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幽螢の編集履歴

2020-01-28 13:29:43 バージョン

幽螢

ゆうけい

漫画『幽☆遊☆白書』の公式カップリング、浦飯幽助×雪村螢子の略称。

注意

幽白のメインキャラの公式カプは幽螢、次点で桑雪だけである。

(ただし桑雪は、雪菜が恋を理解していないため、明確に定義ができない。)

他のNLはどれだけ人気があろうと非公式であり、同人を知らない・興味がない人の前で語ったり押し付けたりするのは作品のファンとして恥さらしでしかない。

特に蔵馬関連はライト層ほど夢女子が大量にいるため、無駄な争いを生みかねない。

概要

漫画『幽遊白書』の登場人物、浦飯幽助雪村螢子公式カップリング

幼馴染主人公×ヒロイン」という超王道な組み合わせ。

作中でもムルグが螢子を幽助のアキレス腱的存在だと朱雀に説明しているとおり「ヒロインがピンチでも、主人公が必ず助ける」といった古典的手法が当てはまる二人でもある。


ちなみに同じジャンプ主人公の公式カプでも嫁を食べ物だと勘違いした流れで結婚したり初期ヒロインとは異なるヒロインが正妻になったり第1話から登場しているヒロインとは違うヒロインと結婚したりで一筋縄ではいかないことが多い。

そんななか、この二人は物語スタート地点から最終回まで両思いのままである。

主人公の名(迷)言

このカプの最大の特徴は主人公がヒロインを好きすぎることである。

初期こそスカートめくり背後から乳揉みなどセクハラを行っていたが、成長するにつれてセクハラは鳴りを潜める代わりにクサいセリフを吐くようになった。

以下に代表的なセリフを2つ記載する。

「結婚しよう」

魔界へ旅立つ前日、幽助は螢子にフラれてしまう。そして同日の夜に螢子の実家に押し掛けプロポーズした。しかも螢子の親が見てる前で。

補足すると螢子がフッたのはあくまで形式としてである。暗黒武術会で螢子は幾度なく命の危機に晒されている幽助を見ている。そしてそんな武術会なんかより強い敵がわんさかいる魔界に旅立つ(しかも急に)と聞かされた螢子は「幽助が(魔界に行くことより)人間界に帰ってくること」を何よりも望んでいる。故に螢子は自分からフることで形式上はお互いに未練を無くすようにしたのだ。しかし幽助はそんなことを言われようとお構いなしにプロポーズをしたため「なんて節操ないの?」と半ば呆れられた。お前ら本当に中学生か?

「あっちが神ならこっちは女神だ」

あっちとは霊界の過激宗教団体のこと。三色のボタンのうち一つだけが彼らが発射しようとしていた異次元砲を停止させることができるという状況に追い込まれた幽助は、螢子の好きな色である青色のボタンに全てを賭けた。

要するに相手が見知らぬ神を信仰する一方で幽助は螢子という女神を信じたのだ。言わせんな恥ずかしい。もはや一種のセカイ系である。

なお上記のセリフは桑原蔵馬に対して発言した(幽助曰く、興奮して口を滑らせた)とのこと。もちろん二人は内緒にするつもりがなく螢子にバラした。そのあまりにクサすぎるセリフに周りで聞いていた静流ぼたんなど、螢子(恥ずかしさのあまり赤面)と雪菜(よく分かってない様子)を除く全員が大笑いした。

メディアミックスにおける幽螢

アニメ

こちらでは螢子の出番が増加しており、原作では僅かな出番だった仙水編もアニメでは準レギュラーとして活躍している。

特に94話、幽助御一行が魔界から帰還した際ぼたんを始めとするその場にいた殆どが長髪+紋章の幽助を「あれダレ?」と疑問に思ったが螢子だけは即座に幽助だと気づき嬉しさで走り出し、幽助との熱い抱擁を交すアニオリシーンがある。お前ら早く結婚しろ


