注意
幽白のメインキャラの公式カプは幽螢、次点で桑雪※だけである。
※雪菜が恋愛を理解していないため、明確に定義ができない。
他のNLはどれだけ人気があろうと非公式である。
そのため同人を知らない・興味がない人の前で、それらをまるでさも公式かのように語ったり押し付けたりするのは作品のファンとして恥さらしでしかない。
特に蔵馬関連はライト層ほど夢女子が大量にいるため、無駄な争いを生みかねない。
そして、もし貴方が投稿者で雑食だけど幽螢が一番好きだというのなら、悪いことは言わないので公式CPと非公式CPを完全に分けて投稿して欲しい(カプ単体で投稿するのが一番望ましい)。
少し考えれば分かることだが捏造カプと一緒にして投稿されてしまうと雑食以外、特に公式カプだけ好きな人は貴方の作品を閲覧できなくなり、幽螢が一番なはずの貴方自身も損をしてしまう。
幽螢が一番好きなことに固定も雑食も関係ない。
だからこそ一人でも多くの人が見れるように別々の投稿をお願いしたい。
概要
漫画『幽遊白書』の登場人物、浦飯幽助と雪村螢子の公式カップリング。
作中でもムルグが螢子を幽助のアキレス腱的存在だと朱雀に説明しているとおり「ヒロインがピンチでも、主人公が必ず助ける」といった古典的手法が当てはまる二人でもある。
そして何より、原作者の冨樫義博に愛されているカップリングである(詳しくは後述)。
ちなみに同じジャンプ主人公の公式カプでも
とまあ、一筋縄ではいかないことが多い。
一方で幽助と螢子は第一話から最終話まで相思相愛かつ主人公が清々しいほどにヒロイン一途である。また螢子にはスカートめくりや背後から乳揉みなどを白昼堂々と行うが、助手のぼたんに直接手を出したことはない。それぐらい幽助は螢子しか見えていない。
同時に幽助以外の幽白メイン4人の面々は、螢子に手を出さないどころか、飛影以外は幽螢カップルに対して「いいぞもっそやれ」という態度を貫いている。
また温子や静流、コエンマや幻海など、大人の協力者も幽助と螢子の行く末を見守っている。
さらには暗黒武術会にて六遊怪チームの酎と鈴駒、魔性使いチームの陣と凍矢にも「こいつは似合いの夫婦だ」と茶化されたりもした。
主人公の名(迷)言
初期こそセクハラを行っていた幽助だったが、成長するにつれてセクハラは鳴りを潜める代わりにクサいセリフを吐くようになった。
以下に代表的なセリフを2つ記載する。
「結婚しよう」
魔界へ旅立つ前日、幽助は螢子にフラれてしまう。そして同日の夜に螢子の実家に押し掛けプロポーズした。しかも螢子の親が見てる前で。
補足すると螢子がフッたのはあくまで形式としてである。暗黒武術会で螢子は幾度なく命の危機に晒されている幽助を見ている。そしてそんな武術会なんかより強い敵がわんさかいる魔界に旅立つ(しかも急に)と聞かされた螢子は「幽助が(魔界に行くことより)人間界に帰ってくること」を何よりも望んでいる。故に螢子は自分からフることで形式上はお互いに未練を無くすようにしたのだ。しかし幽助はそんなことを言われようとお構いなしにプロポーズをしたため「なんて節操ないの?」と半ば呆れられた。お前ら本当に中学生か?
