ゲームシステムとしての「カルマ値」
一部のゲームに採用されている主人公の善悪を評価する隠しパラメーター。
カルマ(Karma)やカルマシステムなど様々な呼び名がある。
「サモンナイトシリーズ」
ゲーム内で悪いと定められた行動をとると数値が上がり一定の数値以上になると、
・条件を満たしてもキャラを仲間にできない、キャラによっては死亡する
・番外編などのイベントが発生しない
・バッドエンドを迎える
などゲームの進行に大きく影響する。
ゲーム内ではカルマ値がどれくらいたまっているかは確認できない。
なお、カルマ値と称するのは、サモンナイト2以降のシリーズであり、サモンナイト1では魔王値と称する。
カルマ値は、会話中に主人公らしくない選択や仲間を傷つけるような選択をする、バトル中で味方を戦闘不能にする、抜剣覚醒する(3のみ)、災厄術師をセットして戦闘する(5のみ)ことで増加する。
サモンナイト6では撤廃されたが、特定のキャラと最後まで夜会話を行うとカルマエンドとなる初見殺しがある。後に無料アプデで選択肢が追加され、ハッピーエンドへ進めるようになった。
カルマエンド・カルマルート
カルマ値がたまっていると、たとえ他のキャラといい雰囲気になったとしても、強制的にバットエンドになる。
5では最終戦で災厄術師をセットしてても強制的にカルマルート行きになる。
6は前述のように特定のキャラと最後まで夜会話を行うとカルマエンドに行く。
サモンナイト4のみカルマエンド・ルートは存在しない。
以下ネタバレ注意
ここでは端的に書く為、さらに詳しく知りたい人はピクシブ百科事典のバッドエンドの記事なども参照。
主人公の肉体を媒体に魔王召喚される。
用が済んだら主人公の体は返すと言われたため仲間達は魔王に協力するが、全ての力を取り戻した魔王はどこかに飛び去ってしまう。
現代日本で目覚めた主人公は今までのリィンバウムでの出来事を変な夢だと思い、いつも通りの日常を送る主人公の影は魔王の形をしていた。
ただし通常EDでは死ぬキャラも生存するため、こっちをハッピーエンドとするファンもいる。
ピクシブ百科事典ではメリーバッドエンドと扱われている。
先祖の犯した罪に悩んでた時、人間に変化したラスボスに騙された主人公達は霊界に飛ばされる。
このラスボスの故郷では無制限に力が使える為ラスボスは事実上無敵。
聖女と先輩召喚師は天使の力と召喚術を組み合わせれば半永久的に戦えるからと主人公だけ元の世界に送り返す。
そして主人公は今も戦い続けている2人を助ける方法を探し、あとのない旅をしている。
それでも仲間を守る為戦い、限界を越えてしまう。
敵を全員惨殺した主人公はこれ以上傍にいると仲間まで殺してしまうと1人何処かへ去る。
数年後、成長した主人公の生徒は今もどこかで苦しんでいる先生を助ける為、探し続けている。
ラスボスを浄化しきれず完全に倒すことができないため、主人公は自分ごと一緒に封印する道を選ぶ。その後、仲間たちは二人が封印された結晶を浄化作用がある場所へ移し、いつになるか想像もつかない主人公の目覚めを待ち続ける。
特殊な環境で育った仲間の1人が仲間というものを理解しようとするが、結局それは叶わず主人公達を皆殺しにしてしまう。
……ちなみに6は主人公らとラスボス以外の登場人物を歴代シリーズの人気キャラクターが占めているお祭りゲーである。
「fallout」のKarma(カルマ)
ゲーム内におけるプレイヤーのあらゆる行動が基準となって判定される。
カルマの数値はゲーム内で確認することはできない。
善悪のタイプと、レベルに伴って与えられる呼称がある。
現在主人公が「どのような人間」であるかを示す、現代的な価値基準で計測される善悪値のステータス。善行で上がり悪行で下がる。
このステータスの高低によって人々の対応・態度や会話の選択肢、連れ歩ける人物や友好的な組織などが変わる。
NPCにもそれぞれ設定されている。正当防衛でない限り、基本的に殺人はカルマを下げる行為となるが、例外としてカルマが『悪』以下の人物を殺害しても自分のカルマは低下せず、『凶悪』の人物なら場合は理由を問わず善行と見なされ、カルマが上昇する。
「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」
ゲーム中に登場するNPCなどに対し、人道に外れたような行動を行うと増加する罪の値、主人公のみに設定されている。また、一部の雑魚敵は倒すとカルマが増える。
数値が確認でき、魔女嘆願でカルマを下げることが可能。
多すぎると、クリティカルを被弾する確率が少し上昇、神聖圏でダメージを受けるようになる(1歩歩く毎にカルマ値分のダメージを受ける)などのデメリットを受ける。
カルマ値の増加は上記にあるようなデメリットばかりではなく、多少なりともメリットが存在する。
ライトノベル『オーバーロード』に登場する用語
ここでは、キャラクターの性質を表す数値を意味する。
この数値次第で『極善』『善』『中立』『悪』『凶悪』『邪悪』『極悪』のいずれかの属性に決まるが、中には『中立~悪』、『邪悪~極悪』といった様に示されているキャラクターもいる。
そうして決められた属性は、キャラクターの性格や行動指針に深く影響する。
簡単に言うと、プラス側の者は温厚で性格が良い場合が多く、マイナス側の者は残忍で性格が悪い場合が多い(何故かカルマ値が作用していないアインズは例外)。
ユグドラシルではこのカルマ値が、一部のスキル効果や使用条件、装備品の装備条件に関係していた。
なおカルマ値を増減させる事は可能な様で、外伝『亡国の吸血姫(ヴァンパイアプリンセス)』ではモモンガこと悟が、「カルマ値をプラスにするにはマイナスの相手(盗賊といった犯罪者など)を殺害すると効率が良い」と言っている。