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テアティーヌの編集履歴

2021-12-11 23:05:00 バージョン

テアティーヌ

てあてぃーぬ

『ヒーリングっど♥プリキュア』の登場キャラクター(画像右)。 ラテの母にてヒーリングアニマルの始祖であり女王である。

CV:戸田恵子

説明

ヒーリングガーデンの女王で、ラテの母親。

ドレスのような衣装をまとった(犬種はアフガンハウンドがモチーフである)の姿をしている。


ヒーリングアニマル見習いのラビリン達に、人間のパートナーたるプリキュアの捜索をラテと共に託して人間界に送り出した。そしてラビリン達が旅立った後、人間の女性の彫像に彼女達を見守る様に語り掛けていた。


一番最初に誕生したヒーリングアニマルであり、ヒーリングアニマルの始祖と言える存在。後述の過去から、人間より遥かに永い時(数千年、あるいは数万年単位)を生きているであろうと窺える。


はるかな昔(日本に文明が伝わった頃と思われる)、テアティーヌも人間界へと赴き、そこで現在のすこやか市に当たる村で一人の少女とパートナー契約を結んだ。その少女はプリキュアとして「地球を癒した」とされる。そしてこの彫像はその先代プリキュアの似姿を象ったものらしい。

因みにその先代のプリキュアのパートナーになった当初は、娘のラテと同じくまだ言葉も話せない仔犬の姿であり、同時に彼女もまた後にすこやか市となる土地の生まれであった。


名前の由来は恐らく「手当て」+「犬」。


第5話のキングビョーゲンの言葉によると、第1話直前にビョーゲンズの軍勢がヒーリングガーデンに攻め込んだ際、テアティーヌとキングビョーゲンが死闘を繰り広げ相打ちになったらしい。キングビョーゲンを撤退させた代償に、テアティーヌは力の多くを失ってしまった。テアティーヌとキングビョーゲンのどちらが先に力を取り戻すかで、今後の戦いの趨勢が決まる場面となっている。


その後はプリキュアの活躍もあり徐々に住人共々回復し、終盤に当たる第43話にて、初めてのどか達の前に降臨を果たす。こちら側の準備が不十分ながらもその力は絶大で、同じく同行した他のヒーリングアニマル達と共に、ネオキングビョーゲンを抑え込み時間稼ぎの為に、すこやか市に結界を張り閉じ込めるのに成功する。


人間に対する思い

上記のように人間をパートナーにしていた為か、若干人間寄りな考えを持っているのも事実であり、ヒーリングアニマルでも人間を危険視するサルローには「甘い」と評されている。

実際、最終回でのどか達をヒーリングガーデンに招いた時には、一緒に野生のナノビョーゲンを持ち込んでしまう事態に陥ってしまった(最もこれは一度大被害を受けておきながら外部からの持ち込み物をちゃんとチェックしていないガーデン側にも問題があると取れなくもないが)。

しかし、サルローに対し「いざという時がくれば人間を浄化する覚悟がある」と答えており、人間が地球を蝕む存在になりえる危機感は持っているようである。ただ「人間には未来を変える力もある」とも信じており、突如現れた新しいプリキュアに希望を感じ取っていた。

これは人間と深く関り、人の善悪共に精通しているテアティーヌだからこその考えと評価できるだろう。


問題点

但し、本当に「人間を浄化」する場合、様々な問題がある


そもそも論

  • そもそも「人間を浄化」とはどうするつもりなのか?。

プリキュアシリーズ」に置いて「浄化」とは「命を奪うことでは無い」とされている(それが違うのであれば、民族浄化と同じ言葉のおためごかしに過ぎない)。ビョーゲンズをナノビョーゲンにまで退化させるように人間をサルにまで退化させるか、あるいは仮死状態にして間引きを行うつもりだろうか?(プリキュア墓場の再来?。それともクライアス社の目指した人間の時間が止まった世界?)

