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大地の拳魔マクの編集履歴

2022-04-10 20:57:48 バージョン

大地の拳魔マク

だいちのけんままく

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場する怪人。

「ワシこそが拳魔一の拳魔! 怒りで力を司る! 大地の拳魔、臨獣ベアー拳のマク!!」

CV:柴田秀勝 スーツアクター:渡辺淳岡元次郎


データ

身長:217cm(邪身豪天変時・60.7m)

体重:104kg(邪身豪天変時・29.2t)

好きな場所:大地

好きな食べ物:果実、小動物、シャケなど

好きな言葉:「怒りは味方と思え」


概要

三拳魔最後の1人。

大地の拳魔と呼ばれる臨獣ベアー拳の使い手であり、臨獣拳の創始者並びに臨獣殿の先代当主

そしてカタラゲクのリーダー格でもある。

執金剛神を思わせる姿を持ち、胸部と肩にある熊の顔が特徴。


自身の拳法である臨獣ベアー拳はを手本とし、ド迫力のパワーと大きな爪で相手を乱暴に破壊する獣拳であり、さらに「過激気」と対極の「怒臨気(どりんき)」と呼ばれる強大な気を扱う事もできる。

なおベアー拳は熊のように春から山中に篭って外界との接触を断ち、様々な鍛練を重ねる。そして冬を越し、下山する頃には相手を圧倒する巨大な体躯と完璧な筋肉を入手するとされる。ベアー拳の使い手はパワーファイターになるようだ。

 

ともあれ自然界における頂点のひとつに立つ熊を手本とするだけにその実力は驚異的。

極めつけの秘伝リンギ「臨怒雲」も逃げる獲物を追う熊の習性に見立てて怒臨気で作った雲に乗り、高速で移動して相手を追い詰める技である。


カタとラゲクがそれぞれ「憎しみ」や「嫉妬」を力の源泉とするなら、こちらは上記の台詞の通り「怒り」が力を司ると考えており、弱さに怒り、弱者に怒り、とにかく怒りをもって自身の強さを引き出す事で、その頂点に君臨し続けている。

他の臨獣拳士達には様々な癖がついているが、マクは最強である事に執着する事自体が癖らしく、それ以外の癖らしい癖が存在しない。

また、怒りを力の原動力としているだけに極めて気性が荒く、性格も傲岸不遜でプライドが高い。


使用リンギ

  • 怒臨気雄峰突(どりんきおほうつく)

怒臨気を両手の鋭い爪に集中させ、炸裂させる。


  • 神着火(かむちゃっか)

怒臨気を胸部にある熊の顔面に集中し、凄まじい火炎弾を作り出して相手にぶつける。


  • 臨怒雲(りんどうん)

怒臨気を雲にして高速移動する秘伝リンギ。

その速度は凄まじく、これはロンですら予想だにしていなかったようで、「何というマクの怒臨気か」と驚愕したほど。


三拳魔秘伝リンギ。三拳魔の力を結集して放つ、いわゆる合体技。

対象を生きたまま丸い岩の形に封印し、命を搾り取り続けて苦しめる拷問技兼封印術。

七拳聖をも封じ込め苦しめた凶悪なリンギだが、その正体は不老不死の幻獣・無間龍ロンへの対抗策。実際ロンすら封印する事に成功する等、凄まじい威力のリンギである。


堕ちた最強の獣拳使い

先述の通り、マクは元々臨獣殿の当主にして、熊を手本とする臨獣ベアー拳を極め、怒りを司る三拳魔のリーダー格である。

便宜上三拳魔と称されてはいるものの、カタもラゲクもマクを「様」付けで呼んで敬語を使っており、実質2人よりも一段上の存在なのだが、同時に復活を躊躇う程の恐怖の存在でもあった。


かつてはマク達三拳魔も、マスター・シャーフー七拳聖と共に獣拳の開祖であるブルーサ・イーに師事した弟子である。

ブルーサの一番弟子であったマクは、師からも後継者と目を掛けられる程才気に溢れており、シャーフーもまたマクに負けず劣らぬ才覚の持ち主だった。ブルーサの後継者を目指し、互いに競い合っていた2人だったが、そこへ彼等を引き裂く悲劇的な事件が起こる。

ある時、ブルーサがライバルのシャーフーを自身の後継者に選んだのだが、当のシャーフー本人がマクの方が相応しいと進言して辞退、その座を彼に譲ったという話をマクは耳にしてしまう。この事に対して屈辱を感じたマクは後日、嫉妬に駆られたラゲクと憎しみに囚われたカタの2人と共にブルーサを裏切り、獣獣全身変で己の姿を変じた後に師を殺害。シャーフー達と決別し、邪悪な獣拳の流派である臨獣拳アクガタの開祖となり、臨獣殿の創始者となった。

その後、シャーフー達七拳聖の興した激獣拳と「激臨の大乱」と呼ばれる大戦を繰り広げた末、獣獣全身変を使用した七拳聖の前に敗北。カタとラゲクの2人と共に封印された点は一緒だが、彼だけは特に危険視された為、遺骸は肝臓部であるイキギモを抜かれた上で封印される事となる。