そして一番の見所は、全編を通して幽助の螢子への思いはどんな時でも一貫されていること。

特に分かりやすいのが111話。幽助が黄泉との対戦で最後の一撃を喰らわせる直前、幻海の言葉から始まる回想では今までに関わってきた人たちが思い返される。

回想終盤で桑原・蔵馬・飛影が登場という非常に熱い展開。そして螢子が登場し、彼女がくるっと一回転して場面転換、今まで回想に出てきたキャラクターが全員集合する形で終わる(もちろん螢子がセンター)。

少年向けアニメの展開としては桑原・蔵馬・飛影からの全員集合で回想が終わっても特別おかしくはないのだが最後に螢子が登場したことで、幽助にとって螢子という存在がいかに大事か分かるシーンへと昇格したのだ。

そして最終回である112話は幽助が魔界から帰還、再開からのキスという子供にもわかりやすい展開となった。このあと滅茶苦茶(ry。とりまアニメスタッフGJ


以上はテレビアニメの話で原作に沿っている以上は当然だと思われるが、原作とは切り離されたオリジナルストーリーで展開される映画版でも幽助の思いは変わらない。


螢子も登場している「炎の絆」は本編と異なり、ぼたんを悲劇のヒロインとしている。そして本編にて幽助と螢子が一緒にぼたんの見舞いに行く道中で敵の襲撃に会ってしまい、キーアイテムを体の中に隠し持っているという理由でぼたんが連れ去られてしまう一方、襲撃のとばっちりに会った螢子は寝込んでしまう。

商業的な見方をすると明らかにぼたんがメインで螢子がサブという印象だが、幽助が敵に対しての怒りをぶつける起爆剤となる回想は、先に螢子を思い出してからのぼたんであった

また、ひなげしを含む5人が敵のところへ向かう直前、ひなげしの足音で目を覚ました螢子が幽助を心配するシーンがある(ちなみに螢子の出番はここで終了となる)。

これらのシーンや演出は、本作を見た際にありがちな「幽助とぼたんはお互いに気があるのでは?」という勘違いを真っ向から否定してくれているのである

※幽助は螢子一直線、ぼたんは作者直々に「恋愛要素のないキャラ」と明言されている。


本編を含めアニメスタッフは公式カプをとても大切にしてくれている。


ゲーム

2018年8月末より配信中のアプリゲーム「幽遊白書100%本気バトル」(通称:マジバト)では他のソシャゲに漏れず、女性キャラの衣装違いを数々展開している。

一般的にソシャゲでは俺の嫁要素を加えた女性キャラがガチャ実装されるが、螢子だけは公式カプ要素が前面に押し出されている

実装年月詳細
2018年12月クリスマス螢子が登場。螢子は可愛らしいサンタコスに身を纏いながら、トナカイに扮した幽助のぬいぐるみを抱き抱えていた。プレゼントは彼氏でした。性能も初期幽助にピッタリのもの。なおこれがマジバト初の期間限定ガチャキャラ実装なのだが、そんなことはお構いなしに公式カプっぷり見せつけてくれる。
2019年6月まさかのジューンブライドキャンペーンが開催。ウェディングドレスの螢子とタキシードの幽助が実装された。さらに驚くことに幽助がサポート・螢子がメインという形での実装。史上最強の嫁爆誕である。また幽助側の性能が螢子と一緒に使ってくれと言わんばかりのものだった。もう結婚してた
さらにイラストの力の入れようもすごく、螢子の背景には覚醒後のプーをあしらったステンドグラスが描かれていたり、差し色には青が使われていたり、それぞれのイラストにはプーの羽らしきものが映っている。
2019年11月アニメで着ていたパジャマ姿での実装。また実装と共に、六遊怪Tとの対戦の翌日の一幕を武術会後の日常シーンとして大胆アレンジ+アニメでは大人の事情によりハブられていた浦飯温子の補完を兼ねた限定イベント『ナイショの女子会』が開催。仲間の前でイチャつく二人は一見の価値アリ。ちなみに限定イベントに螢子が登場したのはこれが初めて。
2019年12月クリスマス螢子の限定ガチャ縛りが解除され、通常のガチャでも排出されることに。なお、仕様を変更した理由はゲームの仕様と期間限定の相性が悪すぎるため。
クリスマス樹里のイラストでは鈴木のサンタ人形が確認できる。しかし上記の螢子とは異なり人形は樹里の足元にあるだけ。また同時実装のクリスマス小兎に至っては凍矢に関連する描写が無かった。これは各々が一方的な片思いであることと鈴木が運営にネタキャラとして愛されているのが重なった結果だと考えられる。改めて幽螢が公式夫婦であることを実感させられる。

