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紀勢本線の編集履歴

2020-03-25 04:48:59 バージョン

紀勢本線

きせいほんせん

JRが運行する鉄道路線。新宮駅を境に和歌山県の電化区間をJR西日本・三重県の非電化区間をJR東海が管轄している。

路線データ

路線延長384.2km
軌間1067mm
駅数96駅
複線区間紀伊田辺駅~和歌山駅
電化区間新宮駅~和歌山駅~和歌山市駅(直流1500V)
路線名紀勢本線
愛称きのくに線(新宮駅以西)
起終点亀山駅和歌山市駅
鉄道事業者JR東海/JR西日本
ラインカラー水色(新宮駅以西)
路線記号W(新宮駅以西)
閉塞方式
  • 亀山駅~新宮駅間:自動閉塞式(特殊)
  • 新宮駅~和歌山駅間:自動閉塞式
  • 和歌山駅~和歌山市駅間:自動閉塞式(特殊)
保安装置
  • ATS-PT(亀山駅~新宮駅間)
  • ATS-SW(新宮駅~和歌山駅~和歌山市駅間)
運転指令所
  • 東海総合指令所(亀山駅~新宮駅間)
  • 和歌山指令所(新宮駅~和歌山駅~和歌山市駅間)
最高速度
  • 亀山駅~津駅間:95km/h
  • 津駅~多気駅間:100km/h
  • 多気駅~新宮駅間:85km/h
  • 新宮駅~白浜駅間:110km/h(283系、287系および289系)、85km/h(その他)
  • 白浜駅~和歌山駅間:130km/h(283系)、110km/h(287系および289系)、95km/h(その他)
  • 和歌山駅~和歌山市駅間:95km/h
開業年月日1891年8月21日

概要

亀山駅(三重県亀山市)から和歌山市駅(和歌山県和歌山市)までを紀伊半島太平洋岸に沿って結ぶ総延長384.2kmの路線である。途中の新宮駅(和歌山県新宮市)を境として管轄会社はJR東海(T)とJR西日本(W)に分かれており、JR東海管轄区間は非電化、JR西日本管轄区間は直流電化となっている。このうち、新宮駅から和歌山駅の区間は「きのくに線」の愛称があり、ラインカラーに水色、路線記号に「W」が割り振られている。


JR西日本管轄区間のうち、分界点~和歌山市駅間1.0kmは南海電気鉄道が保有しており、和歌山市駅構内で南海線と線路が繋がっている。(第3種事業者ではなく、南海がJR西日本に土地を貸与している)。この区間を含む和歌山駅~和歌山駅市間は227系1000番台によるワンマン運転ピストン輸送を行っているが、和歌山電鐵の電車が和歌山市駅へ乗り入れて、南海電気鉄道加太線加太方面への直通運転を行うという構想がある。また、南海電鉄への新造車両の搬入は上記の場所から行われている。不定期運行ではあるが、この区間を走行する南海への新車甲種輸送列車が紀勢本線における最後に残った貨物列車となっている。

過去には南海電鉄が国鉄直通用の客車や気動車を保有し、この区間を利用して南海線から和歌山駅で国鉄の優等列車に併結する形で白浜へ直通する準急を運行していたこともある。



ICカードICOCAエリアが設定されている、JR西日本管轄区間のみ利用可能。

和歌山市駅から紀伊田辺駅間の各駅及び、紀伊田辺駅から新宮駅間のくろしお停車駅で利用ができる。


駅一覧

レ:通過、●:停車、▲:一部列車が停車

JR東海管轄区間

駅名特急南紀快速みえ乗り換え路線備考
亀山JR関西本線関西本線は当駅より名古屋方面がJR東海、加茂方面がJR西日本の管轄
下庄
一身田
近鉄名古屋線伊勢鉄道伊勢線特急・快速は伊勢鉄道乗り入れ
阿漕
高茶屋
六軒
松阪JR名松線近鉄山田線
徳和
多気JR参宮線快速みえは参宮線方面へ乗り入れ
相可
佐奈
栃原
川添
三瀬谷
滝原
阿曽
伊勢柏崎
大内山
梅ケ谷
紀伊長島
三野瀬
船津
相賀
尾鷲
大曽根浦
九鬼
三木里
賀田
二木島
新鹿
波田須
大泊
熊野市
有井
神志山
紀伊市木
阿田和
紀伊井田
鵜殿
新宮

JR西日本管轄区間(きのくに線)

駅名特急くろしお特急南紀快速(きのくに線)乗り換え路線備考
新宮
三輪崎
紀伊佐野
宇久井
那智
紀伊天満
紀伊勝浦
湯川
太地
下里
紀伊浦神
紀伊田原
古座
紀伊姫
串本
紀伊有田
田並
田子
和深
江住
見老津
(双子山)(信号場)
周参見
紀伊日置
椿
紀伊富田
白浜
朝来
紀伊新庄
紀伊田辺
芳養
南部
岩代
切目
印南
稲原
和佐
道成寺
御坊紀州鉄道
紀伊内原
紀伊由良
広川ビーチ
湯浅
藤並
紀伊宮原
箕島
初島
下津
加茂郷
冷水浦
海南
黒江
紀三井寺
宮前
和歌山JR阪和線・JR和歌山線和歌山電鐵貴志川線

JR西日本管轄区間(和歌山~和歌山市)

駅名乗り換え路線備考
和歌山上記参照
紀和
(分界点)
和歌山市南海電気鉄道南海線・和歌山港線南海加太線方面の列車とも乗り換え

備考

  • 冒頭のイラストにあるように紀勢本線といえば近年まで使用された381系の「くろしお」というイメージが強いが、国鉄末期頃に一部列車に485系が使用された事がある。
  • JR化初期の1987年(昭和62年)京都-白浜間を奈良線~関西本線~阪和貨物線~阪和線~紀勢本線というユニークな経路で結んだ臨時特急「ふれ愛紀州路号」が運行された。(なお現在では阪和貨物線の廃止によりこの経路での運行は不可能)1989年(平成元年)に天王寺駅構内の短絡線使用開始にともない「くろしお」が新大阪・京都方面に乗り入れるようになり、現在も1往復が京都まで運行されている。
  • 2013年(平成25年)3月まで新宮の手前の鵜殿駅から名古屋方面へ向かう製紙工場の製品を輸送する長距離貨物列車が運行されていた。
  • 近年、三重県内のJR東海区間内において野生のシカとの接触事故が増加傾向にあり、運行上の問題となっている。
  • JR東海の特急「南紀」は2022年以降に使用車両をキハ85系 からHC85系へ置き換える事が発表されており、現在は先行的に落成された車両が線内で試運転を行っている(2020年3月現在)

関連タグ

JRの路線

(T)JR東海 関西本線 名松線 参宮線

(W)JR西日本 阪和線 和歌山線

関連鉄道車両・列車名

(T)キハ11 キハ25 キハ75系 キハ85系 南紀(ワイドビュー南紀)

(W)105系 113系 117系 223系 225系 227系 283系 287系 289系 くろしお(オーシャンアロー含む)

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