  • ヒーリングガーデンに住む妖精達は基本「陸や空に住む生き物の妖精達」である(ペンギンは海中でも活動するが)。海の妖精達とも話し合わなければ、勝手に人間を浄化したりはできないはずだ(作中出ていないだけで、「海に住む生き物のヒーリングアニマル」も存在すると思われるが)。
  • ラビリン達にプリキュアの契約をさせ、のどか達に苦しい戦いを強いておいて「いざとなれば人類を浄化する」のは、下手をすればコイツ以下の悪徳営業になり兼ねない(悪名高いコイツ家畜としての人類の繁栄自体は望んでいる)。

妖精とプリキュア含む人間との関係

  • 深刻な問題として「本当に人間も対象にすれば、『人間のプリキュアの存在も消す』事態になり兼ねず、新たにビョーゲンズ以上の脅威が現れれば、為す術を失う可能性」がある。
  • また今作では理論上ヒーリングアニマル1匹に付き1人プリキュアを覚醒可能であり、変身アイテム数の制限も無い為、根本的に「人間と手を切る」のは愚策ではないだろうか……。しかしこの点については、風鈴アスミのような精霊を大量生産すれば解決である(どこぞの神は『アスミのような何の教育も受けていないプリキュアの量産』にダメ出しするかもしれないが……)。
  • 過去シリーズには妖精の力に頼らず、科学の力でプリキュアの力を再現・変身しようとした猛者もいる為、そのような人物が滅びに抗う人類として立ちはだかれば、激しい抵抗に遭うかもしれない。
  • ヒーリングアニマル達妖精族が人類と敵対する可能性があるだけでも、前作の彼のような人間社会の権力者に知られれば、ラビリン達地上に訪れるヒーリングアニマル達には重大な危機になる。
  • 地球環境が悪化しても、ラビリン達が人間達の自浄作用を信じ対立を拒んだ場合、他のヒーリングアニマル内でラビリン達に同調する派閥、ラビリン達に同調せず「人間の浄化」を目指す派閥に別れ、ヒーリングアニマル同士の対立が起こる可能性も否定出来ない。そうなれば『地球が死の星になる』最悪の事態も有り得る。
  • 人間を浄化し人間の文明を無に帰せば、王女ラテの愛する『燃えよ、ビーバレ!』も観られなくなり、風鈴アスミの愛するすこやかまんじゅうも食べられなくなる。……この辺りは完全に私情であるが、地球から人間を浄化するのは、当然地球の人間文明の恩恵は受けられなくなる事実を意味し、歴代のプリキュア妖精達からも猛反発を受ける可能性が高い。

「人間を浄化」すると地球の生命はどうなるのか

  • 地球から人間がいなくなり、人間の文明が無に帰れば自然破壊は収まるだろうが、それまで人間に飼われていた生物は新たな環境に適応できなければ、自力で餌が捕れず飢えて死ぬ。また、人間が飼育をする前提で品種改良されてしまった生物はその性質を変えない限り、人間が居なくては生きていけないのだ。ヒーリングアニマルが飼育する、あるいは自然淘汰と割り切るのであろうか?。
  • しかし、ある程度残された家畜やペット等の生物に手を貸してあげなければ、彼等が無計画に繁殖現実の「多頭飼育崩壊」に近い悲劇が起こる可能性もある上、人間が残した種が大量発生生態系の破壊が終わらない可能性もある。
  • 人間は自然に手を加えて他の命を守っている面もある。例として、ビーバーは巣=ダムを作るが、これを放置しておくと最悪ダムが決壊し大水害に見舞われる事態となる為、そうならないよう人間がダムを監視し適切に損壊させている。よって人間が居ないが故に発生する自然破壊さえもある(これはビーバーが悪い訳ではなく、潰れたビーバーのダムは肥えた土壌と化し新たな森の礎となる。その際に洪水の被害が起きないよう、人間が適度に手を加えると良いだけである……が、実際にビーバーが無計画にダムを造り、その決壊で害を被る動物が居るのも事実である)。
  • 自然界にも、人間の手が入っている土地を好んで育つ昆虫植物キノコも存在する(例として松茸がある。人間の手が入っていない栄養過多な腐葉土では育たない。競争相手の少ない荒れた土地を好む変わり者である)。
  • 自然界でや樹木の摩擦熱等により森林火災が起こった時、ヘリコプター消防車、樹木の伐採により消火活動が出来るのは人間だけである(尤も、人間の火の不始末や環境破壊による火災や、人間の手に負えない災害級の火災もあるのだが……)。
  • 人間によって『絶滅の危機に瀕する生物』が生まれているのは事実であるが、該当する生物を発見し保護・繁殖の補助に加え、外来種を発見・排除して環境を復調させる等によって、『種の存続』を可能にしているのもまた人間である。
  • 自然界の動物が自然治癒出来ない傷病を負った場合、残念ながら死を待つしかないが、人間が発達させた医療技術によって保護した後の延命が可能になる(尤も、傷病の程度によっては延命せず、安楽死の選択を取らざるを得ない。また、「人間の都合・好み」で「保護するor保護しない」生物を決めるのは問題だとする考えもある……が、仮に人間の浄化を本当に執行しようものならば、それこそヒーリングアニマルも「自分達の都合で生命の取捨選択をしている」も同等の業を犯している事態になる)。