- なお当時の冨樫は連載をやめたがっている時期で作画も頻繁に雑になっていたが、この回の幽助は1話限りの髪型をしており、さらに作画面もツヤベタを始め非常に気合が入っている。また同じ回に登場した蔵馬や飛影の作画は普通であったことから、いかに幽螢が原作者に愛されているかが分かる。
「あっちが神ならこっちは女神だ」
あっちとは霊界の過激宗教団体のこと。三色のボタンのうち一つだけが彼らが発射しようとしていた異次元砲を停止させることができるという状況に追い込まれた幽助は、螢子の好きな色である青色のボタンに全てを賭けた。
要するに相手が見知らぬ神を信仰する一方で幽助は螢子という女神を信じたのだ。言わせんな恥ずかしい。もはや一種のセカイ系である。
なお上記のセリフは生還できたことに興奮していた幽助が勢い余って桑原と蔵馬に対して発言したもの(幽助曰く一生の不覚)で、それを螢子にバラしたシーンである。そのあまりにクサすぎるセリフに、螢子と雪菜を除く周りで聞いていた全員が大笑いした。
「○○入れたろかこのアマ(ラーメンだけに……)」
幽助最大の迷言。○○の部分、本誌をはじめ全ての媒体でハナクソで統一されているが、これだと(ラーメンだけに……)との繋がりが一切なく意味不明である。
そのため、元々はラーメンと語感が似ているザーメンだったのではないか、それをあまりにも非道徳的すぎると編集が判断し無断で差し替えたのではないか、と噂されている。
いくら食べさせる相手が将来の嫁とはいえ、食ザーをさせようとした作者は変態である。
アニメにおける幽螢
オープニング&エンディング
実はオープニング「微笑みの爆弾」初代映像から既に始まっていた。
サビ直前、全員が一斉にバラけるシーンで、幽助は螢子をお姫様抱っこしている。これを供給といわず何というのか。
そして「アンバランスなkissをして」を除く全てのエンディングは幽螢を軸に作られている。
※アンバランスなkissをしての映像は戸愚呂と幻海にスポットが当たっている。
本編
アニメでは螢子の出番が増加しており、原作では僅かな出番だった仙水編もアニメでは準レギュラーとして活躍している。
特に94話、幽助御一行が魔界から帰還した際ぼたんを始めとするその場にいた殆どが長髪+紋章の幽助を「あれダレ?」と疑問に思ったが螢子だけは即座に幽助だと気づき嬉しさで走り出し、幽助との熱い抱擁を交すアニオリシーンがある。お前ら早く結婚しろ。
そして一番の見所は、全編を通して幽助の螢子への思いはどんな時でも一貫されていること。
特に分かりやすいのが111話。幽助が黄泉との対戦で最後の一撃を喰らわせる直前、幻海の言葉から始まる回想では今までに関わってきた人たちが思い返される。
回想終盤で桑原・蔵馬・飛影が登場という非常に熱い展開。そして螢子が登場し、彼女がくるっと一回転して場面転換、今まで回想に出てきたキャラクターが全員集合する形で終わる(もちろん螢子がセンター)。
少年向けアニメの展開としては、桑原・蔵馬・飛影からの全員集合で回想が終わっても特別おかしくはないのだが最後に螢子が登場したことにより、幽助にとって螢子という存在がいかに大事か分かるシーンへと昇格したのだ。
そして最終回である112話は幽助が魔界から帰還、再開からのキスという子供にもわかりやすい展開となった。
以上はテレビアニメの話で原作に沿っている以上は当然だと思われるが、原作とは切り離されたオリジナルストーリーで展開される映画版でも幽助の思いは変わらない。
長編映画
螢子も登場している「炎の絆」は本編と異なり、ぼたんを悲劇のヒロインとしている。そして本編にて幽助と螢子が一緒にぼたんの見舞いに行く道中で敵の襲撃に会ってしまい、キーアイテムを体の中に隠し持っているという理由でぼたんが連れ去られてしまう一方、襲撃のとばっちりに会った螢子は寝込んでしまう。
商業的な見方をすると明らかにぼたんがメインで螢子がサブという印象だが、幽助が敵に対しての怒りをぶつける起爆剤となる回想は、ぼたんより先に螢子を思い出していた。
また、ひなげしを含む5人が敵のところへ向かう直前、ひなげしの足音で目を覚ました螢子が幽助を心配するシーンがある(ちなみに螢子の出番はここで終了となる)。
これらのシーンや演出は、本作を見た際にありがちな「幽助とぼたんはお互いに気があるのでは?」という勘違いを真っ向から否定してくれているのである。
※幽助は螢子一直線、ぼたんは作者直々に「恋愛要素のないキャラ」と明言されている。
本編を含めアニメスタッフは公式カプをとても大切にしてくれている。