幽白を見て育った世代が多いマジバト運営にも公式カプは大切にされているのが分かる。


またSFCソフト第1弾ではメイン4人の誰かを選んで体力回復アイテムを使用すると、各々が特定の異性を思い浮かべる「メッセージ」なる特別演出が発生。

もちろん幽助は螢子を背景に「おれは負けねー!!」と叫ぶ。

ちなみに他のキャラの場合、桑原と飛影は雪菜、蔵馬は志保利を思い浮かべる。


文庫版

※原作漫画の再録なのでメディアミックスではないが敢えてここに記載する。

2010年11月から1年かけて全12巻の文庫版が発売された。そして最終巻に掲載された原作者による描き下ろし漫画が色々と話題になった。直前のページで年季の入った女性ファンからのお便りを交えての「感謝の気持ちを込めての」描き下ろし漫画だと説明しているが…

初っ端に映るのは殺された螢子。それを見た幽助はブチギレて犯人のパンダに向かっていくがマミられて死亡。その先に待ち構えていた蔵馬と飛影も瞬殺。そして中指を立てた桑原が突然登場して漫画は終わる。

↑の枠内が描き下ろし漫画の全貌である。わけがわからないよ。なおセリフはすべて読者への感謝のコメントで構成されているため、非常にシリアスな笑いとなっている。


完全新作で螢子を殺している事実から、作者はやっぱり螢子が嫌いなのでは?という懸念を持ってしまうが、むしろ逆である。

殺された螢子の姿を見た幽助は一瞬よろめいている。そして今まに見たことがない形相でブチギレながら螢子を殺した犯人に襲いかかった。

それほどまでに幽助は螢子のことを本気で愛している。そしてこの描写をあの休載で有名な冨樫義博がわざわざ描き下ろしている事実こそがこの漫画の真骨頂ではないだろうか。さらに言えば全4ページの内2ページが幽螢要素である。

ぶっちゃけた話、蔵馬と飛影をメインにしておけばファンサとしても売上としても安牌なはずである。なのにそうしなかったということは、原作者がどれだけ幽助と螢子に力を入れているかが分かる。

ちなみに文庫版第1巻には幽助&螢子の描き下ろしイラストが掲載されている。


幽螢は原作者をはじめ、公式媒体に愛され続けている最高の公式カップリングである。

本当に・・・ありがとう・・・それしか言う言葉がみつからない・・・


関連タグ

冨樫義博 幽遊白書

浦飯幽助 雪村螢子 カップリング NL

幼馴染 ケンカップル 公式が最大手

  • てんで性悪キューピッド…冨樫の初連載のラブコメ作品。当時は美少女作家ゆえにサービスシーンこそあれど、基本的には主人公とヒロインのカップルを周りが茶化す…といった、幽白の基盤および作者の純愛好きが見え隠れしていた。本作打ち切り後はラブコメと縁を切るが、純愛好きの彼が昨今の流行りであるハーレムものを描けるとは思えないので正しい道だったと言える。
  • レベルE…今作から冨樫の作品にヒロインと呼べる女性キャラは登場しなくなった(強いて言うなら雪隆と仲良くしている美歩だろうか)。ちなみにバカ王子ルナ王女は冨樫の連載漫画の中では、メインキャラ勢で結婚出産までいった唯一の公式カプである。
  • HUNTER×HUNTERジンミトは従兄弟同士の非公式カプではあるが非常に幽螢と立ち位置が似ている。何よりゴンにとっての両親は紛れもなくジンミトである。
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