「いざという時」が来たら、これらの諸問題を解決する手段がテアティーヌにあるのか……?。


テアティーヌとて、かつて深い絆を築いたパートナーを思えば人間を浄化する事態は避けたいはずである。そもそも前述の覚悟を示したかのような発言も必ずしも本当に覚悟しているが故とは言い切れず、サルローを諫めるためかつ優柔不断さが残る自身への自戒として「"責任ある立場の者"として貴方の意見も受け入れます」という台詞を遠回しに言い換えたものととれなくもない。

しかし王としての判断力の甘さから破滅を招いたの実例を考えれば、テアティーヌはどのような形であれ最終的には決断を選ぶことになりそうだ。


疑問点

テアティーヌは地球の意思によって生まれた、ヒーリングアニマルの始祖である。では何故ヒーリングアニマルの始祖が「」なのか?。

人類史から見れば「犬」は長きに渡り共に生きてきた種であるが、地球史、生物史、動物史を併せて見れば哺乳類オオカミを原種とする「犬」は、新参も新参の種である。

一応これは人類史における文明の曙の頃、地球にキングビョーゲンの驚異が生まれ、それに対抗する為にテアティーヌ、そして彼女に続くヒーリングアニマル達が生まれた、と考えれば説明はつく。

では、それ以前の長い地球の歴史上、果たしてビョーゲンズの驚異はなかったのであろうか……?。


尚、犬は『人間との共生に突出して進化した動物』ともされている。

この言葉が真実だと過程した場合「地球のお手当て」とは本来、ヒーリングアニマルと人間が共に行うものではないか推測出来る。


演者について

演じる戸田恵子女史は、言わずと知れた「アンパンマン」や数々の吹き替えで知られる大御所声優で、本作がプリキュアシリーズ初出演。

本作のオファーが来た時は「きっと意地悪なお婆さん役に違いない」と思っていたとのことだが、テアティーヌ役だと知って「みんなを包み込める役になるよう頑張ります!」とコメントした。


因みに戸田女史と言えば近年は、本作の11年前「フレッシュプリキュア!」にゲスト出演を果たしたオードリー若林正恭氏とは三菱電機のCMで共演をしており、2次元だけではなく3次元の方でも活躍する女優でもある。むしろ女優業を主軸になりつつあった中で、テアティーヌ役はアンパンマン以外では久々のレギュラーであった。


関連タグ

ヒーリングっど♥プリキュア

ラテ(プリキュア)

ヒーリングアニマル ヒーリングガーデン


テアラテ:ラテとの母娘カップリングタグ。


???:かつてのパートナー。


プリキュアシリーズ

人魚の女王:次回作『トロピカル〜ジュ!プリキュア』に出てくるプリキュアたちに力を与えた人魚族の長。彼女もまた、無条件に人間に友好的な訳ではない存在であり、第37話ではグランオーシャンの人魚族には「秘められた掟」の存在が発覚した。


他作品

アンパンマン:役者繋がりかつ、病原の象徴と対立した繋がり。

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