ゲーム(90年代)における幽螢
スーパーファミコン「幽遊白書」
メイン4人の誰かを選んで体力回復アイテムを使用すると、各々が特定の異性を思い浮かべる「メッセージ」なる特別演出が発生。もちろん幽助は螢子を背景に「おれは負けねー!!」と叫ぶ。ちなみに他のキャラの場合、桑原と飛影は雪菜、蔵馬は志保利を思い浮かべる。
3DO「幽遊白書」
メニュー画面にぼたん+プーという少し違和感を覚える組み合わせで登場。そしてプー担当のワールドモード(技の練習やBGMなどが楽しめる)を選択すると、横スライドにてプーが螢子のところに飛んでいくニクい演出がある。ちなみに螢子ぼたんプーの3人はメニュー画面のみの登場にもかかわらずフルボイスである。
メガドライブ「幽遊白書 外伝」
(当時基準の)美麗なグラフィックで、ニヤニヤした幽助が「だーれだ」と言いながら高速で螢子のおっぱいを後ろからもみもみするという、幽白公式では珍しい健全男子なら反応しそうになるシーンがある。なお内容自体は昔のゲーム特有の支離滅裂なものだが、コミックスを読んでいないと知りえないはずの螢子のプロフィールが活かされているシーンがある。
- 余談だがメガドライブ「幽遊白書 魔強統一戦」は原作付きゲームの枠を超えて根強い人気を持つゲームであるが、言ってしまえば幽白ゲームの皮を被った純粋な格闘ゲームであり、ストーリーモードなどのキャラクター性を楽しむ要素は一切ないので要注意。
ゲーム(ソシャゲ)における幽螢
2018年8月28日から2023年2月21日まで配信されていたアプリゲーム「幽遊白書100%本気バトル」(通称:マジバト)では他のソシャゲに漏れず、女性キャラの衣装違いを数々展開していた。
一般的にソシャゲでは俺の嫁要素を加えた女性キャラがガチャ実装されるが、螢子だけは公式カプ要素が前面に押し出されている。詳しくは下記の表を参照。
またタイトル画面の前に提供2社のロゴが表示されているときのボイスは、幽助(佐々木望)がマジバトの正式名称を言う・幽助が2つとも読み上げ・幽助と螢子で1つずつ読み上げの3パターン。さらに驚くことに、螢子(天野由梨)の声は途中で追加されたものである(2020年11月末より権利表記が変更されたため、螢子の声を聞くことが出来なくなってしまった)。
幽白を見て育った世代が多い運営スタッフにも公式カプは大切にされているのが分かる。
実装年月 | 詳細 |
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2018年12月 | クリスマス螢子が登場。螢子は可愛らしいサンタコスに身を纏いながら、トナカイに扮した幽助のぬいぐるみを抱き抱えていた。プレゼントは彼氏でした。性能も初期幽助にピッタリのもの。なおこれがマジバト初の期間限定ガチャキャラ実装なのだが、そんなことはお構いなしに公式カプっぷり見せつけてくれる。 |
2019年6月 | まさかのジューンブライドキャンペーンが開催。ウェディングドレスの螢子とタキシードの幽助が期間限定で実装された。さらに驚くことに幽助がサポート・螢子がメインという形での実装だった。また幽助側の性能が螢子と一緒に使ってくれと言わんばかりのものだった。もう結婚してた。 |
さらにイラストの力の入れようもすごく、螢子の背景には覚醒後のプーをあしらったステンドグラスが描かれていたり、差し色には青が使われていたり、それぞれのイラストにはプーの羽らしきものが映っている。 | |
2019年9月 | サービス開始から1年が経過。作品の顔である幽助と同時に螢子も1周年のタイミングで実装。そして案の定、メインとサポートで組み合わせられるような性能であった。どこまで行っても公然の夫婦である。 |
2019年11月 | アニメで着ていたパジャマ姿での実装。また実装と共に、六遊怪Tとの対戦の翌日の一幕を武術会後の日常シーンとして大胆アレンジ+アニメでは大人の事情によりハブられていた浦飯温子の補完を兼ねた限定イベント『ナイショの女子会』が開催。仲間の前でイチャつく二人は一見の価値アリ。ちなみに限定イベントに螢子が登場したのはこれが初めて。 |
2019年12月 | 期間限定だったクリスマス螢子が各種ガチャに追加され、何時でも入手可能に(なお2019年ハロウィン以降に実装されたキャラは全て恒常となっている)。また、クリスマス時期にだけもらえる特別ログボに、トナカイ幽助ぬいぐるみを模した妖具(※RPGでいう装備のこと)『聖夜の贈り物』が登場。それまでウェディング螢子だけが旧実装組で唯一【キャラ専用効果】対象妖具が存在しなかった。また運営から配られる妖具でキャラ専用効果が付属しているのは『聖夜の贈り物』だけである。運営からの粋なクリスマスプレゼントであった。 |