この二重の封印により、真毒をただ使用しただけでは生き返らない様にされてしまったのだ。

なお彼のイキギモはシャッキー・チェンが保管していたが、青鮫島が津波に襲われた際に紛失してしまい、紆余曲折を経て『オーシャンズアイ』として発見され、南北アリスが継承していた。


復活、そして……

上記の通り、その気性の荒さ故にカタとラゲクも彼の復活を恐れるあまり、彼の遺骸の在処(臨獣殿の地下)を理央に隠していたが、理央が過激気を身に付けたゲキレンジャーに完敗した際に見せた激しい怒りに反応し、とうとう遺骸の在処を教えるに至った。

その後、2人の反対を押し切ってイキギモを取り戻した理央が、イキギモをマクの遺骸に戻した後に真毒を使った事で、凄まじい怒りと共に遂に復活を果たす。


復活した直後、マクは長い間封印されていた事への怒りから、三日三晩暴れ通した末に理央を怒臨気で圧倒し、再び当主の座に返り咲いた。

そしてヒヒツネキ、その他諸々のリンリンシー達を使って人々から悲鳴や絶望を集めさせるも、いずれもゲキレンジャーの妨害に遭って失敗に終わる。

そうして、遂に自ら獣源郷に他の拳魔達と共に出撃し、迎撃に出た七拳聖を一蹴すると同時に、カタ、ラゲクとの合体技である「慟哭丸」に7人を封印。再び激臨の大乱を起こす。


しかし、かつてブルーサ・イーが作り、ゲキチョッパーが復活させたサイダインの力でゲキレンジャーは獣力を開花させる。

斯くしてより強くなったスーパーゲキレッドの攻撃を皮切りに、続け様に繰り出される他のメンバーからの連続攻撃で、マクは大ダメージを負い追い詰められてしまう。


直後に巨大化し、戦闘に入った3大獣拳巨人を追い詰める。

だが、3体の力が1つとなったサイダイゲキファイヤーと交戦するも、ファイヤー砕大突撃でダメージを負い「このワシが敗けるというのか!? 力を失うというのか!? あり得ん……信じぬ……絶対に―――――!!!」と言い遺し、自身の敗北を認める事無く爆散した。


性格に難があったにしろ、曲がりなりにも弟子に自らの技を伝授していたカタやラゲクとは異なり、最後まで理央やメレに教えを授ける事は無かったが、2人にとっては「乗り越えるべき壁」であり続けた。その甲斐あって、理央もメレも自力で怒臨気を身に付けた。

 

マクの敗北後、ラゲクも用済みとばかりにロンによって始末されてしまう。こうして自らを知る者がいなくなったのを受けてロンは遂に表立って行動を開始。臨獣拳の時代は終わりを告げ、新たに幻獣拳の時代が到来する事となる。


一方、マクは敗れても魂までは滅んでおらず、最終回でイメージの臨獣殿を訪れたゲキレンジャーをカタ、ラゲクと共に迎え入れ、ジャンに自らの動きと技を指導している。


余談

モチーフと名前の由来は言うまでも無くであり、「木彫りの熊」で有名な動物である為か、技には「オホーツク海」や「カムチャッカ半島」等、北海道を元ネタにした物を使っている。


イキギモは劇中ではプレシャスと呼称されていた。


デザインでは、当初マスク状の顔も検討されていたが凶暴さが出ない為、怒りの表情をそのまま見せる形状となった。


スーツアクターを演じる渡辺氏はヒーロー側ではゲキチョッパーも兼任しており、その為ゲキチョッパーを含むゲキレンジャーとの対決の際には岡元氏が代演している。


声を演じた柴田氏は『特捜戦隊デカレンジャー』にてドギー・クルーガーの師匠でありボクデン星人ビスケスの父の声を当てて以来、3年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。過去のシリーズにおいても妖怪大魔王ゼイハブ船長ラセツと言ったラスボスや、幹部怪人の声を幾度も担当した大ベテランである。


関連タグ

獣拳戦隊ゲキレンジャー 臨獣拳アクガタ 臨獣殿 三拳魔

 怒り


マスター・シャーフー:1番のライバル


ドゴルド6年後に登場する幹部怪人で、同じく怒りを司る繋がり。


ストロングベア:同じく熊の拳法の使い手繫がりのライダー怪人


キンタロス同時期のライダーの熊怪人(使うのは相撲)で、こちらのスーツアクターも岡元氏。


グリニデ:『冒険王ビィト』の敵キャラで、凄まじい怒りを原動力に暴れ回る。


オコリザル:常に怒っているポケモン


全ての真相


本編のネタバレとなる為、記事の閲覧には注意





























本来は彼がロンの策略で幻獣王になる筈の相手であり、ブルーサを殺して臨獣殿を打ち立てたのもロンに「本当の後継者はマクになる筈だったが、シャーフーが無理に頼み込んで自分を後継者にして貰った」と吹き込まれた為であった。

だが、マクはロンの思い通りにならず、あまつさえ反抗して来た為に幻獣王の候補から外れ、理央がその代わりに見初められる事になる。

一方、マクもマクで既にロンの目的や正体に関してはかなり深い所まで察知していたらしく、慟哭丸も本来は、いずれ来るべきロンとの決戦の為に編み出した秘伝リンギであった。

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