまう。
シーガルフローター
チームシーガルのレスキュー用万能ジャイロ。
量産されており、シーガルの出撃以外にもパーセルの実験の際にEXやSSと共に出撃している。
セイレーン7500
チームマーリンが搭乗する、水深10000mまで潜行可能な潜水艦。
TV版ではたった1回しか出撃出来なかったが、「ガイアふたたび」で再登場を果たした。
XIGファイターST
ファイターSSの発展型、推進力のアップが激しく開発が中断していたようだが乱橋チーフの協力のもと完成、SSと異なりレーザーが発射できるようになった。
米田リーダーが搭乗しゼブブ戦にGTと共に投入されたが弱点を突いた後に撃墜、その後は修理が間に合わなかったからか登場していない。
「ガイアふたたび」では正式量産されており、米田リーダーが我夢を迎えに来た時に登場したほか、ガクゾムとの戦いでは梶尾リーダーが搭乗している。
カラーリングは青と白。
XIGファイターGT
ファイターSGの発展型で、ミサイルの代わりにレーザーを撃てるようになっている。
エリアルベース崩壊後に初お目見えし、STと共にゼブブ戦に投入されたがその後は量産が間に合わずにワームホール攻撃作戦ではチームライトニングの梶尾リーダーとチームクロウの稲城リーダーが、ミッションガイアではチームライトニングの梶尾リーダーと北田が搭乗した。
「ガイアふたたび」では量産されておりチームライトニングが搭乗している。
カラーリングは赤と白。
MLRSバイソン
G.U.A.R.Dが所有する地上戦闘用バギーだが、XIGも運用する場合があるので記載。
主にXIGメンバーではチーム・ハーキュリーズが搭乗した。機体上部のロケットランチャー「サイクライダー砲」と車体側面の『200m徹甲弾』を装備。また、リパルサー・リフトでの浮遊も可能。
ベルマン
地上での作戦行動用に運用される車両。レーダーサイトとビンシェル砲を装備しており、G.U.A.R.Dも運用している。
シーガル・ファントップ
チーム・シーガルが運用するレスキューマシン。要は消防車で、怪獣の起こした火災を一撃で消火してしまう消火弾を発射できる他、全部で8個のライトを搭載しており、暗所でも問題なく活動できる。
ちなみに機体側面にはレーザー砲が装備されており、いざという時には戦える設計になっている。
アドベンチャー
防衛隊史上、サイバーカードやメテオール、ペダニウムランチャーに並ぶぐらいかなりのチート兵器。フレキシブルローターを回転させて空間に歪みを作り出して並行世界に行く事ができる。
戦闘時にはバトルモードに変形し、電撃を流し込むクラッシャーハンドを伸ばして敵に立ち向かう…が、キングオブモンスにはまったく歯が立たなかった。
余談
ちなみに千葉参謀は上位組織G.U.A.R.D.のメンバーであり、正確にはXIGのメンバーではない。
第48話の監督・特技監督を務めた北浦嗣巳によれば、当初は負傷した米田が命を落とす展開にすると言う意見もあったが、北浦は「最後は生きている喜びで終わった方が良い」という考えから展開を変更させ、生存する展開としたという[。また、同話にて脚本を担当した[[川上英幸]]も「涙を流すような展開にするのなら、その先に希望がある方が良いだろう」という考えから、米田が命を落とすという展開には北浦と同様に反対だったという。