新たに実装されたクリスマス樹里のイラストでは鈴木のサンタ人形が確認できる。しかし螢子とは異なり人形は樹里の足元にあるだけ。また同時実装のクリスマス小兎に至っては凍矢に関連する描写が無かった。これは各々が一方的な片思いであることと鈴木が運営にネタキャラとして愛されているのが重なった結果だと考えられる。改めて幽螢が公式夫婦であることを実感させられる。 | |
2020年2月 | 限定イベント『男子のハッピーバレンタイン?』が開催。ストーリーはチョコを貰えない非モテ達が妖怪にとり憑かれて大騒動に、というもの。螢子は幽助に本命チョコを、更に桑原に義理チョコをプレゼント。もちろん幽助は螢子からの本命1個で大満足。そして、本編以外では何かと省かれがちな四次元屋敷組(城戸亜沙斗、柳沢光成、海藤優)が登場。さらに終盤で蔵馬も登場するが、お察しください。 |
バレンタインガチャと称してメイド服でツンデレな表情の螢子が実装。さらに螢子と同時実装が、誰が予想できたか、一時的に若返った幻海の大正浪漫な和風メイド姿だった。なおイベント内ではメイド螢子は桑原の妄想、和風メイド幻海は城戸&柳沢の妄想として登場した。男子の憧れだから仕方ないね。 | |
2020年6月 | 期間限定での提供だったジューンブライドキャラが恒常化&ウェディング螢子の潜在解放(既存キャラの性能強化システム)が決定。史上最強の嫁爆誕である。 |
限定イベント『夢の正体を追え!』開催。妖怪の仕業により主要キャラが揃いも揃って結婚式の夢を見ていたというストーリー。イベントアイコンだった花嫁ぼたんを始め、ギャグを除く結婚描写は夢向けであり単体萌え勢にも優しい内容となっている中、ぼたんが見た夢は「幽助と螢子ちゃんが結婚する夢」だったそうな。さらに夢の中の幽助はキザなことを言ったらしい。さすがは公式カップリングである。 | |
2020年9月 | サービス開始から2年が経過。2周年新キャラはメインの幽助桑原コンビと蔵馬飛影コンビ、そしてサポートにヘソ出しチアガール姿の螢子ぼたんコンビが実装(+螢子の髪型はサイドアップ)。幽白版権では唯一に近い、非常にシコリティの高いものとなった。ソシャゲ万歳!そして案の定、メインの幽助(&桑原)とサポートの螢子(&ぼたん)で組み合わせられるような性能であった。 |
2021年3月 | サービス開始から2年半が経過。2.5周年の新キャラとして幽助&螢子がサポートキャラとして実装、公式からの特大供給である。螢子に寄りかかって寝ている幽助が新たに描き下ろされた。なお、おっぱいを枕にする表現はアップルの規制に引っかかるようで該当するシーンはストーリーモードで全カット、新規イラストも幽助の頭が寄りかかる場所が胸から肩に変更されている。 |
2022年1月 | 年末年始という大きな節目の新キャラは、最終回仕様のメイン幽助+サポ螢子(もちろん同属性の同タイプ)、2人揃っての実装であった。 |
2022年9月 | サービス開始から4年が経過。公式Twitterアカウントにて4周年カウントダウン記念のアイコン配布が行われた際メインキャラの幽白メイン4人と共に、しれっと螢子の新規イラストが先行公開された。なお今回はメイン幽助とサポ螢子は別ガチャでの実装となってしまった(幽助は桑原と、螢子は蔵馬との抱き合わせ)が、タイプと属性は相変わらず一致しているので別々にガチャを回させたい運営の作戦だろう。 |
2022年12月 | 11月末、幽螢がメインキャラクターとして新たに実装された。シルエット公開時、誰もがメイン幽助だと信じて疑わなかったが、ふたを開ければ「螢子&幽助」、つまりは約3年半ぶりの新しいメイン螢子であった。しかもご丁寧にアニメでは最終回しか出番が無かった高校生Ver.の螢子がSD化されている。おそらく螢子が一番戦いから遠い存在である+非戦闘系の女性キャラはサポート系だという方程式を払拭しようとした結果、幽助とタッグにすることで一般人の螢子をアタッカーとしての運用を可能にしたと考えられる。 |
必殺技は幽助と一緒に打つラブラブ霊丸、もとい「本気霊丸」。もう一つはお約束でもある「本気ビンタ」だが、螢子を纏ったオーラが手の形となり複数体をビンタするという何ともシュールな絵面。また会心状態の通常攻撃では、螢子に対してスケベ心丸出しな表情の幽助を見ることができる。戦闘中に何やってんだコイツ。 | |
サ終 | 実は上記の「螢子&幽助」と「朱雀(+ムルグ)」の2体が最後の新キャラ追加であった。14日にガチャ終了、21日にサービス終了のお知らせが発表された。 |
終了の事実は悲しいが、実は最後のガチャタイトルがフォーエバーガチャであり、螢子&幽助はアニメ最終回にて公衆の面前でキスした2人の「その先」を想像させるようなものであり、そんな公式カップルな2人と並んでも違和感がないようムルグ付の朱雀を同時実装、と最終回に相応しいキャラ選出であった(ただし朱雀の方は幽螢と違い、ムルグは置物に近い存在に留まっている)。 |
※月末に実装された場合、上記の表では翌月として扱っている。
本編以外での原作者による幽螢
幽白で売れる前はラブコメ作家として活動していた冨樫義博は、自身の初単行本にて「"基本的に男より女の方が強い"という思いから、男が女の尻に敷かれている展開になる」という趣旨を話しており、典型的な不良の幽助と典型的なヒロインの螢子というキャラが出来上がった。
しかし連載を続けていくうちに作者の漫画力がみるみる上達したことで、幽助は不良という名目で好き勝手に動かせる一方、ガチガチのお約束で固められた螢子の扱いに苦戦することになる。
この経験から連載終了後に出した自身の同人誌で「キャラクターとして面白味がない」という理由で螢子を嫌いだと話してしまう。
そして以上の事柄が「作者は螢子が嫌い」という一文で広まってしまい、螢子アンチの格好の餌となってしまっている。
しかし考えてみて欲しい。本当に螢子というキャラクターが嫌いならば最終回でわざわざ彼女を女神と称するような展開を描くだろうか?
その答えは文庫版で出ていると言っても過言ではない。
2010年11月から1年かけて全12巻の文庫版が発売され、最終巻に年季の入った女性ファンからのお便りを交えての「感謝の気持ちを込めての」原作者による描き下ろし漫画が掲載されたのだが…
↑の枠内が描き下ろし漫画の全貌である。わけがわからないよ。なおセリフはすべて読者への感謝のコメントで構成されているため、非常にシリアスな笑いとなっている。
螢子が殺されている描写は一見「作者は螢子が嫌い」という文面を裏付けているように見えるが、実は真逆である。
殺された螢子の姿を見た幽助は一瞬よろめき、本編では決して見せなかった史上最大にブチギレた形相をしながら螢子を殺した犯人に襲いかかった。それほど幽助は螢子のことを本気で愛していることが分かる。
そしてこの描写を、あの休載で有名な冨樫義博がわざわざ描き下ろしている事実こそ公式カップリングの真骨頂ではないだろうか。さらに言えば全4ページの内2ページが公式カプ要素である。
ぶっちゃけた話、蔵馬と飛影をメインにしておけばファンサービスとして安牌なはずである。なのにそうしなかったどころか螢子を登場させるあたり、如何に原作者の公式カプに対する思いが強いのかが分かる。
さらに文庫版第1巻には幽助&螢子の描き下ろしイラストが掲載されている。
幽螢は原作者をはじめ、公式媒体に愛され続けている最高の公式カップリングである。
本当に・・・ありがとう・・・それしか言う言葉がみつからない・・・
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- てんで性悪キューピッド…冨樫の初連載のラブコメ作品。当時は美少女作家ゆえにサービスシーンこそあれど、基本的には主人公とヒロインのカップルを周りが茶化す…といった、幽白の基盤および作者の純愛好きが見え隠れしていた。本作打ち切り後はラブコメと縁を切るが、純愛好きの彼が昨今の流行りであるハーレムものを描けるとは思えないので正しい道だったと言える。
- レベルE…今作から冨樫の作品にヒロインと呼べる女性キャラは登場しなくなった(強いて言うなら雪隆と仲良くしている美歩だろうか)。ちなみにバカ王子とルナ王女は冨樫の連載漫画の中では、メインキャラ勢で結婚出産までいった唯一の公式カプである。
- HUNTER×HUNTER…ジンミトは従兄弟同士の非公式カプではあるが非常に幽螢と立ち位置が似ている。しかし作中で描写されている限りは正反対である(両方共、故郷から出て行ったが、幽助は螢子との生活を望んで故郷へと帰ったとジンは故郷に未練なんて無いので出奔した場所で結婚して子供が出来た)。でも、ゴンにとっての両親は紛れもなくジンとミトである。